誰もがタイトなスケジュールに四苦八苦している現代社会ですが、精神的にくたくたな状態でエクササイズをすると、運動の効果が落ちる傾向にあることが、新たな研究からわかりました。 客観的にはまだ筋肉が疲れていない状態でも、疲れを感じやすく、早く運動を切り上げてしまいがちだというのです。イギリスのケント大学とフランスの国立保健医学研究所は合同で、心理的な消耗がエクササイズに及ぼす影響を探る研究を実施しました。 実験では、被験者の一方に神経を使うテストを課し、他方にはリラックスした時間を過ごしてもらったあとで、両方のグループに、脚を鍛えるエクササイズを行わせました。運動中は被験者の脚に電極を取り付け、筋肉の疲労度を測定します。また、運動中に感じた主観的な疲労の度合いについても、被験者に報告してもらいました。 米紙『ニューヨーク・タイムズ』では、その結果を次のように報じています。 この研究から、精神的疲