ここしばらく仕事が多忙をきわめ、休みも取れない日々が続き、ブログを更新することができなかった。 ただ、この間に、インドの二輪車産業について入交昭廣さんから大変興味深い話を聞くことができたので、そのことについてエントリーしてみたい。 入交さんは、ホンダの副社長だった入交昭一郎さんの兄弟で、自身もホンダで開発技術者としてクルマづくりに専心していたが、現在は東京R&Dというクルマづくりのベンチャー企業の会長を務められていて、根っからのメカ好き、クルマ好きの方である。インドの民族資本BAJAJ AUTOの技術面での顧問をやっておられる関係でインドの二輪車産業については、深く関わってこられた。 急成長する世界の二輪車市場 現在、世界の二輪車販売台数は、約3500万台、市場規模は約3.5兆円だが、年々急成長を遂げているという。実は、二輪車の世界市場の80%が中国、インド、東南アジア、すなわち発展途上国