ネットワークプロセッサ「FP3」について、アジア・パシフィックIPコンピテンスセンター 日本担当シニアマネージャーの鹿志村康生氏は、3つの特徴を挙げる。1つは前述した通り「世界最速」を誇る高速性で、これを搭載したラインカード数種を2012年中に提供開始。100Gのネットワークエッジおよびコアへの導入を促進していくという。 2つ目の特徴は、柔軟性だ。鹿志村氏は、「従来ASICが主流だったキャリア向けルーターでは、現在はネットワークプロセッサが主流になっている」との現状を紹介。その理由は、ネットワークプロセッサが持つ高い柔軟性にあるとした。 ASICは特定目的用に設計された専用チップで、高い処理能力を発揮する。だが、現在のネットワークでは、ルーターが多様なサービスに対応しながら、なおかつ高いパフォーマンスを発揮することを求められる。スケーラビリティとパフォーマンスの両立が求められる状況であり、