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  • 2018年、見てよかった美術展・展覧会ベスト10まとめ! - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 2018年もあっという間に年末となりました。2015年秋以来、どっぷりとアート鑑賞にはまって約3年が経過しましたが、今年もガッツリ展覧会に足を運びました!ちゃんと数えてはいませんが、恐らく2018年は、過去最高の200くらいは行けたのではないかと思います。 せっかくなので、昨年に引続き、2018年度展覧会ベスト10を選んでみたいと思います!それでは行ってみましょう。 10位:快慶・定慶展(東京国立博物館) 9位:建築の日展(森美術館) 8位:ルーベンス展(国立西洋美術館) 7位:プラド美術館展(国立西洋美術館) 6位:縄文展(東京国立博物館) 5位:東山魁夷展(国立新美術館、京都国立近代美術館) 4位:仁和寺展(東京国立博物館) 3位:デザインあ展(日科学未来館) 2位:幕末狩野派展(静岡県立美術館) 1位:横山華山展(東京ステーションギャ

    2018年、見てよかった美術展・展覧会ベスト10まとめ! - あいむあらいぶ
  • 美術展は2回目からが面白い!深い鑑賞体験が得られる展覧会「複数回鑑賞」のススメ - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 展覧会、好きですか? 僕は、以前サラリーマンを辞めると決めてから、それまで忙しくてできなかった趣味の一つとして、美術展めぐりをはじめました。それ以来3年間、がっつりはまっています。はじめはモネとかレンブラントといった西洋絵画の巨匠の展覧会を混雑に耐えながら回っていました。が、次第にSNS経由でいろいろな展覧会を知るようになり、日画、陶磁器、茶道具、ファッション系、刀剣・甲冑類、書跡、産業系、サブカル、アニメ・・・等々、いろんな展覧会を回るようになりました。 気がついたら、ここ最近では春と秋のハイシーズンでは月20~30程度回るようになり、両足までどっぷりとアート鑑賞沼に浸かっている状況です。 このようにたくさんの展覧会を回り、量をこなす一方で、ふと昔の展覧会を振り返ってみると、「漠然とした印象以外に、何を見たのか全然思い出せない」ことがよくあ

    美術展は2回目からが面白い!深い鑑賞体験が得られる展覧会「複数回鑑賞」のススメ - あいむあらいぶ
  • ムンク展は名作「叫び」が来日!楽しい仕掛けが満載の展覧会でした!【見どころ解説・展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    【2018年11月10日最終更新】 かるび(@karub_imalive)です。 2018年秋の上野公園は、西洋美術の展覧会で花盛りです。一足早く上野の森美術館で始まった「フェルメール展」、国立西洋美術館で好評開催中の「ルーベンス展」に続いて、10月27日から東京都美術館で満を持して「ムンク展」がスタートしました。 展覧会の目玉となる作品は、西洋美術史に残る屈指の名作《叫び》です。これを見なくてははじまりません。しかし、今回の展覧会はそれ以外の展示も見どころいっぱい。展覧会がスタートして約1週間経過しましたが、予想以上にお客さんも来ています。これは混雑する前にしっかり見ておかなくては!と思い、急いで2回見てまいりました。早速ですが、その感想やレポートを書いてみたいと思います! ※なお、エントリで使用した写真・画像は、予め主催者の許可を得て撮影・使用させていただいたものとなります。何卒ご了

    ムンク展は名作「叫び」が来日!楽しい仕掛けが満載の展覧会でした!【見どころ解説・展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ
  • 史上空前!600点の大量展示が凄い「日本を変えた千の技術博」【見どころ紹介・展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    【2018年11月29日最終更新】 かるび(@karub_imalive)です。 ここ数年、富岡製糸場が国宝指定されたり、全国各地の博物館ではご当地の産業遺産を収集展示する常設コーナーの整備が進んできたり、工場見学がちょっとしたブームになったりと、歴史的な技術遺産に対する興味関心が高まって来ていますよね。 そんな中、明治期以降における日の科学技術の発達史をわかりやすく総覧できる力の入った特別展「日を変えた千の技術博」が10月30日から国立科学博物館でスタートしました。 明治維新の文明開化から昭和の高度経済成長期頃まで、日人のライフスタイルを大きく変えてきた様々な技術的な革新や発見を、全国から集められた貴重な産業遺産や重要文化財の資料展示で振り返る凄い展覧会です。 明治維新以降の約150年間で、我々の先人たちが苦労して積み上げてきた科学技術歴史を振り返ることで、たくさんの学びが得られ

