DeNAの起業に参加した渡辺雅之氏による連載2回目は、新規事業について。DeNAの立ち上げ期に新規事業を担当していた渡辺さんは、ほとんどが失敗だったという。これだけ失敗を経験して学んだコツとは? DeNAで僕が担当していたのは、最初こそ企画やマーケティングから営業まで「文系」全般だったが、組織の拡充に伴って絞られ、また、移り変わっていった。その中で、一貫して関わったのが、新規事業の検討や立ち上げで、指折り数えてみても、数十の新規プロジェクトに関わった。 残念ながら多くのものは影も形もなくなってしまったし、成功した事業でも僕が関わった部分は限定的だ。成功率も低ければ、最初から最後まで自分で立ち上げたと言えるほどの代表作もない。それに過去の自分の企画を思い出してみても、後悔するポイントばかりが頭に浮かぶ。はっきり言ってしまえば新規事業立ち上げの定石や普遍的なコツというものは、未だにさっぱり分か
1999年12月にNECと日立製作所のDRAM合弁会社エルピーダメモリ(当時はNEC日立メモリ)ができたときのことである(大変古い話で恐縮ですが)。私は、2000年2月にNEC相模原内のエルピーダ・プロセス開発センターに出向して、同様にNECから出向してきた技術者と一緒にDRAMのプロセス開発を行った。 そのとき、会社が違うと、仕事のやり方がかくも違うものなのかと驚いた。DRAMのプロセスフローは、500工程以上になるが、その各工程で使用する装置が違うとか、そのプロセスの毛色が違うとか、そういったことではない(もちろん、それも違うのではあるが)。プロセス開発の方針と言うか、哲学がまるで違うのである。 簡単に言えば(よく言えば)、NECは「均一性第一主義」であり、日立は「新技術優先主義」であった。悪く言えば、NECは「病的なまでの潔癖完璧主義」であり、日立は「新技術オタクの一点突破主義」であ
起業研究をしていて気づいたのは、日本にはサイエンス&テクノロジーと、個人レベルの金儲け=チャリンチャリン屋台の間を語る文脈が無いという事。 エンジン付き自転車が後にオートバイになり。西海岸の片隅にあるガレージでオタクが作った工作電子機械が後にパーソナルコンピュータになったような文脈だ。(または、始めは出会い目的で作られたSNSが世界に広がったように) 先日、ベーコン研究所のパーティーで、あるシステムを開発して製品化し、大きく当ててセミリタイアしたTさんとお話した。(後日、ベーコン放送に出ていただきました。ありがとうございます) 私は技術者ではないから、Tさんにお話しいただ氏の軌跡を完全には理解していないが、30歳でサラリーマンを辞めて独学でプログラミングを学び、在野で人工知能の研究をはじめて、またそのスキルを応用してビジネスを初めて・・という流れだったと思う(少し違うかも) Tさんの話から
全日本空輸(ANA)が、貨物事業向けの新基幹システムでNTTデータと成果報酬型の契約を結んでいることが分かった。新システムは、貨物の予約や搬入、積載など一連の中核業務を支援するもので、2013年3月に稼働している。 ANAは新システムの月額利用料金をNTTデータに支払っている。システム利用料金は、ANAが取り扱った貨物量(貨物の搭載重量)に応じて変わる。 「業績に応じてITコストを変動費化させるため、成果報酬型契約を結んだ。『事業が好調で払える時には多く、払えない時には少なく』ということ」。ANAの後藤孝宏業務プロセス改革室ITサービス推進部主席部員はこう説明する。従来型の契約を結んだ場合、数億円のシステム構築費用がかかったもようだが、ANAはこの初期費用をゼロにした。 「システム構築費用は工数に基づく料金をいただくのが基本だが、事業環境の変化が激しく、ITコストの変動費化を望む場合は、成
スパイバー(本社山形県鶴岡市)という慶応大学発のベンチャー企業が2013年5月下旬、1枚のドレスを東京・六本木の商業施設に展示して世界中を驚かせました(図)。コバルトブルーに光り輝くこのドレス、実は人工的に合成したクモ糸でできています。合成クモ糸の量産化に向けた研究は1990年代以降、世界中の研究チームが躍起になって進めてきました。そんな中、設立6年目の日本の企業が横から割り込んできて(失礼!)、いきなり量産化に向けた基礎技術を確立してしまったのです。しかも、スパイバーの創業者は、1983年と1984年生まれの“アラサー”たち。一体なぜ、日本の若者たちがこうした偉業を成し遂げられたのでしょうか。そこには、いかにも「日本らしい」理由がありました。 同社代表取締役社長の関山和秀氏に電話で取材をしたのは、今からちょうど2週間前のことです。同氏にお聞きしたかったことはたくさんありましたが、個人的に
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言葉の壁で守られた市場が、日本の起業家の武器:プログラマ社長のコラム「エンジニア、起業のススメ」(2)(1/2 ページ) 国際競争から守られた、大きな市場 ちょっと変ないい方かもしれないが、今日の若いネットベンチャーの起業家たちは、先達がかつて受けた恩恵の多くを、今同じように受けている。戦後日本の産業復興をけん引した彼らのおじいさん世代が、1960年代~70年代に享受した最も重要な恩恵と同じものだ。 その時代の日本については、世界中の経済学者や歴史学者が広く研究している。戦後日本の経済発展が成功した最も重要な要素の一つに、「大きいけれど守られた国内市場」があるという点については、広く意見が一致しているところだ。 今から50年前、企業間提携と政府規制の相乗で、外資系企業は著名なところ以外、日本市場に参入できなかった。このおかげで、国内の製造業者は製品を洗練させ、強い安定した企業へと成長してか
