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ブックマーク / u-1roh.hatenadiary.org (13)

  • そのソフトの廉価版が出ない理由 - カタチづくり

    ときどき人からこんなことを言われる。 「〇〇ってソフト、欲しいんだけど高いんだよね〜。もっと機能は絞ってもいいからさ〜、お宅で安いの作ってよ〜。」 こんなとき私の受け答えはいつも歯切れが悪い。 「え、あ、うーん・・・貴重な意見ありがとうございます・・・」 〇〇に入るのは3DCGとか3DCAD関係のソフトで、大抵はン百万というお値段のもの。 こう言われることもある。 「〇〇ってソフト、高いんだよね〜。もっと機能を絞った廉価版を出してくれればいいのにねぇ?」 やっぱり私の受け答えは歯切れが悪い。 「え、ええまあ、そうですね・・・」 廉価版はね、たぶん出ないと思うのですよ。残念ながら。 ソフトウェアというのは、コピーにかかるコストはゼロ。つまり製造コストはゼロ。 当然ですね。 つまり当然ながら、機能を削ったところで製造コストは変わらない。 しかしこの当然のことが、一般的な直観とはズレるところがあ

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    hiroomi
    hiroomi 2011/08/29
  • 「ファイル」って無くなるの? - カタチづくり

    iPhone を使い始めて最初の感想は コイツ、なんていうか「コンピュータ臭」がしないな というモノだった。コンピュータのくせにコンピュータ臭くない。その原因はたぶん、 iPhone にはファイルが無いから じゃないかと思う。 いやもちろんね、OSの内部的にはファイルシステムはあると思うのですよ。でもユーザーにはそれが見えない。ファイルとかフォルダとかエクスプローラとか拡張子とか無いもんね。これはたぶん、iPhone に限った話じゃないと思う。イマドキのスマートフォンってヤツにはたぶんファイルは「無い」。 さて、クラウドが流行りだ。クラウドって言葉が何を指すのかはなにやら難しいようだけど、ここではブラウザから操作出来て雲の向こうにデータが保存出来るアプリケーションのこととして話を進めよう。僕はクラウドアプリを幾つか使ってみた(使っている)けれど、これまたファイルが無い。あるいは、ファイルと

    「ファイル」って無くなるの? - カタチづくり
    hiroomi
    hiroomi 2011/08/11
  • 3次元CADはWindows7でマルチタッチの夢を見るか - カタチづくり

    まずは衝撃的な動画の紹介から。 うーん、このインターフェイスはすごい。 ・・・ただ、はっきりいって、動画でデザインしているロボットみたいなヤツのセンスは超ダサイと思うけどね。なんだろね、あのキモいデザインは。 ちなみにこの動画、こちらの記事から情報を得た。3次元CADに関心がある方にはオススメのブログ。 SpaceClaim で広がるタッチスクリーンによる3次元設計の可能性: ものづくりの窓 自分の備忘録を兼ねて、感想などを簡単に箇条書きしておく。 タッチスクリーンで3Dモデリングというのは初めて見たので衝撃的。 タッチスクリーンはデータ閲覧には向いていると思うが、モデリングにも使えるのだろうか。懐疑的ながらも、この動画を見せられると可能性を感じずにはいられない。 3Dモデリング専用デバイスとしてはSensAble社のPHANTOMもあるが、価格が高いのでコンスーマ市場に普及することはなさ

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    hiroomi 2009/07/26
  • 富豪的CAD/CAM - カタチづくり

    先週金曜日、DMS(設計製造ソリューション展)に行ってきた。 これはちょっと前から感じていることだけど、いわゆるCADって、もう展示が少ないね。SolidWorksがスペースを大きくとっていたな、という程度。数年前まではもっとCADの展示が華やかだったのにね。 代わって何が増えたのか。 まず、PLM/PDM系。それからRP(3次元プリンタ)。そして非接触測定器。この辺じゃないかな。あとは5軸加工を意識したCAMも結構目立ってたかな。 さて、展示が増えてきたRPと測定器。そのデータ構造に着目して欲しい。 まず、RPが受け付けるのはポリゴンデータだ。例えばSTLとかobjとかね。 一方、測定器が出力するのは点群データといって、3次元座標 (X, Y, Z) の羅列だ。 これは、従来のCADの扱うデータとはずいぶん違っている。 いわゆるメカCADは曲線や曲面のデータで形状を表現しているわけ。さら

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    hiroomi 2009/06/28
  • インハウスCADは失敗ではない - カタチづくり

    先日書いたとおり、日のインハウスCADは海外製品に押されて存在感を失いつつある。しかしそれでも、インハウスCADは失敗だったとは思わないんだよね。それがここで書きたいこと。 題に入る前に。 先日のエントリには思わぬアクセスがあってびっくりした。話題としてはマニアックなものだと思ったし、はてな界隈/ネット界隈でこの手の内容に強い関心がある層は少ないと思っていた。あれれ、こんなにCADに興味がある人っていたんだ、と驚いた。 特にいくつかの自動車企業からのアクセスに気づいたときは冷や汗が出た。たぶん「これ全然事実と違うよ」とか思われているんだろうなぁ。間違っていたら当にごめんなさい。 コメント欄やブックマークで興味深いコメントも頂いたし、メールをくれた知人もいた。ありがとうございました。 あとね、この辺の内容はかなり背伸びして書いてます(^^; 僕は単なるプログラマであって、CAD業界全体