    史上空前!600点の大量展示が凄い「日本を変えた千の技術博」【見どころ紹介・展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ
  • ルーベンス展で王道の西洋絵画を楽しもう!巨大な宗教画・歴史画は迫力満点でした!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    【2018年11月28日最終更新】 かるび(@karub_imalive)です。 西洋美術史の巨匠として、誰もが一度は耳にしたことがあるけれど、実際に作品をじっくりとまとめて観た経験はあまりない・・・そんなイメージもある、17世紀前半に活躍した画家・ルーベンス。 そのルーベンスの画業を、イタリアとの関わり合いに焦点をあてて宗教画や歴史画の大作約70点で振り返る大回顧展「ルーベンス展」が国立西洋美術館でスタートしました。激しくて、ドラマチックで、西洋絵画を観る楽しさをしっかり感じさせてくれる素晴らしい展覧会になりました。一度行けば、二度三度とリピートしたくなる、非常にクオリティの高い展覧会です。 まだ会期が始まって10日程度ですが、僕もすでに2回行ってまいりました。早速、その見どころや感想などをまとめてみたいと思います! ※なお、エントリで使用した写真・画像は、予め主催者の許可を得て撮影・

    ルーベンス展で王道の西洋絵画を楽しもう!巨大な宗教画・歴史画は迫力満点でした!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ
  • 【読書感想】「いちばんやさしい美術鑑賞」はアート鑑賞入門書のおすすめ決定版!(ちくま新書) - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 ここ数年、アート鑑賞ブームですよね。大型展覧会には長蛇の列ができますし、文化系総合雑誌では、春・秋のトップシーズン前は必ず「アート特集」が組まれるようになりました。また、ビジネス系の文脈でも「西洋美術史」(木村泰示)、「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 」(山口周)など、アート関連書籍が平積みでベストセラーになる時代です。 僕もそんなブームにあやかって、2015年頃から格的にアート鑑賞を趣味として始めた初心者のうちの一人です。フリーになり、わりと時間的に自由がきくようになったことをきっかけに、思い切り美術館巡りをするようになりました。2018年現在では年間100件程度展覧会を回りながら、色々と試行錯誤しつつ自分なりのアート鑑賞法を探しているところです。 ただ、実際に100%展覧会を楽しむには、ブルース・リーの名言のように、ただ「考

    【読書感想】「いちばんやさしい美術鑑賞」はアート鑑賞入門書のおすすめ決定版!(ちくま新書) - あいむあらいぶ
    hisatsugu79
    hisatsugu79 2018/10/25
    アート鑑賞歴30年、アートブログ15年の経験と実績が250ページに凝縮された良書です。アート鑑賞をはじめるなら、この1冊を徹底的に読み込めばOK!
  • 今度の東山魁夷展はスケール感が凄い!唐招提寺障壁画の再現セットを見逃すな!【展覧会レビュー・感想・混雑対策】 - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 10月24日から、国立新美術館で生誕110年を記念した回顧展「東山魁夷展」がスタートしました。東京では10年ぶりの大型回顧展となります。わずか36日間と非常に短い会期ながら、キャリア初期から絶筆となった晩期の作品まで、代表作がほぼ全て集結した、非常に力の入った展覧会となりました。東山魁夷の画業の集大成とも言える、唐招提寺御影堂の障壁画が美術館内に再現された展示は圧巻です。 さっそくですが、プレス内覧会にて取材をさせて頂くことができましたので、感想や見どころをレポートしてみたいと思います。 ※なお、エントリで使用した写真・画像は、予め主催者の許可を得て撮影・使用させていただいたものとなります。何卒ご了承下さい。 1.東山魁夷展とは 2.東山魁夷について最低限知っておきたいこと 旅する「国民的画家」東山魁夷 「青の巨匠」東山魁夷 より理解を深める

