プログラムのモジュールを測る尺度として「凝集度」というのがありますが、これは、モジュールが如何に単一の機能で構成されているか、逆にいえばモジュールの中に幾つかの機能が混ざっている場合、その混ざり方を測るものです。 モジュールの良否の判定材料としては、この他に「大きさ」や「複雑さ」というものもあります。機能は単一であっても、その実現方法として複雑なプログラミングをしてしまうこともあります。そのため、「凝集度」の他に「複雑度」というものも加味しなければなりません。 複雑度の尺度としては、 McCabe の指標 と Halstead の指標が有名ですが、ここでは McCabe の指標について簡単に説明します。 McCabe の指標は、グラフ理論によって次の式によって求められます。 V(G) = e - n + 2p で、e は辺の数、n は節の数、p は分離独立したグラフの