日本企業の企業価値の分析をしていると、行き詰まる事が多い。 企業価値の分析は企業単体だけで行うわけではない。 同業他社との比較によるベンチマークを行う。 国内企業だけでは、分析しきれないので、海外の同業他社との比較を行うことが必須である。 と、すると行き詰まるのである。 日本企業は、いわゆる「総合××」が多い。 総合電機だとか総合商社だとか総合化学だとか。 それに対して、海外企業には総合××は少ない。 ほとんどの場合、特定分野に特化している。 総合××企業など、GEくらいのものだ。 日本企業の場合、大昔からいわれているBCGのポートフォリオ理論(ポートフォリオ理論については、今更書く気にもなれないので適当に調べてください)に沿って企業が経営されていることが多い。 総合××であることによって、複数の事業のリスクヘッジを単一企業内で行っているわけだ。 だが、それは既に古い。 株式市場ではコング