    今度の東山魁夷展はスケール感が凄い!唐招提寺障壁画の再現セットを見逃すな!【展覧会レビュー・感想・混雑対策】 - あいむあらいぶ
  • 快慶・定慶展の美仏たちは仏像ファン必見!大報恩寺の寺宝を堪能できました!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 2018年の秋は、特に首都圏を中心に仏像系の展覧会が非常に充実しています。中でも、快慶・定慶・行快ら鎌倉時代のスター仏師集団「慶派仏師」の仏像が勢揃いした展覧会が、東京国立博物館で開催中の特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」です。 2017年秋、同博物館で開催された「運慶」展は、会期中約60万人の観客を動員したブロックバスター的な美術展となりました。運慶を中心に、父・康慶や子・湛慶、弟子である康弁らが制作した、鎌倉時代の国宝がずらりと並んだ凄い展覧会でした。 展は、そんな「運慶」展だけでは飽き足らず、もっと慶派仏師たちの活躍を観たい!という人にはうってつけ。前回の「運慶」展では紹介されなかった快慶やその弟子行快、そして運慶の個性的な弟子だった定慶の3人を中心に、たっぷりと慶派仏師の仏像の魅力を堪能できる展覧会です。 すでに2回足を運

    快慶・定慶展の美仏たちは仏像ファン必見!大報恩寺の寺宝を堪能できました!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ
  • 日本美術を気楽に楽しもう!加島美術「美祭-BISAI-」は年に1度の楽しいイベント!【展覧会レビュー・感想】 - あいむあらいぶ

    【2018年10月22日最終更新】 かるび(@karub_imalive)です。 ここ数年、日美術が静かなブームを迎えています。50万人以上を動員した2017年の「国宝展」「運慶展」など、首都圏・関西圏を中心として、仏教美術や日絵画の大型展覧会は大盛況です。書店でもずいぶん日美術を特集した書籍が目立つようになってきました。 そんな中、もっと気軽に・身近に日美術を楽しんで欲しいという思いから、自らの画廊を中心として様々なイベントを開催し、「日美術を所有する」楽しさを伝えているのが東京・京橋にある日美術専門の画廊「加島美術」です。 今回、お邪魔したのは、同画廊が所蔵する美術品を一挙に展示・販売する、春と秋の年2回開催されるイベント「美祭-BISAI-24」です。通常の展覧会のように観て楽しんでも良いですし、気に入ったらその場で作品を購入することもできます。早速、「美祭-BISAI-

    日本美術を気楽に楽しもう!加島美術「美祭-BISAI-」は年に1度の楽しいイベント!【展覧会レビュー・感想】 - あいむあらいぶ
  • ピエール・ボナール展で、豊かな色彩世界をたっぷり楽しもう!37年ぶりの大回顧展!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    【2018年11月4日最終更新】 かるび(@karub_imalive)です。 「色彩の魔術師」と呼ばれる西洋美術の巨匠は数多くいます。ネットでちょっと検索すると、モネやマネといった印象派から、マティスやデュフィ、シャガールといったフォーヴィスムやそれに続く20世紀前半の画家たちが続々引っかかります。 今回、国立新美術館にて大規模な回顧展が開催中のピエール・ボナールもまた、豊かで意外性あふれる色彩感覚で、独自の作風を打ち立てた近代西洋美術の巨匠のうちの一人です。 会場入口 郊外で描いた明るい風景画はまるでモネやルノワールのような印象派作品に見えますし、静かで落ち着いた室内画は、一見するとマティスのような作風にも見えます。 今回の「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」は、東京では実に37年ぶりに開催された大回顧展となりました。ほとんどのアートファンにとって、生でボナールの作品をこれ

