りそな銀行が始めた年中無休の店舗が好調だ。大手行では初の試み。平日に来店できない顧客の開拓を狙う。「サービス業」としての意識が低い銀行界に新風は吹くか。 「平日は遅くまで仕事があり、銀行に行くのは絶対無理。相談は無料だし、日曜に話を聞いてみてよかった」 7月29日の日曜日。大阪最大の商業地、梅田の中心地にあるりそな銀行「セブンデイズプラザ うめきた」を訪れた40代の男性会社員は満足げな表情を浮かべて帰っていった。 銀行の相談ブースに初めて足を運び、資産運用と、現在加入している保険をどう見直すかについて、みっちりと2時間近くの説明を受けた。専任の職員から今後の経済環境や金利の動向などを聞くと、この男性は「今まで念頭になかった10年物の国債を新たに購入してみようと思った」と話す。資産運用は専らインターネット頼りだったが、普段は接する機会がない職員の熱心な提案に耳を傾けていた。 場所は梅田駅から
