フランスのレゼジ・ド・タイヤック シルイユ(Les Eyzies-de-Tayac-Sireuil)の博物館で、ネアンデルタール人の復元像を見る来館者ら(2004年7月19日撮影)。(c)AFP/PATRICK BERNARD 【2月13日 AFP】現生人類(ホモサピエンス)と、その最も近い先史時代の種、ネアンデルタール人の進化過程は、どのように異なっていったのか――。その謎の解明に向けた進展の1つとして、各国の科学者らのチームは12日、ネアンデルタール人のゲノムを60%以上を解読したと発表した。 研究チームは、クロアチアで発見されたネアンデルタール人の化石3体から抽出したDNA断片を用いて、30億におよぶDNAの塩基配列を解析。ネアンデルタール人のゲノム全体の60%以上の解読に成功した。 独マックスプランク進化人類学研究所(Max Planck Institute for Evoluti