    ピエール・ボナール展で、豊かな色彩世界をたっぷり楽しもう!37年ぶりの大回顧展!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ
  • フェルメール展は、2018年秋最高の美術展!史上最多の9点が来日!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive )です。 2018年秋に開催される展覧会の中で、もっとも注目度が高い美術展「フェルメール展」がついにスタートしました。世界にたった35点しかないとも言われるフェルメール作品の中から、実に9点が東京・上野の森美術館に集結。展覧会のサブタイトルにも「それは、この上もなく優雅な事件」とありますが、確かにアートファンにとっては、もはやニュースというより「事件」レベルのレアな体験なのかもしれません。 これを逃したら、あと数十年はもうこの規模のフェルメール展は開催されないと思われます。まさに一生に一度の貴重な機会として、この「事件」をじっくり目撃しておきたいところです。 ラッキーなことに、初日のプレス内覧会で取材機会を頂くことができました。早速、感想を交えて、みどころやレビューをまとめてみたいと思います。 ※なお、エントリで使用した写真・画像は、予め主催者の許可

    フェルメール展は、2018年秋最高の美術展!史上最多の9点が来日!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ
  • 醍醐寺展は主力の寺宝が勢揃い!仏像好きなら絶対外せない展覧会!【展覧会レビュー・感想】 - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 2018年秋、首都圏で開催される展覧会は、仏教美術展が大当たりです。東京国立博物館で開催中の特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」 、三井記念美術館で開催中の特別展「仏教の姿」など、美しい仏像をしっかりしたディスプレイで魅せてくれる展覧会が目白押しです。 そんな中、今回紹介させて頂くサントリー美術館で開催中の「京都・醍醐寺ー真言密教の宇宙ー」は、約15万点の文化財を所蔵する醍醐寺が、その寺宝の中から仏像・仏画・経典・書跡など、代表的なアイテムを選りすぐって展観する、力の入った仏教美術展となりました。 仏像好きならマストとも言える素晴らしい展覧会です。内容について取材させて頂きましたので、僕の感想を交えてまとめてみたいと思います。 ※なお、エントリーで使用した写真・画像は、予め主催者の許可を得て撮影・使用させていただいたものとなります。

    醍醐寺展は主力の寺宝が勢揃い!仏像好きなら絶対外せない展覧会!【展覧会レビュー・感想】 - あいむあらいぶ
    hisatsugu79
    hisatsugu79 2018/10/10
    醍醐寺が歩んできた約1200年の歴史の重みがずっしりと感じられる素晴らしい展覧会。日本美術や仏像が好きなら絶対見ておいたほうがいいです!
  • 京のかたな展は過去最高の刀剣展!刀剣乱舞との強力タイアップも見応えあり!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    【2018年10月4日最終更新】 かるび(@karub_imalive)です。 2018年の秋、今年最大級に注目したい美術展が関東・関西を中心に新しくスタートしています。関東では「フェルメール展」「ムンク展」「ルーベンス展」など西洋美術の巨匠を特集した展覧会が目白押し。そして、関西で特に注目したいのは、稿で取り上げた「京のかたな」展です。 ここ数年、各地の美術館・博物館では、歴史系、工芸系の展覧会で、たびたび展示物の一部として刀剣類が展示されるたびに、刀剣コーナーの前だけ、熱心な刀剣ファンが列を作る、、、という光景がたびたび見られました。「刀剣乱舞ONLINE」の大ヒットに後押しされた「刀剣ブーム」によるものです。 今回の「京のかたな」展は、まさにこの刀剣ブームを追い風にした、至上最大規模の刀剣展となりました。全国の刀剣ファンが注目する熱い展覧会、早速見てきましたので、レポートしてみたい

    京のかたな展は過去最高の刀剣展!刀剣乱舞との強力タイアップも見応えあり!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ
  • 入江明日香展で幻想的な世界観に魅了された!髙島屋にてキャリア初の大回顧展が開催中!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 幻想的で細密な人物画で、ここ数年人気急上昇中のアーティスト、入江明日香。僕も、美人画を特集したムックで最初に存在を知り、その後別の展覧会でクリアファイルや画集を購入してから、次の大規模な個展の開催を心待ちにしていたファンの一人です。 今回、デビューしてから初めてとなる大規模な回顧展が横浜・京都で開催されることになりました。9月19日から始まる、横浜会場(横浜髙島屋ギャラリー)の初日に、運良く取材させて頂くことができましたので、 感想を交えた展覧会レポートを書いてみたいと思います! ※なお、エントリで使用した写真・画像は、予め主催者の許可を得て撮影・使用させていただいたものとなります。何卒ご了承下さい。 1.入江明日香ってどんなアーティストなの?簡単に紹介 2.入江明日香は銅版画家!驚異の超絶テクニック 3.入江明日香作品のここが凄い!個人的

