モデルベース開発の背景と従来型開発との違い モデルベース開発が必要とされる「組込みシステム開発」の世界と、従来の開発手法の課題から、モデルベース開発について解説しましょう。 組込みシステム市場の巨大化 組込みシステムはいつも目にしている家庭用電化製品から、通信・安全制御・医療・ロボット・自動車・産業機器に至るまで、実に幅広く利用されています。今や自動車は電子部品が多用され、CPUの数は50~100個程度が搭載されており、組込みシステムの塊といえます。組込みシステムは、電子機器製品の根幹を支える技術なのです。 これら製品における組込みシステムの開発規模が増加し、その分、開発コストも増大しています。 反面、新製品を素早く市場に投入するために、開発ライフサイクルはどんどん短くなっています。もちろん品質を低下させることはできません。 組込みシステムの開発プロセスの特徴は、ハードウェアとの依存関係が
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