忙しさの正体とは…… (撮影/伊ケ崎忍)この記事の写真をすべて見る 仕事をしているとつい口に出る「忙しい」という言葉。だがその忙しさ、海外のそれとはまた種類が違うらしい。 忙しさにかけては、欧米のビジネスマンも負けてはいない。幹部になると、会議は早朝から。日々、数百通のメールが溜まっていく。しかし、同志社大学で組織論や人事管理を研究する太田肇教授は、こう指摘する。 「欧米人と日本人では、忙しさの質が違うのです」 関東のある精密機器の研究所。業界屈指の実績を誇り、名の知れた研究者も多く所属する。まさに「高実績」を誇る研究者たちは、定時の鐘が鳴った途端、ゾロゾロと席を立つ。次の瞬間、現場のリーダーがつぶやいた。 「評価につながらないから、残業しても意味ないよね」 人事考課をする管理者は東京事務所で働く。だから残業してもしなくても、その姿を考課者が見ることはない。幸か不幸かその結果、「ノー残業」
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