キリモドキ属[1][2](桐擬き,学名:Jacaranda)は、ノウゼンカズラ科に属する中南米原産の低木または高木からなる属である。ジャカランダ属とも呼ばれる。 ジャカランダ (jacaranda、和名は「紫雲木」[3]) と総称されるが、うち1種キリモドキ Jacaranda mimosifolia の別名でもある[4]。マメ科のブラジリアン・ローズウッドを「ジャカランダ」と呼ぶ人たちがいる。英語ではタルコ (tarco) とも呼ぶ。 高さは2mから30mほど。葉は多くが2回羽状複葉で、見かけはアカシアやネムノキに似る(これはブラジリアン・ローズウッドも同様)。ただし1回羽状複葉または単葉の種もある。花は円錐花序につく。花冠は5裂し色は青または青紫色、一部に白い種類もある。雄蕊のほかに長い仮雄蕊を持つ。果実は偏平で卵形または長円形の蒴果で、多数の種子を含む。原産地では桜のように葉が出る前