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ブックマーク / note.com/qzqrnl (30)

  • あらゆるコンテンツが "ドキュメンタリー"になっていく|最所あさみ

    ここ最近、Netflixのオリジナルドキュメンタリーをあれこれ見ているのですが、中でも面白かったのがこの「100万ポンドのメニュー」。 レストランを開くという夢をもつ若者が、3日間だけのポップアップレストランを通して投資家にそのポテンシャルをアピールし、出資にこぎつけるというドキュメンタリーです。 初日の夜は半額で一般のお客様に解放し、2日目のランチ投資家が来店。そこではじっくり投資家と向き合って事を用意し、味を確かめてもらいます。 そして3日目には一般客に混じって投資家に再度訪れてもらい、オペレーションをチェック。 3日目の営業終了後にそれぞれの投資家が出資するかどうかをジャッジするという構成です。 ドキュメンタリーを通してチェーン展開の考え方やオペレーション構築のミスなどリアルビジネスに関する知見を得られるのはもちろん、人間ドラマとしても面白く、ぜひたくさんの人に見てほしい良作です

    あらゆるコンテンツが "ドキュメンタリー"になっていく|最所あさみ
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    honeybe 2018/08/24
  • 今、求められている『ストーリー』とは何か|最所あさみ

    大学進学で上京して以来10年以上テレビを持っていない私ですが、この1、2年はなんだかんだでドラマを中心にテレビを見る機会が増えました。 スマホで視聴できる環境が整い、NetFlixをはじめ有料課金コンテンツが当たり前になったことで、これまでテレビを持っていなかった層が逆にお金を払ってでもテレビ番組を観たいと思うようになってきているという流れは面白いなと我ながら思っています。 特に最近は『半分、青い。』にハマり、何度か朝ドラを観て考えたことを記事にしたりもしています。 そして強く感じたのは、今後の店舗空間は映画やドラマのセットをより意識すべきなのかもしれない、ということ。 deleの試写会は普段テレビで観るドラマを映画館で観るという贅沢な体験だったこともあってか、いつも以上に世界観に没入できた感覚がありました。 ただそれは単に大画面だったからというわけではなく、動画の質感や光の入れ方、衣装や

    今、求められている『ストーリー』とは何か|最所あさみ
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    honeybe 2018/07/27
  • あらゆることを肯定して生きるということ|最所あさみ

    私は、自分が好きなものを全力で『好き』と言ってまわるのが好きだ。 いいものがもっと多くの人に見つかってほしいし、同じものが好きな人と『いいよね』『最高だよね』と言いたい。 でも昔からそうだったわけではなくて、思春期はもっとひねくれていて自意識も過剰だったので、何かを否定する方が自分が優位に立てると無意識に感じていたような気がする。 他者を否定することで、自己を肯定する。 これは麻薬のようなもので、たしかに一瞬は効果があるけれど長くは続かない。 なぜなら、否定によってハードルを上げることは、我が身を振り返った時に自分の首を締めることにつながってしまうからだ。 よく人の脳は主語を理解できないというけれど、そもそも何かを否定ばかりしているとどんなに表向きは強がっていてもうっすらとした自己嫌悪が心に積もっていく。 何かをやっている人に対して、行動も起こしていない自分は何をやっているのだろうかという

    あらゆることを肯定して生きるということ|最所あさみ
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    honeybe 2018/07/23
  • サイジングの肝は「ぴったり感」ではない|最所あさみ

    先日発表されたZOZOの新展開。 スーツへの参入とグローバル展開のニュースは、ファッション業界だけではなくあらゆるところで話題になっていました。 ZOZOSUITで数値を測定し、体型にあったカスタムオーダーを実現するZOZOに対して、賛否両論様々な意見が飛び交っています。 私は今後『サイジング』はファッション領域においても重要なポイントになっていくと思っているのですが、そこでよく話にでてくるのが 『みんながみんな "ぴったり"を好きなわけじゃなくない?』 という意見。 この議論は半分正しくて、半分は的外れだと思っています。 そもそも日人は標準体型の人が多いため、フリーサイズが着られない規格外の人たちはマイノリティとして不便を強いられてきました。 私が百貨店にいた当時も小さいサイズと大きいサイズは安定的にお客様がついており、自分のサイズにあった洋服の需要を痛切に感じたものです。 もちろん国

