アメリカの大学の卒業式は一大イベントだ。その規模もさることながら多くの大学が著名なゲストを招き、印象的なスピーチをする。時には大統領が列席して時代を彩るような歴史的なスピーチをする場合もあり、5月初旬から下旬にかけてメディアでは各地の卒業式会場から発信されたニュースも多く報道されている。 5月24日はハーバードの卒業式だった。私は研究員の身分であるために卒業式は全く関係ないのだが、ハーバードの卒業式を見ておきたいという思いと、卒業式を見ることで、自分自身の心の中でも留学生活に一つの区切りをつけたいとおもい、朝からキャンパスに出かけてみた。 チケット制で人数制限も ハーバードのあるケンブリッジ市は前日までの曇天から一転して快晴の天気に恵まれ、5月のさわやかな気候に包まれた。今年の卒業生は大学、大学院あわせて約7500人。これに加えて卒業生の両親や親族などが会場となるキャンパスの中心、ハーバー
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