タグ

ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (11)

  • いじめで「死ななかった子」と親を取材して分かったこと

    <報道記者・キャスターとして子どものいじめ問題を取り組んできた著者による『いじめで死なせない』は、「もしものとき」のために親が知っておきたい知識を得られる一冊> 一九九五年に日テレビ報道局で教育を担当する社会部記者となり、各地の学校を取材して回っていた頃、ある少女が私に言った。 「助けてください。いじめは辛いのです。子どもどうしのことだろうと、放っておいたりしないでください」 教室の中で起きる過酷ないじめに気づかない大人のひとりとして、私は心臓をぎゅうとつかまれた気がした。当時は、愛知県西尾市で大河内清輝くんが「いつもいつも使いばしりにされていた」と書き残して十三歳で亡くなった後で、いじめ自殺が大きな社会問題となっていた。(「はじめに」より) 『いじめで死なせない――子どもの命を救う大人の気づきと言葉』(岸田雪子著、新潮社)の著者が子どものいじめ問題に関わるようになったのは、このことが発

    いじめで「死ななかった子」と親を取材して分かったこと
  • 裁量労働制のどこがウソなのか?

    <日の企業では事実上、人に時間管理の裁量権がないケースがあり、その状態で裁量労働制の制度だけを適用すれば、結果として長時間労働につながりかねない> 裁量労働制にすればトータルの労働時間が減るのか、減るという統計はウソではないのか、といった話しが政治的な駆け引きに使われています。要するに、野党側は政府が提出した「裁量労働にすると労働時間が減る」というデータの信憑性を疑っているわけです。 確かに裁量労働制というのは、「あるタスクを完遂する上で、時間のかけ方や仕事の進め方を、自分の裁量でコントロールし、主体性を持って仕事に向き合う」という考え方に立って、「求められる成果を上げていれば、出退勤は自由」という運用をするものです。 この制度ですが、理想的に運用がされればメリットはあります。「仕事の遅い人が高額の残業手当をもらったり、努力賞的な評価を得たり」することがなくなり、「スキルの高い人が比較

    裁量労働制のどこがウソなのか?
  • 小田急線火災の本当の問題は、燃えた車両の屋根より地上の避難体制

    <小田急線火災では車両に火が燃え移ったことより、その後の避難体制をどう確立するかの方が大きな課題> 今週10日(日)に小田急線「参宮橋~南新宿」間で、新宿行き各駅停車(3000形3次車、8両編成)が、線路脇のボクシングジムで火災が起きているにも関わらず、火災現場に8分間も停車する事態が発生しました。その結果、7号車(新宿寄りから2両目)の屋根に火災が燃え移っています。 この火災ですが、現場の周辺住民による動画などが複数撮影され、なかには車両の屋根が赤い炎を上げている映像などもあることから、報道各社はこの動画を繰り返し放送しました。 こうした事態を受けて小田急電鉄は、喜多見車両基地に回送された車両を報道陣に公開しています。その際に小田急は、「車内には何の変化もなかった」ことを情報公開していたようですが、取材映像としてはやはり「黒焦げになった屋根」に注目が集まることになりました。 この事態が一

    小田急線火災の本当の問題は、燃えた車両の屋根より地上の避難体制
  • 「正義」を冷笑して権力を手にしたトランプ

    <オバマの掲げた「正義」を冷笑してのし上がったトランプに対して、全面的に「正義」を振りかざすヒラリー。これではアメリカ社会の分断は緩和されない> 先週から日のツイッター上で「正義」に関する議論が盛り上がっています。1つのきっかけとしては、まずある作家の「暴走するような正義が、この地上のどこにあったって言うんだよ。」という投稿があり、これに対して原理主義の掲げる正義への批判や、「正義の味方」という言葉の「正義」と英語の「ジャスティス」の違いとか、様々な議論が寄せられました。そうした一連の議論を受けて佐々木俊尚氏が、 「正義の側から見ると正義は暴走するようには見えないんだけど、そうじゃない側から見ると暴走していると見える。しかし指摘すると冷笑的と怒られる。理解し得ない悩ましい問題」 と応じたのは興味深いと思いました。この問題では、「絶対と信じて正義を掲げつつ、それを信じないグループからは暴走

