もう5年ほど前になるか、あるIT企業の幹部と雑談していた時、「データ」「情報」「ナレッジ」の違いは何かという話になった。その幹部は三つの表現を厳密に使い分けており、筆者が何か言うと「それは情報の話。問題はナレッジでしょう」などといちいち指摘してきた。しまいには「記者の皆さんは、これら三つをごっちゃにして記事を書いている。もっと注意して書くべきだ」とまで言った。メディアにいつも苦言を呈する人なのである。 「データと情報の違いはなんとなく分かりますが、情報とナレッジはどう違うのですか」と聞くと、その人は待ってましたとばかりに答えた。「マニュアルですよ、マニュアル。マニュアルに載っているのは情報、でもナレッジは書かれていない」と答えた。 続けてその人は「これはドラッカーが言っているのです。ナレッジワーカーか否かの境目はマニュアルだと喝破していますよ。これを読んだ時、『そうか、マニュアルの有無だ!
OPINION 情報洪水にどのように向き合うか?--「遮断」というユダヤの知恵 知恵の民族ユダヤ人 情報が世の中にあふれる。しかし私を含めて情報洪水を処理しきれないという人が多いのではないだろうか。その向き合い方として、ユダヤ人の方から聞いた「情報を遮断する」という知恵をここで紹介してみたい。(小泉元首相の2006年のイスラエル訪問から。日本人には異質な人たちだが、その豊穣な歴史と知恵はとても興味深い) 石角完爾氏の本を何冊か編集した。石角氏は自分とご子息が米国の高等教育を受けたことから、日本の学生たちに、世界各国の進学情報を提供する仕事もしており教育にも大変詳しい。その知識の広さ、そして独特かつ鋭く適切な思考に感銘を受けることばかりだ。 ユダヤ人というと日本では「差別や迫害を受けた人々」「お金持ち」などの、ステレオタイプのイメージが広がる。ところが私が石角氏から受けた印象は「ユダヤ人
読めないとはこういうこと→勉強できない子をあぶりだす5つの質問 読書猿Classic: between / beyond readers の続きというか、補遺。 英単語を覚えるのに努力や工夫をする人は多い。 しかし外国語の能力はいくら努力しても、その人の母語の能力を超えることはない。 日本語が貧しい日本人の、英語は、フランス語は、貧しいままである。 ここまではいい。 しかし英語の能力を高めると称する、教材その他は一産業をなすほどあり、メソッドやストラテジー、果てはブログ記事は腐るほどあるというのに、日本語のそれははるかに少ない。 通学時間帯の電車で、英単語本を開く学生のいない車両に乗り合わせたことはないが、老若男女をあわせても日本語の単語を覚えている人を公共の場で見たことがない。 ちょっとなめすぎじゃないか、日本語を。 ある言語の上級者と初級者を比べると、当然そのボキャブラリーには質・量と
Unix系OSだけでなくWindowsやMacintoshなど他のさまざまなOSでも利用可能なSSHは、セキュアなネットワーク接続に不可欠なソフトウェアです。本書では、SSHの導入および基本的な使い方からネットワーク環境に依存する高度な設定や使い方まで、OpenSSHとTectiaをベースにSSHが持つすべての機能を網羅的に解説します。ホームユーザから大規模ネットワークの管理者まで、セキュアなネットワーク接続を望むすべての人にとって本書は大いに役立つでしょう。SSH-2プロトコル対応。 監訳者によるサポートページ サンプルPDF(まえがき、350KB) サンプルPDF(3章--抜粋--、350KB) サンプルPDF(12章--抜粋--、300KB) サンプルPDF(付録G、300KB) 監訳者まえがき まえがき―― ようこそSSHの世界へ! 1章 SSHへの招待 1.1 SSHとは何か?
一 諦めましたよ どう諦めた 諦められぬと諦めた あきらめましたよ どうあきらめた あきらめられぬと あきらめた 二 あの方恋しや この方愛し 恋と愛とはちがうもの あのかたこいしや このかたいとし こいとあいとわ ちがうもの 三 あの人の どこがいいかと尋ねる人に どこが悪いと問い返す あのひとの どこがいいかと たづねるひとに どこがわるいと といかえす 四 異見聞く時ゃ頭を下げな 下げりゃ異見が上を越す いけんきくときゃ つむりをさげな さげりゃいけんが うえをこす 〔上を越す=頭の上を素通り〕 五 一寸も はなれまいぞと思うた仲は 主も五分ならわしも五分 いっすんも はなれまいぞと おもうたなかわ ぬしもごぶなら わしもごぶ 〔「ちょっと(ほんの少しの意)」を漢字で書くと一寸 / 五分+五分=一寸〕 六 嫌なお方の親切よりも 好いたお方の無理がよい いやなおかたの しんせつよりも
Webにある「学び舎」使っていますか? 無料で学べるオンラインコンテンツが数多く観られるようになってきました。従来は語学や、ビジネス系のものが目立っていましたが、最近では、質の高いIT系のオンライン学習のための教材がそろってきました。オンラインでの学習の利点はいくつか考えられます。 安価もしくは無料で質の高い教材に出会える 自分の時間をうまく使って教材や講座を観られる →モバイルデバイスに入れて持ち歩くこともできる 気に入った講座はサブスクライブ(登録)することで継続的に受講できる 海外の講座であれば、英語の勉強(ヒアリング)にもなる →海外出張や英語イベント参加の前に、英語脳に切り替えるのに便利 物理や数学、ITやプログラミングに直接関係無い事柄でも学べる 一方で、一緒に学ぶ同級生の存在が感じられにくい、サボる理由がいくらでもあり、モチベーションが続きにくいといった難点もあります。 また
※オトナって何だ!? 「最近の若者はどうしようもねえな」というセリフは、古代エジプトの壁画にも刻まれているという。若者の言葉づかいの乱れを憂いたのは清少納言だったか、それとも吉田兼好だったか。年長者が年下を叱責するのは、もはやヒトの本能に近い。 と、思っていたのだが、どうやら違うらしい。 震災後の日本社会と若者(2)小熊英二×古市憲寿 http://synodos.livedoor.biz/archives/1884961.html 日本では1970年以降、急速に「若者論」が流行るようになったという。たしかに時代は移り変わる。その流れについていけない人たちは、若者を貶めることで溜飲を下げるのだ。 冗談じゃない。 大人が「大人としての責務」を果たしていないくせに、勝手なことをぬかすな。いま必要なのは的外れな若者論ではなく「大人論」だ。 少なくとも私は言いたい、 「最近の大人はどうしようもねえ
「家鯖(ML115)のメンテナンスというかリプレース」で、ML115G5のCPUを換装したのは良いけど、きちんど温度管理できているかが心配したので確認してみることにした。 CPU温度やファン、電圧の状況は、IPMI(Intelligent Platform Management Interface)と呼ばれるインターフェースを介すことで簡単に確認できます。(ML115はIPMIに対応している) IPMI(Intelligent Platform Management Interface)はサーバのCPU、バス、ファン、温度センサ、電圧、ファンなどの基本コンポーネントの監視や遠隔地からの制御などを行うためのインターフェース仕様のことです。ハードウェア管理を行うために標準的なインターフェースを利用することで、そのインターフェースを搭載したサーバはベンダーの種類に関係なく共通の手法でハードウェア
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