地元の花火大会がだんだん始まる。 家族でよく見に行くのだけれど、子どもが賑やかだったりビールや焼き鳥が美味しすぎたりして花火以外のものに気を取られてしまう。 楽しいけど純粋に花火を楽しんでいるとは言い切れない状況。 今日は、体全体で花火を受け止めた日のお話。 高校を出たばかりの夏、女友達数人でスキー場の花火大会を見に行った。 会場はコースの下で、花火は山の頂上からあがる。 同じ高校の男子もたくさん来ていて、女同士のはずだったのに一人消え、二人消え、と気がつけば一人になってしまった。 会場は込み合っていて座る場所も無く、私はリフト乗り場に座り込みぼやっと花火が上がるのを待っていた。 屋台の辺りでは女友達が盛り上がっていたけれど私は行かなかった。 その頃はなぜか同級生の男子なんて子供っぽいわ、みたいな偏見があったのである(その後私が結婚した相手は同い年だったけど)。 リフトの下から斜面の上を見
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