    「正義」を冷笑して権力を手にしたトランプ
  • ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    申し訳ありません。お探しのページが見つかりませんでした。 5秒後に自動的にNewsweekトップページへと移動します。 自動的に移動しない場合は、こちらをクリックしてください。

    ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
    holly_d
    holly_d 2017/05/19
    “(コースの内容を見ると)あくまでサイバーセキュリティといっても運用のノウハウを持った管理者を育成する、それ以上でも以下でもないということです” #クロス
  • サウジ国王来日 主婦はほんとに爆買いにしか関心ないんですかね

    <ワイドショーまでもがサウジアラビアの話題を取り上げた、先週のサルマーン国王ご一行騒動記。取材をたくさん受けたが、ほんとにガックリだった。一番驚いたのは元AKBの高橋みなみのラジオ番組だ> 3月12日から15日、サウジアラビアのサルマーン国王一行が日を訪問した。ふだん、サウジアラビアをメディアが取り上げることはめったにないのだが、今回ばかりはちがっていた。一行の到着前から報道番組だけでなく、何とワイドショーまでもが積極的にサウジの話題を取り上げてくれたのである。 こちらも中東でテロや戦争が起きたときしかメディアに呼ばれることはないので、昔住んでいたことのあるサウジアラビアについてメディアでしゃべれるのはけっこううれしかったりする。 とはいえ、いやな予感がなかったわけではない。随行員の数が1000人、あるいは1500人になるとか、ハイヤー借り上げ400台、エスカレーター式の飛行機のタラップ

    サウジ国王来日 主婦はほんとに爆買いにしか関心ないんですかね
  • 高齢ドライバーの問題を認知症患者に押しつける改正道路交通法

    <高齢の運転者による交通事故が多く報じられているが、今月の道交法改正で果たして事故は防げるようになるのか。「認知症への誤解や偏見を助長するだけ」と主張する外岡潤弁護士に話を聞いた> 3月12日、改正道路交通法が施行され、認知症と診断されたドライバーの運転免許を取り消すための手続きが強化された。 75歳以上の高齢ドライバーが免許証を更新する際に行われる、簡易的な「認知機能検査」に引っかかった場合は、医師の検査を受けなければならない。もし認知症と診断された場合は、免許取消しの対象となる。 また、75歳以上の高齢ドライバーが信号無視や一時不停止など、一定の違反をした場合にも、臨時で認知機能検査が行われ、やはり同様の流れとなる。 昨今、高齢ドライバーの起こした交通事故が多く報じられ、今回の法改正を必要なものと受け止める人も多いかもしれない。しかし、「このような処置は認知症への誤解や偏見を助長するだ

    高齢ドライバーの問題を認知症患者に押しつける改正道路交通法
    holly_d
    holly_d 2017/03/21
    “(「認知症患者は危険なのだから一律に公道から排除せよ」という乱暴なやり方より)私はアクセルとブレーキを踏み間違えない構造の自動車を開発し普及させることにまず着手すべきと考えます”
  • 選挙戦最大のピンチに追い込まれたトランプ

    <対ヒラリーで見たトランプの支持率が急落している。焦点になっているのは、乱射事件への対応のひどさやあくまでも銃規制に反対する姿勢、そして共和党主流派との対立だ> 共和党予備選で過半数を越える代議員を獲得して「統一候補」とみなされているドナルド・トランプですが、ここへ来て選挙戦が始まって以来の最大のピンチを迎えています。何よりも支持率が急落しています。政治情報のポータルサイト「リアル・クリア・ポリティクス」によれば、直近の世論調査では、 ■CBSニュース・・・ヒラリー43%、トランプ37% ■ブルームバーグ・・・ヒラリー49%、トランプ37% など、ヒラリーとトランプの差が急速に開いていて、6月後半に結果の出た複数の調査の平均値では、「ヒラリー44.0%」対「トランプ38.4%」とハッキリと差が出てきています。 なかでも衝撃的なのは、ABCテレビとワシントンポストが合同で実施した調査で、トラ

    選挙戦最大のピンチに追い込まれたトランプ
    holly_d
    holly_d 2016/06/18
    捜査の進展に合わせて「イスラム過激派テロ事件」→「個人的動機の特殊事件」ってきちんと事実認識されてるのか…「地下アイドルとヲタ問題」っていうズレた報道が結局そのままだったのとは対照的。 #クロス
  • SMAP解散危機、ベッキー騒動は「ニュース」なのか?

