シカゴモーターショー1989でベールを脱ぎ、初代「NA」型から「NB」、「NC」、現行「ND」と受け継がれてことしで30年。マツダ『MX-5』、日本名『ロードスター』は、「伸びしろが、このクルマにはまだまだ残ってる」という。 ことし春から新たに商品本部主査に就任した斎藤茂樹氏が、軽井沢ミーティング(5月26日)に姿をみせ、現行ロードスターNDのこれからについて、熱く語ってくれた。「これまで培ってきたロードスターの基本の方向性や考え方は、変えようとはしていないです」と前置きしながら、「でも」と切り込んだ。 「でも、これからももっともっと進化させたいと思っている。それがぼくの役割だと思っている。やっぱり思うのは、スポーツカーって何が楽しいかって考えると、ゆっくり走って楽しいスポーツカーこそ、ぼくたちがつくるべきほんとうのスポーツカーだよね、っていう点です」 「速く走って楽しいクルマは世の中にた