30代男性の未婚率を30%に下げます――。独身の市民の結婚活動(コンカツ)支援に具体的な数値目標を掲げ、愛知県東海市長に19日、現職の鈴木淳雄氏(63)が無投票で3選された。この公約は、「若者が結婚できない社会を放置していたら大変なことになる」と危機感を抱き、提起したという。 同市に住む30代男性の未婚率は、05年度の国勢調査で39.9%と、全国平均より0.9ポイント高かった。 昨年12月の市議会一般質問でこの数字を指摘した神野久美子市議(公明)は、08年度に20〜35歳対象の交流セミナーを12回実施した兵庫県明石市を例に、東海市もコンカツ支援に動くよう訴えた。 「これは異常な数字だ」。独身の次男(36)を持つ鈴木氏も、結婚しない30代男性が市内にこれほど多いとは思っていなかったという。30代女性の未婚率が18.2%と、全国平均より7.3ポイント低いだけに、違いは際だっていた。 鈴