4月21日のエントリー(過当競争を抜け出るために - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る)で、一橋大学大学院の楠木建氏による、『次元の見えない競争』のことを今度紹介する旨書いたまま、そのままになっていた。あのエントリーから一足飛びに紹介内容を書くのではなく、その前に、若干前振りとなる内容を書いて、自分自身の頭の整理もしておきたかった。その前降りにあたるのは、以下のエントリーである。まだ読んでいない人は、是非ご参照いただきたい。(マーケティングにおける『経験』経済の重要性について - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る) ■『可視化』『見える化』の流行 最近、生産現場の改善活動の一手段として昔からわりとポピュラーな概念である、『可視化』『見える化』が生産現場を超えて、ホワイトカラーの業務改善の領域まで浸透してきているようだ。これは、ローランド・ベルガーの遠藤功氏が出版した「見
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