空はこんなに晴れていても、街なかが、この国が、世界中が澱んだ空気に 罹患している。 何かが、限界に来ているような気がする。 詩の文学賞シーズンや原稿依頼がないときは、毎日一篇の短詩を書くよう にしている。「書けなくても、書く」というのが、若い頃からの、ぼくの 可笑しな信条となっている。なんとか作り上げる。 そして、あと、毎日、何かしらの歌をギターで弾き語る。 ほぼ、一日の終わりに。そう、自粛要請が、はじまってから。 最近は中島みゆきの「世情」という曲。 コロナのニュースばっかり見ていると、つい口ずさんでしまう。 「世情」は『愛してると云ってくれ』(1978年4月発売アルバム)の 中の一曲で、リアルタイムでぼくは、この歌を聴いたとき頭に雷(いかずち) を打たれたような衝撃を受け、涙が止まらなくなった。 歌詞の意味は、難しい。分かるんだけど、確実な答えを見出せないような もどかしさ。 学生運動
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