資生堂ギャラリーは、2024年8月27日(火)から2024年10月20日(日)まで「空想の宙(そら) 『静寂を叩く』 大乗寺十三室|十文字美信」展を開催します。 写真家・十文字美信氏は、古くからの日本の伝統文化に向き合い、そこに底流する普遍的な価値をとらえようと試みてきました。写真を通じて自身の経験や記憶を掘り下げ、独自の思考をめぐらせながら、時を超える「日本の美」を表現し続けています。 本展では、十文字が撮り下ろした大乗寺客殿(兵庫県美方郡香美町)の写真を、その特徴ある客殿空間を再構成した大型インスタレーションにより展開します。大乗寺は円山応挙とその一門が描いたとされる襖絵で知られます。十文字の独自のまなざしが生みだす新たな空間は、かつて応挙らがつくり上げた仏教的世界観を包み込みながらも、驚きに満ちた体験をもたらすことでしょう。 なお、本展に合わせ、世界88の国と地域で展開する「SHIS
ドガの傑作を含む76点が初来日。「印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション」がBunkamura ザ・ミュージアムで開催9000点以上にもおよぶバレル・コレクションの中から、西洋近代絵画に焦点を当てた73点の作品を中心に全80点が集まる展覧会がBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。会期は4月27日〜6月30日。 エドガー・ドガ リハーサル 1874頃 キャンバスに油彩 © CSG CIC Glasgow Museums Collection 産業革命期にイギリス随一の海港都市として栄えた、グラスゴー出身の海運王ウィリアム・バレル(1861〜1958)。バレルは古今東西の様々なジャンルの芸術作品を集めてコレクションを築き、1944年にグラスゴー市に寄贈した。その後、同市には美術館「バレル・コレクション」が設立、一般公開されている。(現在改修工事のため閉館) 本展「印象派への
いつでも変わることができる。霧のアーティスト・中谷芙二子が「霧の抵抗」で伝えたいこと1970年代より純粋な水霧を用いた環境彫刻、インスタレーション、パフォーマンスなどを手がけ、「霧のアーティスト」として世界的に活動してきた中谷芙二子。その日本初となる大規模個展が水戸芸術館現代美術ギャラリーで10月27日に開幕。「抵抗」が大きなキーワードとなる本展をレポートでお届けする。 展示風景より、中谷芙二子《崩壊》(2018) 「霧のアーティスト」として世界的に知られる中谷芙二子は1933年札幌生まれ。アメリカのノースウェスタン大学美術科を卒業後、初期の絵画制作を経て、芸術と技術の協働を推進する実験グループ「E.A.T」に参加。その活動の一環として1970年の大阪万博ペプシ館で、初めての人工霧による「霧の彫刻」を発表してきた。また、1970年代から社会を鋭く見つめるビデオ作品の制作や、海外作家との交流
民藝で生の感動を。深澤直人ディレクション「民藝 MINGEI -Another Kind of Art」が21_21 DESIGN SIGHTで開幕プロダクトデザイナーであり、日本民藝館館長を務める深澤直人のディレクションのもと、同館のコレクションを中心に新旧様々な民藝品約100点をピックアップして紹介する展覧会「民藝 MINGEI -Another Kind of Art」が東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTでスタート。その内容をレポートでお届けする。 展示風景より 民衆の用いる日常品の美に着目した柳宗悦(1889〜1961)によって1925年に名付けられた、無名の職人たちによる民衆的工芸「民藝」。民藝の特徴でもある風土や風習を生かしたものづくりは、世代を超えて受け継がれていくなかで、素材、色、工程、用途、かたちなどの独自性が際立ち、革新的で衝動的な、枠にとらわれない創意
ニコラ・ビュフがGINZA SIXを彩る。全長14メートルの巨大作品が登場GINZA SIXの巨大な吹き抜け空間がクリスマスにあわせて展示替えされた。今回のアートを手がけるのはニコラ・ビュフ。「GINZA SIX CHRISTMAS 2018 “Fantastic Gift” 〜『冬の王国』と『夏の王国』の物語〜」と題し、吹き抜け以外にも全館の様々なエリアでクリスマスの演出が展開されている。 2017年春の開館以来、草間彌生、ダニエル・ビュレンといった国際的なアーティストがその吹き抜け空間を演出してきた東京・銀座のGINZA SIX。その第3弾となる、ニコラ・ビュフの巨大作品が11月12日にお披露目された。 1978年、フランス・パリに生まれたニコラ・ビュフは、現在東京を拠点に活動する現代美術家。日本では、14年に原美術館で個展「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」を開催したほかコム・デ・ギ