山形のSpiberというベンチャー企業がクモの糸を人工的に大量生産出来る技術を開発したとして大変話題になっています。 読売新聞:いずれは「クモの糸」で車・飛行機…量産化成功 人工的なクモ糸生産の研究は古くから歴史があります。画期的なニュースが出たのを良い機会と、ひと通り勉強したので簡単にまとめてみました。 絹糸・クモ糸の基礎知識絹糸やクモの糸は生物が体内で精製する自然の繊維です。これらの繊維はタンパク質によって構成され、しなやかで強いという性質を持ちます。 フィブロイン (fibroin) とは昆虫とクモ類の糸を構成する繊維状タンパク質の一種である。グリシン、アラニン、セリン、チロシンなど側鎖の小さいアミノ酸が90%にも及ぶ高い比率で含まれ、この特徴が繊維の強さを支えている。 クモの巣は粘着性の横糸と非粘着性の縦糸から作られます。これらのクモ糸はナイロンを上回る堅さと強度、そしてケブ
刺戟的な題名で続けます。 前回は日本独特のSE/PGの分業体制がどのようにして発生したのか、ということを説明しました。それは日本にソフトウェア開発が産業として根付いたときに、PGが単純作業労働者と位置付けられてしまったため、上級技術者を区別する言葉が必要とされた、それがSE(システムエンジニア)だというものでした。 ●C言語@UNIXでは COBOLの開発ではSE作業とPG作業がきちんと分けられていると思われがちですが、これも前回述べたとおり実際には形式だけのものになっていました。これはタイムシェアリング端末の普及によってプログラミング作業が格段に効率化されたからでした。プログラミングに残っていた煩雑な手作業の部分が省力化されたのです。 この事情はBasicやC言語でも同じことです。1980年代後半、わたしは最初の会社を辞め、パソコンの開発をするようになりました。現場では、技術者はそれぞれ
2007年09月28日17:00 カテゴリ翻訳/紹介Art 書評 - ブレイクアウト・ストラテジー 日経BPより献本御礼。 ブレイクアウト・ストラテジー シドニー・フィンケルシュタイン 橋口寛監 / 矢沢聖子訳 [原著:Breakout Strategy] 優れたビジネス書には、ビジネス書を超えた価値がある。本書はまぎれもなくその中の一冊である。 本書「ブレイクアウト・ストラテジー」は、タイトルどおり、"Breakout"するための戦略の本である。Break Outとは何か。Swing out Sisterの歌のことでもあるが、日本語で一番近いのは、そこから「アウト」を取り去った「ブレイク」。英語のBreakは、どちらかというとネガティブな意味合いに使われることが多い。Break単体ではまさに「壊す」「壊れる」だし、Break upなら「破局」だ。しかし、この break out はポジテ
「コンサルタントの危ない流儀」はスゴ本。身の毛もよだつ暴露ネタだけでなく、優れた(結果ドリブンの?)テクニックをもHackできる。コンサルタントも、そうでない人も、盗みどころ盛りだくさん。 最初にハッキリ言っておく、コンサルタントは、こんなに酷くない。 顧客を財布、しかも巨大な財布だと見なし、知ったかぶりの業界通を気取り、難解な経営用語で煙に巻き、「お客さまと一体となって」嘘八百を並べ、プロジェクトが焦げ付く前にトンズラする―― こんなコンサルタントは、ほとんどいない。 しかし、コンサルタントの手口は、著者の暴露するとおり。なぜ言えるかというと、わたし自身、コンサルタント・ファームとして中の人の経験があるから。面白おかしく脚色してるだけで、やってることはホント(書きっぷりは山形浩生氏に似てる)。 ■なぜ、経営者はコンサルタントに莫大なカネをつぎ込むのか? 従業員の給料を必死こいて削減する一
「10 Tips for Moving From Programmer to Entrepreneur」 という記事がありました。 面白かったです。 要約してみましたが、間違っているかも知れないので詳細は原文をご覧下さい。 1. コーディングはあなたの仕事の5%でしかない コード書きに夢中になってしまう起業家がいます。 コードを書くことも重要ですが、いくら美しいコードを書いても、誰もその製品を使ってくれないのであれば意味がありません。 税金を払い忘れて逮捕されてしまったら書いたコードは無駄になります。 ソフトウェアのライセンスに無頓着であるために訴えられたら、コードは無駄になります。 ブログやフォーラムでコードの事ばかりを話題にする起業家を見る事がありますが、多くの場合、コードよりもビジネスの側面について考えた方が良いと思われます。 もちろん、コードについて語る方が簡単ですが、そもそも起業
上長から「来週からコンサルタントとして○○社に入ってくれ」なんて言われたときに、あわてないための5冊。以下の条件全部にあてはまる人のための選書なので、関係ない方はスルーしてくだされ。シリーズ化しつつあるエントリ( [その1]、[その2] )だが、ここらでまとめ。 システム開発チームのメンバーまたはリーダー 顧客の御用聞きを「コンサルティング」だと思っている ←これ誤り McKinsey や accenture といった「ファーム」と一緒に、顧客の中に入って仕事しなければならなくなった これまで、即効性と実用性で4冊レビューしてきたが、このたび5冊目として扱いたいガイドを見つけた(4冊目)のでまとめてご紹介。 ■最初に結論 コンサル会社がやっている「コンサルティング」は、決まりきった手順や方法を粛々と実行しているに過ぎない。目標に対して泥臭いぐらい愚直に反応する。そうしたメソッドと沢山持って
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