    サイジングの肝は「ぴったり感」ではない|最所あさみ
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    honeybe 2018/07/06
  • 「好きなことをやる」という劇薬|最所あさみ

    人の働き方が多様になり、どんどん自由になっている今、「好きなことをやって生きる」ということが現実のものになってきました。 実際、私もコツコツ自分の好きなこと、興味のあることについて発信していたら共感してくれる人が増え、今は会社でもプライベートでも好きなことをたくさんやっています。 でも、一方で「好きなことをやって生きる」という言葉を額面通りに受け止めすぎると危ないのではないか、ということも同時に思っています。 ちょうど最近読んでいた「葉隠」の中で、こんな一節がありました。 『人間一生誠に纔(わづか)の事なり。好いた事をして暮らすべきなり。夢の間の世の中に、すかぬ事ばかりして苦を見て暮すは愚なることなり』 人の一生はほんのわずかの間のことだからこそ、自分の好きなことをして生きるべきである、という今にも通じる主張は、現代と同じ普遍的な真理なのだと思います。 しかし、その後には次の言葉が続きます

    「好きなことをやる」という劇薬|最所あさみ
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    honeybe 2018/06/28
  • センスを育むために必要なもの|最所あさみ

    『 "読む"ができる人は必ず "書く"もできる』 これは私の中で確信していることのひとつです。 そしてこの考え方の根底にあるのは、センスはインプットとアウトプットの総量によって育まれるということ。 たくさん読んできた人は、自分の中に独特のリズムと美意識を形成しているので、いきなり書かせてもリズム感のある文章を作ることができます。 そして漢字とひらがなのバランスや語尾のバリエーションなど、何も言われなくても体感で文章の美醜を判断できるもの。 だからこそ私は、ものを書く人には必ず『何をどれだけ読んできたか』を聞きます。 内部留保がたくさんある人は、少しくらいアウトプットが増えても簡単に枯れたりしないから。 *** 文章だけではなく、ファッションセンスも音楽センスも何もかも、すべてはインプット量に比例するものだと私は常々思ってきました。 洋服を買う場所なんてない片田舎で育った私が、生まれも育ちも

    センスを育むために必要なもの|最所あさみ
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    honeybe 2018/05/28
  • 需要を起こしてから供給する|最所あさみ

    今は技術の進化で『作る』が圧倒的に容易になった結果、どの分野でも商品やサービスは供給過多になっています。 minneやcrema、BASE、STORE.JPといったサービスのおかげでハンドメイド商品や自分が買い付けたものを販売するハードルはグッと下がり、またメルカリのようにモノを作っていなくても売り手になれる時代が到来しました。 その中で選んでもらうための手法として、ストーリーテリングやコミュニティ化など様々な手段が試されていますが、私はどんな時代にも共通する普遍的な真理は『需要を歓喜してから供給すること』なのではないかと思っています。 そしてそれは言い換えれば、冒頭で紹介した通り 『情報量が商品量を上回っている』 という状態のこと。 つまり、誰もが欲しいと思っているところに必要な分だけ供給することこそが、絶対に負けない戦略であるということです。 そして私はこの場合の『情報量』は、最終的に

    需要を起こしてから供給する|最所あさみ
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    honeybe 2018/05/24
  • 知的好奇心は後天的に育成しうるのか|最所あさみ

    ときどき、 『なんでそんなにたくさんのことに興味がもてるんですか?』 と聞かれることがある。 思い返してみれば小さい頃から何かにつけて『なんで?どうして?』と興味津々で両親や先生に疑問をぶつけては、『わかる楽しさ』を感じてきた。 さらに当時パソコンなどなかった我が家で、お母さんが『会社のパソコンで調べてくるからね』という約束を毎回守ってくれたおかげで、『調べればわかる』という原体験をしたことも大きい気がしている。 知らなかったことがわかるようになる楽しさ。 そしてそれは自らの手で作れるのだということ。 鬼のような部活をこなしながらも宿題はきっちりやり遂げてきたのも、大学受験に向けて起きている間中ずっと勉強し続けていられたのも、根底にあったのは『わかる楽しさ』だったのだろうと思う。 私はそれが当たり前だと思って生きてきたけれど、自分が好きで読んだり調べたりしたものを発信するようになってはじめ