    マスメディアを批判する言葉として、ネット上でよく使われる言葉に、「マスゴミ」というものがある。権力や経済界に媚びへつらった報道をしたり、視聴率や売り上げ部数至上主義で、芸能ゴシップや低俗なテーマなどに長い時間をとったり、紙面を割いたりしていることへの、視聴者や読者のメディア不信を象徴している言葉だ。 確かに、全体的に言えば、日のマスメディアには、多くの問題があり、筆者も批判することも少なくないのだが、一方で、マスメディア内のジャーナリズム精神を持った良心的な記者やディレクターの苦労もよくわかる。彼ら自身が、現在のメディアの在り方に悩んでいるのだ。 「視聴者が何を求めているか」と「メディアが何を報じるべきか」 先日、都内で催されたシンポジウム"後藤健二さん殺害事件から1年 ジャーナリストはなぜ「戦場」へ行くのか~取材現場からの自己検証"での、テレビ朝日の内藤正彦・ニュースセンター編集長の発

    SMAP解散危機、ベッキー騒動は「ニュース」なのか?
    holly_d
    holly_d 2016/01/22
    そう考えてみると、モーニングCROSSはかなりバランスが取れている方だよなぁ(-ω-) #クロス
  • 「フジ子・ヘミング現象」の何が問題なのか?

    ピアニストのフジ子・ヘミング女史のリサイタルを聞く機会がありました。場所は、ニューヨークのリンカーンセンター内のアリス・タリー・ホール。東日大震災のチャリティーという主旨もあって、多くの聴衆が集まっていました。その聴衆ですが、ザッと見渡したところ95%は日人のようで、場内のアナウンスも日語だけであったり、在米日人コミュニティーのイベントということは明らかでした。改めて日でのフジ子人気の凄さを感じさせられました。 リサイタルの内容ですが、一部で言われているような「超スローテンポ+旋律の濃厚な味付け」のユニークな演奏というのではなく、端正でロマンチックな普通の演奏でした。確かにテンポに変化をつける部分はありましたが、一小節内のリズムは良くも悪くもメトロノームを刻むような正確さがあり、節度を崩した演奏という印象はありませんでした。 メカニックにしても解釈にしても最近のピアノ界の様々な「

    holly_d
    holly_d 2015/08/23
    これ、もう数年前の記事だけど、佐野騒動で見えてきたデザイン・広告業界にも閉塞的な問題というか共通性を感じるなぁ(=ω=) #クロス
  • 安保法案については、アメリカ人だから語りません | パックン(パトリック・ハーラン) | ニューズウィーク日本版

    【はじめに】 僕らアメリカ人が日の安全保障問題について、しつこく意見を述べたりすると、日の皆さんはむかつくかもしれない。 「そもそもいまの憲法を押し付けたのはアメリカだろ!」と反発する人もいれば、「集団的自衛権を求めているのはお前たちだろ!」と反発する人もいるでしょう。 どちらも否定しづらいし反論しづらい。 だから、今回は安保法案に関して自分の立場をわきまえた上で、個人的な意見は控えさせていただきます。反対だけどね。でも「反対だ」とは言わない。 「敵国の少ない日が集団的自衛権を実行し、敵国の多いアメリカとつながれば、日がより危険な状態になると思う」という自分の考え方も説明しない。 「武装して勢力の均衡を保とうとする場合、相手が核保有国だったら、こちらも核保有国になる必要さえあるのでは?」という疑問もぶつけない。そんな個人の見解をここでは一切書かないことにしよう(では、題へ)。 先

    安保法案については、アメリカ人だから語りません | パックン(パトリック・ハーラン) | ニューズウィーク日本版
    holly_d
    holly_d 2015/08/01
    “日本の皆さんは、日本の立法、司法制度の独特さをどれぐらい知っているのかな? よければ一緒に考えよう。” #クロス 出演時にも触れてたけど、さらに詳しい解説。若い人たちはぜひ読んでほしい。
  • 1