    インハウスCADは失敗ではない - カタチづくり
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    hiroomi 2009/05/11
    「一言でいえば、What/Why に強く、How が弱い。」こっちを引用すればよかった。Excelじゃ無かった。
  • 僕がJavaを選ばなかった理由 - カタチづくり

    先日、大学時代の後輩と久しぶりに会った。彼はSeasarのコミッタにもなっているとても優秀なJavaプログラマだ。 その彼が、ビールを片手にこう尋ねた。 「どうしてC#にしたんですか?Javaを選ばなかった理由って何かあるんですか?」 僕は答えた。 「Javaにはstructがないから、かな。」 彼はずいぶん驚いた様子だった。 「えーっ?struct?・・・そんなに必要ですか、struct?」 彼は、いわゆるSIに近いところにいて、ウェブアプリなどの開発などにも携わっていて、という立場。一方僕は3次元CAD関係だから、彼とは全く違う分野でやっている。二人ともプログラマでありながら、お互いに知らない分野をやっているので、こういう情報交換はとても面白い。 「ほら、3次元の幾何演算をしようと思ったら、座標値(x,y,z)を格納したり演算したりしたいからさ、ベクトルクラスとか作るでしょ?doubl

    僕がJavaを選ばなかった理由 - カタチづくり
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    hiroomi 2009/05/06
    「C#には、コンピュータをコンピュータ(計算機)として使いたい、という層にも配慮がある。」
  • 「お主、できるな」 - カタチづくり

    日経ビジネスに載っていた上野千鶴子氏の言葉。 よくこんな例え話をします。お互いにつばぜり合いをやって、自分と互角ぐらいの力量の持ち主にさっとにじり寄られて耳元で一言、「お主、できるな」。これが恐らく男たちにとっては最高の瞬間です。これが効くんですね。どうですか、思い当たるでしょう。 ・・・はい、思い当たります(笑。 氏曰く、 伝統的に女は、男に選ばれることでアイデンティティを確保しているけれど、男は男に評価されることで初めてアイデンティティを保っているのではないでしょうか。 ちょっと物議を醸しそうな意見だね。少なくとも、すべての男性/女性に当てはまるというわけではないだろう。でも、仮説として男性/女性にはそのような傾向がある、と考えてみるのは面白い。 よく痛いニュースなんかで見る光景なんだけど、「結婚相手の最低条件は年収2000万以上」などとのたもうた30過ぎの女性が袋叩きにされているね。

    「お主、できるな」 - カタチづくり
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    hiroomi 2009/05/06
    別名「お目が高い。」とは日本橋の主談。
  • なんだこのロボットwww - カタチづくり

    こういう「なんの役に立つんだwww」的なヤツは結構好き。 Learn to build your own six legged robot with an attached CNC router for a head. The demonstration video is fantastic, showing the robots mobility while it carves an intricate 3d human face. You can even build your own. The site sells kits with everything you need or you can purchase the servos and other parts in our online store. http://hacknmod.com/hack/incredible-wa

    なんだこのロボットwww - カタチづくり
    hiroomi
    hiroomi 2009/05/06
    作業代のスペース、前工程を考えると、「なんだとは失敬な…」って言い返されちゃいますよ。
  • 搾取されるクラフトマンシップ - カタチづくり

    もうダメかも分からんね。 今週の日経ビジネスの特集記事「トヨタショック / モノ作り危機 - 現場力死守、最後の戦い」を眺めながら、そんなため息が出てしまった。 日という国は、少なからずクラフトマンシップで成り立っている、と思う。 しかしながら、そのクラフトマンシップは都合よく利用され、搾取されているんじゃなかろうか。僕たち日社会は、口では職人の技を賞賛し、現場主義を標榜しながら、実際には職人が厚遇される環境を作ってこなかったんじゃないだろうか。どの業界でも、職人というのは重層的な階層構造の最下層に位置しているように見えるのは気のせいだろうか。 金型職人は、製造業の重層的な階層構造の最下層で仕事をしていると聞く。 SIerも、元請はプログラミングはしないで、そういう職人作業は下請けに丸投げ、なんて聞く。 TV業界は?医療は? 直接に幅広く見聞しているわけでもないので断言は出来ないのだけ

    搾取されるクラフトマンシップ - カタチづくり
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    hiroomi 2009/05/06
    「さて、パワーポイントはものづくりに含まれるのかどうなのか。」公式文書パワーポイントのみが許されるらしいので含む。
  • 「合意」という幻想 - カタチづくり