    入江明日香展で幻想的な世界観に魅了された!髙島屋にてキャリア初の大回顧展が開催中!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ
    hisatsugu79
    hisatsugu79 2018/09/21
    このあと、子供連れて会期中にもう一度行く予定!
  • 「狩野芳崖と四天王」展は、知られざる実力派絵師の傑作ズラリ!近代日本画の意欲的な美術展!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 日美術がブームとなって久しいですよね。2016年春、社会現象にまでなった伊藤若冲展をはじめ、歌川広重や葛飾北斎といった浮世絵の巨匠や、京都・奈良の古刹や仏師を特集した仏教美術展など、大都市圏で開催される企画展は、朝から行列ができることも珍しくなくなりました。 今まで美術史の中で埋もれかけ、低評価に甘んじていた画家たちも、熱心なファンたちによって少しずつ見直されてきています。鈴木其一、河鍋暁斎、渡辺省亭といった江戸末期~明治期の画家たちです。いずれも、美術館でのまとまった規模の回顧展がきっかけでした。 そんな中開催された展「狩野芳崖と四天王」は、美術史の中で完全に忘れ去られた狩野芳崖の弟子だった4名の日画家たちに新たに光を当てた意欲的な展覧会です。 知られざる実力派絵師4名の作品を掘り起こしつつ、横山大観、菱田春草といった、明治期の日画壇

    「狩野芳崖と四天王」展は、知られざる実力派絵師の傑作ズラリ!近代日本画の意欲的な美術展!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ
  • ブレイク前夜?!伝説の天才絵師、渡辺省亭の回顧展「SEITEIリターンズ!」が面白い!【展覧会感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 伊藤若冲、河鍋暁斎、柴田是真、五姓田義松・・・生前は実力・人気共に画壇トップクラスの天才絵師であったにもかかわらず、没後まもなく人々から忘れ去られ、そして近年になって再発見されてブレイクを果たした画家は、日美術史の中でたくさんいます。 エントリで紹介する渡辺省亭(わたなべせいてい)も、そのうちの一人。生前はパリに留学し、当時一流の西洋美術の巨匠たちと交流を持つなど華々しい活躍もありましたが、亡くなってからは完全に歴史の中で忘れ去られてしまいました。しかし、2017年頃から急速に注目され、再び「見つかりつつある」あるのです。 今日は、まさに再ブレイクをこれから果たすかもしれない、加島美術で開催中の渡辺省亭のミニ回顧展「SEITEIリターンズ!!」について、簡単に感想・レビューを書いてみたいと思います! 1.渡辺省亭ってそもそも誰なの? 渡辺省

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  • 【2018年秋・冬の美術展】絶対おすすめの注目展覧会ベスト20!【見どころ・開催情報まとめ】 - あいむあらいぶ

    【2018年11月11日最終更新】 かるび(@karub_imalive)です。 10月も後半になり、ようやく秋らしさ全開になってきました。秋といえばやはり芸術の秋。2018年秋も、首都圏・関西圏を中心に、過去最強クラスの西洋美術の名画・名作が続々と日に上陸してきます!もちろん、それを迎え撃つ日美術のラインナップも超豪華!国宝級の仏教美術はもちろん、日美術史における巨匠たちをフィーチャーした展覧会が開かれる予定です。 そこで、エントリでは、2018年秋~冬にかけて行われる各種展覧会の中から、”これは絶対見逃したくない”展覧会約20展を、簡単な見どころと開催情報を含めてまとめてみました。 それでは、順番にみていきましょう! 2018年下半期に観ておきたい展覧会ベスト20! 1.フェルメール展(東京・大阪) 2.ルーベンス展(東京/国立西洋美術館) 3.ムンク展(東京/東京都美術館)