    知的好奇心は後天的に育成しうるのか|最所あさみ
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    honeybe 2018/05/14
  • 「購買」から「体験課金」へ|最所あさみ

    お店の中にあるインテリアや器が「すべて」買えるレストラン。 まさに、昨日書いた通り「売場もメディアになる」時代なのだなとこの記事を読んで改めて思いました。 こうした流れはライフスタイルショップやカフェ併設型ショップが流行った時代からあるものの、今は店舗で見たものがオンラインで簡単に購入できるようになったからこそ、よりメディアとしての色が強くなっているのではないかと思います。 つまり、これまでは店舗で見てそのまま買ってもらえるような導線を考えなければならなかったのが、オンラインでも買えるようになったことで、体験にフォーカスしてエンゲージメントを高め、後から買ってもらうといった長い時間軸で考えられるようになったということ。 『買いやすいEC』から『魅力的なメディア』へと変わってきているというのが、このニュースの質的だと思っています。 とはいえ、それって当に売れるの?という疑問もたしかにあ

    「購買」から「体験課金」へ|最所あさみ
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    honeybe 2018/05/12
  • 「店舗」というメディアが好きなわけ|最所あさみ

    もっと言うと、単なる『売る場所』ではなく、人が新しいものに出会い、試してみたい、そして持って帰りたいと思えるような場所。 洋服そのものも好きだし、作り手の思いを聞いたり産地に足を運ぶことも好きだけど、私はいつもその感動をどう届けるかを考えたくなります。 ただ量を売るのではなく、適切な人に適切なものを、ちょうどいい量渡すにはどうしたらいいか。 昨日書いた「これから重要になる "バズらない力"」にも通じる話ですが、モノだって大量に売れたりブームになることが必ずしもいいとは限りません。 作り手と使い手、そして商品そのものという三者すべてがハッピーになれるバランスを探ること。 その仕組みの中で、私は『伝える』役割でありたい。 それも、リアルな店舗というメディアを使って。 私はもともと雑誌も大好きで、月に5冊以上読んではいつかここに載ってる洋服を全部着るんだ!と夢見ていました。 どこかで運命の歯車が

    「店舗」というメディアが好きなわけ|最所あさみ
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    honeybe 2018/05/12
  • フェスという「メディア」の使い方|最所あさみ

    今年のGWは、はじめて「VIVA LA ROCK」に行ってきました。 普段そんなにフェスやライブに行くタイプではないですが、SHISHAMO、indigo la end、レキシ、サカナクションとちょうど好きなアーティストが一気に見られるタイムテーブルだったので即決即断。 屋内フェスなので暑すぎず寒すぎず、客席でまったりする余裕もあり、私の中で「フェス」のイメージが変わった体験でもありました。 お目当のアーティストはどれも生歌を聞くのははじめてで、一切ハズレのない楽しい時間だったのですが、すべてのアーティストに対して『単独ライブに行きたい』『CDを買いたい』と思ったかというとさすがにそんなことはなく。 自分がアーティストという立場だった場合、フェスというメディアをどう使うだろうかとあれこれ思案していました。 そもそもフェスにくるお客さんというのは自分たちのファンばかりではないため、その場を楽

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    honeybe 2018/05/07
  • ものを作る責任と、売る覚悟。|最所あさみ

    先日、とある経営者の方と話していた時に言われて衝撃を受けた言葉。 「先輩経営者から、『百貨店のオリジナルには関わるな』って言われてるんですよねぇ」 これを聞いたとき、百貨店出身の私が言うのもおかしな話だけれども、これはひとつの真理だと思いました。 とはいえ、百貨店を悪者にしたいわけではなく、ましてや担当者個人を非難することなんて到底できません。 では、何が問題なのか。 それは組織の構造上、担当者が数年で変わってしまうこと、それによって方向性がブレてしまうリスクが高まるということです。 ある商品を作ったとして、期間を区切ったり限定感をだして単発で売ることはできても、それを継続的に売り続けるには一軸の通ったブランドが必要になります。 しかし、ブランドというものは、当然ですが一朝一夕に出来上がることはありません。 継続的に売れるものを作るにはそれなりの時間がかかるのに、2、3年で担当者が変わっ

