つらいことがありすぎると脳がフリーズする 人間は、「つらい」と認識したままの状態をいつまでも続けることができません。そのため理不尽な状況に置かれ、つらさを感じると、何とかして適応するために“自動的な反応”を試みるようになります。 つらい状況に置かれたとき、まず取られる解決方法は「状況を変えるために戦う、もしくは逃げ出す」ことです。 しかし状況があまりに困難で、戦うことも逃げ出すこともできないでいると、驚くべきことに脳は、つらい状態を直接なんとかしようとすることを諦め、「フリーズ状態」になって適応しようとします。ちょうど外科手術の激痛を麻酔で感じなくさせるように、つらさを感じないように感覚を鈍くしていくのです。 怒りや悲しみ、つらさなどの感情を慢性的に抑えたり我慢したりしているうちに、しだいに自分の本当の気持ちがつかめなくなってくるのです。この時、「つらい」「悲しい」といった感情は消失してい
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