(上)芝生が剥がされる前のグラウンド=岸和田市立春木中学校提供(下)保護者により芝生が剥がされたグラウンド=2010年12月16日、酒井雅浩撮影 大阪府の事業で、グラウンドを全面芝生にした岸和田市松風町の市立春木中学校(高間裕博校長)で、野球部やソフトボール部の生徒の保護者が学校の許可なく芝生の一部を剥がしたことがわかった。保護者は「でこぼこがあり練習ができない」と抗議をしていたという。学校は「住民からの寄付も受けて芝生化した。保護者側に復旧を求める」としている。 春木中は昨年6月、グラウンド9000平方メートルを全面芝生にした。今年11月5日、野球部の生徒の保護者から「自然に剥がれたりしてでこぼこしており、練習しやすいようすべて剥がしてほしい」と抗議を受け、同12日の話し合いで「学校としてできることはやるが、芝生は剥がせない」と説明。同27日に学校側が費用を負担し、土砂を16トン購入して