マンガの原理 作者:大場 渉,森 薫,入江 亜季KADOKAWAAmazonこの『マンガの原理』は、『Fellows!』『ハルタ』や『青騎士』の創刊編集長である大場渉と、『乙嫁語り』『エマ』『シャーリー』で知られる森薫、『乱と灰色の世界』『群青学舎』の入江亜季による「体系的な漫画理論・技術」本だ。 その特徴といえるのは、コマをどうやって割るべきか、一コマ、一ページにセリフはどれだけ割り当てるべきか、めくりを意識したコマ配置、見せ場をおくべきコマはどこか──といった、細かいレベルから技術的な話を繰り返していく点にある。また、森・入江はどちらも高い技術を誇り自分なりの理論を構築している漫画家だが、大場編集はより多くの漫画に普遍的に使えるメソッドとして練り上げていて──と、作家側と編集側の視点が同時に読めるのが本書の場合良い効果をあげていると感じた。 ストーリーの作り方、キャラの立て方、視線誘導
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