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    honeybe 2018/04/26
  • 「思考の外」へのストレス耐性|最所あさみ

    リーダーの資質とされるものは多々あるけれど、最近思うのは突き詰めるとメンタルの強さがすべてなのではないかということです。 決断において最後は自分が責任をもつという胆力、批判にさらされてもめげないハートの強さ。 一般的に言われる『メンタルが強い』という言葉は、そうした有事の際の強さについて言及していることが多いのですが、なにもない凪のときこそその人の器の大きさが試されるのかもしれない、というのが最近気づいたことです。 それは簡単に言えば、人が思い通りに動かないことをどこまで許容できるかということ。 自分の想像通りの世界を作るためにメンバーを動かすのではなく、いかにメンバーの中にある思考や行動の壁を打ち破り、お互いに思ってもいなかった化学反応を起こすために、じっと待てるかどうか? それこそが器の大きさと言えるのではないかと思うのです。 よく『組織はトップのうつわ以上に大きくならない』と言います

    「思考の外」へのストレス耐性|最所あさみ
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    honeybe 2018/04/16
  • 男女の関係もまた、『君子の交わり淡き水のごとし』|最所あさみ

    「好きになるのはいいが、惚れてはいかん」 何か事を成そうという人は、相手を好きになる感受性と共に、『のめり込みすぎない』冷静さが必要なのだと思う。 惚れるということは、相手に魂を預けることに他ならないからだ。 それは、恋愛においても同じこと。 『君子の交わり淡き水のごとし』は、すべてに当てはまる金言だ。 *** 『竜馬がゆく』の中で、フランス製のおしろいを前にした竜馬が3人の女性のうち誰に贈るかを思案する場面がある。 将来のとなるおりょう、身分違いの恋だったお田さま、そして『嫁にしてもらえなければ腹を切る』とまで言わせた千葉道場の娘・さな子。 この場面で竜馬は『君子の交わり、淡き水のごとし』という言葉を思い出す。 もちろんこれはフィクションなのであくまで物語上のエピソードではあるが、事を成す上で『惚れすぎない』というのは重要なことではないかと思う。 同じく司馬作品の『峠』の中でも、主人公

    男女の関係もまた、『君子の交わり淡き水のごとし』|最所あさみ
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    honeybe 2018/04/16
  • サウナとストロングゼロから考える、これからのブームの作り方|最所あさみ

    (※今日は野球記事のときと同じようなテンションでお送りしています。あらかじめご了承ください。) ちょっと前からごく一部では話題になっていた「#わたしのストロングゼロ」なるハッシュタグ。 ここにきて、とうとうストロングゼロ界を牛耳るダブル長谷川の談合により、「#わたしのストロングゼロ」を軸に地下ユニットとして動き出すことになったそうです。 こうして今をときめくエース編集者たちが組んで格的にやりだすと、ほんとに公式に届く日がくるんじゃないかって…ストロングゼロのオウンドメディア運営依頼とかきちゃうんじゃないかって…そんな、ある種の希望と絶望がないまぜになった複雑な心境になりますよね。 そして昨晩、この2人のツイートをきっかけに「ストロングゼロを飲んでみたい!」という初心者(私含む)がわらわらと集まり、近々ほんとにストロングゼロという国境を超える日がきそうな機運が高まっています。 大の大人(※

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    honeybe 2018/03/07
  • サブスクリプションの未来と、人は何にお金を払うのかということ|最所あさみ

    ここ数年アメリカを中心に盛り上がっていたサブスクリプションモデルも、最近は徐々に落ち着いてきて、サブスクリプションに向いている商材と向かない商材の明暗が分かれてきたように思います。 「毎月商品を送る」というモデルの走りであるコスメサンプルのサブスクリプション・GLOSSYBOXは紆余曲折の末、日での事業は@コスメに買収されBLOOMBOXという名前で成長を目指し、サブスクリプションビジネスで必ず名前がでてくるカミソリのDollar Shave Clubもユニリーバに買収されました。 他にも香水やコールドジュース、ワインなどの「お試しサイズ」を毎月種類を変えて送るサービスがたくさん生まれましたが、比較的成功した企業でもIPOではなく売却でのEXITであることを考えると、サブスクリプションモデルは単独で事業スケールを拡大することは難しく、何かしら既存事業があった上でシナジーを出すことに向いて

