2017年10月24日、日本外国特派員協会で、ジャーナリストの伊藤詩織氏が元TBS記者の山口敬之氏から性的暴行を受けたと会見を開いた。その後、しばらく事件の報道が過熱し、伊藤氏と山口氏の両サイドが様々な情報を発信した。山口氏との裁判の後にも、伊藤氏は、SNS上での誹謗中傷に対して提訴している。 伊藤氏をめぐる一連の裁判はその後どうなったのだろうか。7月9日、「伊藤詩織さんの裁判報告会」が都内で行われた。主催者は『伊藤詩織さんの民事裁判を支える会 Open the Black Box』。以下、多少の補足説明を交えながら、報告会で配布された資料と公開された情報を記したい。(長野 光:ビデオジャーナリスト) TBS記者に対する1100万円の損害賠償訴訟の顛末 伊藤氏は2017年の会見後、山口氏の件を含め、4つの裁判で争った。いずれの裁判も伊藤氏の勝訴で終わった。 ■裁判①:山口敬之氏への訴訟(終
![元TBS記者からの性被害を告発した伊藤詩織氏、なぜこれほど長く裁判で闘うことになったのか? 【StraightTalk】裁判がすべて終了した伊藤詩織氏に関わる4つの裁判とその結果 | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d57d7e45e578b521ef0babacc24edd69c33034c6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2F2%2F1200mw%2Fimg_b253596d23dbbee8271f78b93bc32c112864256.jpg)