ムンク美術館の《叫び》が初来日。100パーセントムンク作品で構成された「ムンク展—共鳴する魂の叫び」、東京都美術館で開幕ノルウェーを代表する画家、エドヴァルド・ムンク。その代表作を一堂に公開する回顧展「ムンク展—共鳴する魂の叫び」が東京都美術館で開幕した。100パーセントムンク作品で構成される本展では、約100点(油彩は60点以上)の作品が一堂に紹介されている。(掲載作品はすべてオスロ市立ムンク美術館蔵 All Photographs ©︎Munchmuseet) 会場風景より《叫び》(1910?)、《絶望》(1894) 《叫び》で広く知られるノルウェーを代表する画家、エドヴァルド・ムンク(1863〜1944)。その人生を回顧する大規模展「ムンク展—鳴する魂の叫び」が、東京都美術館で開幕した。 2013年頃から開催の準備が進められてきたという本展は、オスロ市立ムンク美術館が所蔵するムンク作
アニッシュ・カプーアの 世界初公開作品を別府で体感する。 「in BEPPU」の続報が発表大分県全域で10月6日〜11月25日に開催される国民文化祭及び全国障害者芸術・文化祭「おおいた大茶会」のメインのプロジェクトである「アニッシュ・カプーア in BEPPU」の続報が発表された。今回は世界初公開となるパビリオンをはじめ、日本未公開のカプーアの代表作などが展示される。 アニッシュ・カプーア リヴァイアサン 2011 Leviathan, 2011 Monumenta 2011, Grand Palais, Paris Photo by Dave Morgan © Anish Kapoor, 2018 「in BEPPU」は、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」(2009年から計3回開催、15年に完結)の後継企画として16年始動したプロジェクト。毎年、国際的に活動しているアーティスト
2012年の開館以来、当館では様々なテーマを設け、多彩な切り口から横尾忠則の作品を紹介してきました。しかし今回は、あえて特定のテーマを設けていません。出品作品を選ぶ基準はただひとつ、「まだ当館で展示されたことがない作品」です。 題して「在庫一掃大放出展」。美術館を特売セール会場に見立てたユーモラスな演出は、一見冗談半分にみえるかもしれません。しかし、論理よりも感覚を重視し、聖俗が不可分に渾然一体となった横尾の作品世界とも、実は通じ合っているのです。
facebook Twitter LINE Mail 富士屋ホテルの営繕さん -建築の守り人- 東京:2018.12.06(Thu)~2019.02.23(Sat) 大阪:2018.09.07(Fri)~11.20(Tue) 富士屋ホテルは、明治11年日本初の本格的リゾートホテルとして箱根に開業しました。歴代社長のアイデアと地元の棟梁による和洋混交の独特な建築群で構成され、平成9年には登録有形文化財にも指定されました。この老舗ホテルには、「営繕さん」と親しみをもって呼ばれるスタッフが在任し、建築物の営造や修繕を行っています。富士屋ホテルが今日もなお創業当時の趣を残している理由の一つに、裏方である営繕さんの仕事があるのです。そのホテルが、2018年4月から大規模な改修のため、創業以来初めてとなる2年間の長期休業に入ることになりました。今回この機会を利用して、営繕の仕事の痕跡が残る様々な場面を
2018年は、明治改元から150年にあたり、これを記念して明治期の華やかな皇室文化をテーマに特別展を開催します。 本展は、明治宮廷前史として幕末から政治の舞台となった京都における天皇と皇室の波乱に満ちた時代から始まります。1869(明治2)年、明治天皇が東京へ移居し、天皇を中心とした近代国家の建設が進められますが、欧米と並ぶ文明国家をめざす明治政府は、欧米諸国との融和を図るため鹿鳴館や明治宮殿で外国使臣をもてなすなど欧化政策をとります。一方で江戸時代から続く日本独自の優れた美術・工芸を世界に発信するため、帝室技芸員制度を作り、その保護・育成にも努めました。京都から多くを輩出した帝室技芸員の貴重な作品からも明治宮廷文化の美と技をご覧いただけます。 基本情報 会期2018(平成30)年10月2日(火)〜11月25日(日) [前 期 : 10月2日(火)-10月28日(日) 後 期: 10月30