    【2018年秋・冬の美術展】絶対おすすめの注目展覧会ベスト20!【見どころ・開催情報まとめ】 - あいむあらいぶ
    hisatsugu79
    hisatsugu79 2018/09/14
    おすすめした注目展はできる限り責任を持って、足を運び感想レビューを書いてます!レビュー記事へのリンクも随時更新中です。いよいよ10月中旬になり、秋の注目展覧会が一斉にスタートしています!
  • 「世界を変えた書物展」で知の森に酔いしれる!掘り出し物的なオススメの超優良展覧会でした!【美術展感想・レビュー】 - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 9月に入って芸術の秋がいよいよ到来。博物館・美術館でも一斉に秋の展覧会が始まりました。ムンク展、フェルメール展、ルーベンス展など、どれに行こうか目移りするくらい今年の秋は充実していますよね。 そんな中、秋の展覧会の先頭を切って上野の森美術館で公開された「世界を変えた書物展」が、掘り出し物的な凄い展覧会でした。以下、感想レポートにまとめました! 1.「世界を変えた書物展」とは 2.見どころ満載!稀覯の放つ知のオーラに酔いしれる! インスタ映え必至!異世界に迷い込んだような展示空間! ガラスケースで1点ずつ、丁寧に展示された稀覯コレクション 「知の集積」を直感的に理解できるインスタレーションも秀逸 3.グッズ制作も力が入っています!! 厚手で高級感のある「和」テイストの『風呂敷』 こだわりの作り込み!『ノートブック』 パンフレットも手を抜かない

    「世界を変えた書物展」で知の森に酔いしれる!掘り出し物的なオススメの超優良展覧会でした!【美術展感想・レビュー】 - あいむあらいぶ
  • 「北斎の橋、すみだの橋」は橋づくしのユニークな展覧会!マニアックで面白かった!【展覧会レビュー・感想】 - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 開館1周年を越えて所蔵品の紹介も一段落したすみだ北斎美術館。2018年になってから、意外性のある企画展が続いています。この秋、9月11日から開催する企画展「北斎の橋 すみだの橋」が、非常に力の入った意外性あふれる展覧会でした。徹底的に「橋」に着目した、「橋」づくしとなったユニークな展覧会は見応え充分。内覧会で取材させて頂くことができましたので、以下、感想・レビューをまとめてみたいと思います。 1.企画展「北斎の橋 すみだの橋」とは 2.展覧会の3つの見どころは? 見どころ1:葛飾北斎「諸国名橋奇覧」 見どころ2:北斎や弟子たちが描いた、様々な「橋」が面白い! 見どころ3:マニアックな「すみだの橋」特集! 4.混雑状況と所要時間目安 5.関連書籍・資料などの紹介 読みやすさは随一!入門書の決定版「北斎への招待」 安心の定番入門書!「もっと知りたい

    「北斎の橋、すみだの橋」は橋づくしのユニークな展覧会!マニアックで面白かった!【展覧会レビュー・感想】 - あいむあらいぶ
  • 映画以上の迫力!映画「散り椿」に合わせ、山種美術館で名作《名樹散椿》が特別公開! - あいむあらいぶ

    かるび(@karub_imalive)です。 9月28日(金)に「散り椿」という注目の日映画が公開されます。江戸中期における地方の弱小藩を舞台に、器用ながら誠実に生き、周りから愛された浪人剣士・瓜生新兵衛の生き様をケレン味や詩情たっぷりに描いた格派時代劇映画です。 すでに原作も早々に読了し、あとは映画館に行ってブログに感想を書くだけとなっており、公開が非常に待ち遠しい今日このごろ。そんな中、映画の原作小説の表紙を飾る速水御舟の名画《名樹散椿》が、映画上映中に山種美術館の企画展「日画の挑戦者達」で特別展示されることが決まりました。 今日は、簡単ですがこのタイアップ企画についてアートファンの立場からまとめてみたいと思います。(映画レビューは公開後に別途書きます!) 映画「散り椿」とは? 巨匠・木村大作監督もまさかのインスタアカウント開設! 映画内で特に注目したいのは「椿」 原作小説の表紙

    映画以上の迫力!映画「散り椿」に合わせ、山種美術館で名作《名樹散椿》が特別公開! - あいむあらいぶ