衛星有料放送「スカパー!」で、昨年末からの1カ月間に約10万件の解約が発生した。全契約件数の3%にあたる。看板だったサッカーJリーグ戦の放映権を失い、今年から中継できなくなったことが大きな原因の一つとされる。背景には、スポーツの放映権料が世界的に高騰している事情がある。 「スカパー!」を運営するスカパーJSAT(東京都港区)は今月2日、1月末の契約件数が前月比で約6万7千件減少し、約328万件になったと発表した。要因はひと月で約10万件に上った解約。小牧次郎専務は「かなりの数字。熱心なファンが多いということだと思う」と話す。 同社は昨年12月、今月25日に開幕する今季のJリーグ戦について「放映権を獲得した会社と交渉を続けてまいりましたが、成立に至りませんでした」とホームページ上で公表。Jリーグのオフィシャルパートナー契約も解除するとした。 スカパーに代わって放映権を得たのは英国の動画配信会