展覧会 イベント アクセス ニュースレター メンバーシップ 細見美術館 公式 facebook 細見美術館 公式 twitter 細見美術館 公式 Instagram English page 日文研コレクション 描かれた「わらい」と「こわい」展 ─ 春画・妖怪画の世界 ─ 18歳未満は入館不可(美術館・ショップ) 受付にて、年齢のわかるものをご提示いただく場合があります。 本展は終了いたしました。 開催概要 会 期 : 2018年10月16日(火)~12月9日(日) ※展示替有り・再入場不可 1期:10月16日(火)~10月28日(日) 3期:11月13日(火)~11月25日(日) 2期:10月30日(火)~11月11日(日) 4期:11月27日(火)~12月9日(日) 開館時間 : 午前10時~午後6時 (毎週土曜日は午後8時まで) ※入館は閉館の60分前まで 休 館 日 : 月
生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展 The Miracle of M.C. Escher: Prints from The Israel Museum, Jerusalem 2018年11月16日(金)~ 2019年1月14日(祝・月) November 16 (Friday), 2018 to January 14 (Holiday,Monday), 2019 実際にありそうで現実には存在しない風景を描くエッシャーの唯一無二で“ミラクル”な作風は、世界中の人々を魅了し続けています。本展では、世界最大級のエッシャー・コレクションを誇るイスラエル博物館の所蔵品から、代表的な“だまし絵”作品、初期の作品や直筆のドローイングなど、すべて日本初公開となる選りすぐりの約150点を展示します。 生生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展 案内チラシ(PDF:3
■開館時間 10時~18時、金・土・祝前日は20時まで開館 ■休館日 火曜日、年末年始、展⽰替え期間 ※ ⽕曜⽇が祝⽇の場合は開館し、翌平⽇が休館
『再生・太陽の塔 Tower of the Sun Re-Birth』発売! September 4, 2018
▲「鉄工島FES 2018 コンセプトビジュアル」©NEWPARADISE 東京・大田区のモノづくりの最前線・京浜島で繰り広げられる音楽とアートの祭典「鉄工島FES 2018」が、2018年11月4日(日)に開催される。 鉄工島とは鉄工所の島のことで、本イベントは、2016年京浜島に誕生した、寺田倉庫による地区開発プロジェクトで滞在制作型アートファクトリーの「BUCKLE KÔBÔ」をハブに、京浜島内を回遊しながらサーキット形式で楽しめるイベント。 今回も、現役で稼働する鉄工所を舞台に、「工場×アーティスト」をテーマとして多種多様なジャンルのライブやアート展示が展開される。 コンセプトビジュアルの制作は、中里周子が主宰する「NEWPARADISE」。宇宙人同士がコミュニケーションしている様子を表現しており、異なるバックグラウンドを持ったものを掛け合わせるという「鉄工島FES」のあり方を反映
作品制作だけではアーティストは生活できない、日本でアートは盛り上がらない、というのは何十年も前から言われてきたこと。だが、ここ数年の不況や国際情勢のシビアな変化は、その感覚をより強めているように感じられる。そんな状況のアートシーンでは、コレクターやパトロンの登場を期待する声も少なくないが、果たして今日におけるアーティストの支援者とは、どんな存在としてあり得るだろうか? 京都造形芸術大学・美術工芸学科学科長の椿昇は、アーティストとして自ら活動するだけでなく、教育の場を起点にして、アートを社会に届ける活動を続けている。アーティストが主導するアートフェアのディレクションや、作家自ら市場経済にかかわるためのシステムづくりなどに挑む椿に、「パトロンは必要なのか?」と尋ねてみた。 「パトロン」は時代遅れ ——ズバリ聞きますが、アーティストにパトロンって必要ですか? 椿: いやあ、このインタビューの依頼
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く