「市場価格は適当に決まるから、給与は最終的には適当に決める」「でも、そのプロセスの説明責任はしっかり果たす」 こう話すのは サイボウズ副社長 兼 サイボウズUS社長の山田理。創業以来、人事評価制度を決めては変え、変えては決め、紆余曲折をたどってきました。 前編『サイボウズの給料は「あなたが転職したらいくら?」で決めています』では、サイボウズの給与は社外/社内の市場価値の2点から決まることに言及しました。後編では、給与が決定した後は徹底的に「説明責任」を果たすこと、評価の仕組み、制度に加え、企業風土とツールもそろえることの重要性を話します。 2015年10月28日開催、「Gartner Symposium2015」の講演を再構成したものです。 マネージャーはフィードバックに徹する。給与は評定会議で決める 次は評価の仕組みです。評価においては、フィードバックってものがすごく大事です。 給与を決