    マイクロソフトの萩原さんがmixiで書かれていた日記の中に「合意がなくても動作するシステム」という言葉があって、なんだかはっきり分からないけどこれはとっても面白いなぁと感心してしまった。この「合意がなくても動作するシステム」という言葉は別にその日記のテーマではなくて、流れの中で何気なく出てきた感じの言葉だったけれど、僕はこの言葉が気になって面白くって、だけど何故面白いと感じるのかは未だに判然としない宙に浮いた状態。宙に浮いたまま、つらつらと思うことを書いてみる。 受託開発では、開発の前に「仕様の合意」があるのが前提というか暗黙の了解になっていると思う。そりゃそうだよね、合意してなきゃどんな契約で何を作るか分かんないもん。フツーはそう思うはず。 でも、合意って、幻想だよね。少なくともある程度は。 客が「こんなことが出来るシステムが欲しい」と言う。開発サイドが「こんなシステムだったら開発できま

    「合意」という幻想 - カタチづくり
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    hiroomi 2009/05/06
    「合意がなくても動作するシステム」仮に事実に対して合意してるのであれば、サプライズに合意はいらない。ならサプライズってなんでしょうかね。それも合意の範疇なのか。
  • 雇用の流動性 - カタチづくり

    どうして、いわゆる給料の低い人たちばかり、雇用が流動的になってしまったのだろう。 もっと給料の高い人たちこそ、労働市場を流動的にするべきなのではないだろうか。 ・・・原因と結果が逆だったかもしれない。こう表現するべきだろうか。 どうして流動的な労働市場では給料の相場が低いのだろう。 どうして硬直的な労働市場のほうが給料の相場が高いのだろう。 流動的、とはちょっと面白い表現。 それはポジティブに捉えれば機敏ということであるし、ネガティブに捉えれば不安定ということ。 どちらかといえば、流動的、という表現はポジティブな感じがする。つまり、雇用は流動的であるべきだと主張したい人は流動的と表現し、雇用は安定しているべきだと主張したい人は不安定と表現する。 もし雇用が安定したとして、それを嫌う人は「雇用が硬直的になった」と表現するに違いない。 航空機においては、不安定性と操縦性は同義だ。 操縦桿の操作

    雇用の流動性 - カタチづくり
    hiroomi
    hiroomi 2009/05/06
    標準的な機能を流動化させるか。コアな部分を流動化させるか。コアも2つ以上ありそうだけど、コアな何部分のこすんだろう。「敏感な先端、スペシャリスト」か「太い輪なジェネラリスト」なのか。
  • ソフトウェアを基点にハードウェアを発想する - カタチづくり

    これからの時代、面白いモノづくりって、ソフトウェアが基点になるんだと思う。 今のところ まずハードウェアを開発する(すでにハードウェアがある) 次にそのハードウェアの上にどんなソフトを載せるか考える ていう順序が多い気がする。つまり、言い換えれば まずハードウェアメーカーが企画する 次にそのハードウェアメーカーがソフトウェア会社にソフトを発注する ていう仕事の仕方が多い気がする。 でもこれからは、 まずソフトウェアを企画・開発する 次にそのソフトをどんなハードウェアに載せるかを考える という順序のほうが面白い商品が作れる気がする。つまり言い換えれば まずソフトウェア企業が企画する 次にそのソフトウェア企業がハードウェアメーカにハードを発注する という仕事の仕方も面白いんじゃないかと思う。 具体例を見てみる。 iPod, iPhone (Apple) Wii, Nintendo DS(任天堂

    ソフトウェアを基点にハードウェアを発想する - カタチづくり
    hiroomi
    hiroomi 2009/05/06
    「はてな」ってワードはどうかと思うが、タイトルは「はてなにハードウェア部門があったら、彼らは何を作るだろう?」にしたほうがよさそうだ。
  • 消滅つつある日本のCAD開発史 - カタチづくり

    「ググッて見つからないものは存在しないと同じ」 そんな言葉が脳裏に浮かぶ。 かつて日の自動車メーカーは、各社が独自のCADを内製していた。ふとしたきっかけで、これらインハウスCADの歴史を調べようとしたのだけれど、これがさっぱり見つからないのだ。少なくともインターネット上では、これらインハウスCADは「存在していない」。 海外CADはソフトウェア会社によって開発されているのでその会社の沿革を見れば割と簡単に歴史を知ることが出来る。しかし自動車メーカーのインハウスCADは、各自動車メーカーの内部でプロジェクトが立ち上がり、内部で使用され、内部でひっそりと姿を消している感じだ。その歴史は決してネット上に出てくることがない。この事実に僕は軽いショックを覚えた。 インハウスCADを調べようと思ったきっかけは、この記事。 日の半導体産業はどこで負け組みに転じたのか。 結論から言うと、半導体設計支

    消滅つつある日本のCAD開発史 - カタチづくり
    hiroomi
    hiroomi 2009/05/06
    「当時の日本の終身雇用制度と関係しているだろうか。」子会社なんかにゃ行きたくないって力は働いてそう。と、nt3.51ぐらいで書き直せば良かったのかも。
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