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    honeybe 2018/02/16
  • 岡崎体育さんのファンクラブから見る「フェア」と「平等」の違い|最所あさみ

    今日のnoteは、当は別のテーマで書く予定だったのですが、岡崎体育さんのファンクラブ騒動が自分の中で最近考えていたことを象徴するものだったので、自分の理解の整理のために筆をとってみました。 まず、岡崎体育さんのファンクラブ騒動とは、「bitfan」というサービスを使った新しいファンクラブシステムが発表されたことが発端でした。 参考:ファンの熱量を可視化するサービス「bitfan」第一弾アーティストは岡崎体育!ファンクラブの常識を覆す新サービス 要は、グッズやライブチケットなどに使った金額に応じて、チェキの撮影や握手会などのファンクラブ特典が追加されるという仕組みです。 この新しい試みに対して、「ファンを使った金額で差別するのか!」と批難の声が上がり、想像以上に大きな騒動となりました。 最終的に、岡崎体育さんご人が「ファンクラブの存在意義について」というブログで経緯を説明し、これもまた大

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    honeybe 2018/02/05
  • 「知性ある消費」を増やすために|最所あさみ

    自己紹介の時に「小売が専門です」というと、いつも「やっぱり売るのが好きなんですか?」と聞かれるので、毎回答えに困っています。 というのも、私は「売る」ということ自体にはこだわりがないから。 より厳密にいうと、人に所有してもらうことへの限界を、もう5年以上も前から感じてきたので、その人のライフスタイルや感覚にあった商品との「接し方」がデザインできたらいいなと思っています。 昨日トークイベントでお話しいただいたストライプインターナショナルの石川さんも「新品がほしいひと、中古がほしい人、レンタルしたい人、それぞれに合うものを提供していきたい」とおっしゃっていましたが、まさに人とモノの接点が多様化しつつあるのが今の時代なのだと思います。 そう考えたとき、私がやりたいのはモノの「売り方」をデザインすることではなく、もっと大きな「消費」自体のリデザインなのかもしれない、と思うようになりました。 私自身

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    honeybe 2018/01/25
  • ファッションブランドとアイドルの親和性|最所あさみ

    最近、朝電車に揺られていて気づいたのですが、今時の中高生ってよく電車の中でPV(MV)を見ているなあと思います。 しかも、K-POPのガールズグループのPVを見ていることが多い。これってよく考えたらけっこう不思議な現象だなと思います。 PVは「プロモーション・ビデオ」の略であり、その音楽の広告的な要素も含んでいます。 来であれば見過ごされるどころか嫌われてもおかしくないはずのものが、能動的に見られている。これはすごいことだと思います。 逆に見る側の心理を考えてみると、そのアーティストが好きという以上に、PV自体の世界観に惹かれている側面もあるのではないかと思います。 そしてその違いが、AKB48のPVではなく韓国アイドルのPVを見るという行動に現れているのではないかと思います。 例えばAKB48の「恋するフォーチューンクッキー」と少女時代の「Gee」のPVを見比べてみると、その違いがよく

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    honeybe 2018/01/10
  • 「レコメンド」がすべて機械に置き換わったりしない理由|最所あさみ

    「リッチマン・プアウーマン」というドラマをご存知でしょうか? スタートアップ界隈にいる30代であれば知らない人はいないのではないかと思うくらい、月9の恋愛ドラマであるにも関わらず男性人気の高い作品でした。 億万長者のベンチャー社長・日向徹の言動がいちいちかっこよく、このドラマを見てベンチャーに入ったり起業を目指した人も一定数いるのではないかと思います。 仕事に向き合う姿勢や哲学などの名言が多い「リッチマン・プアウーマン」ですが、私が最近よく思い出すのはNYスペシャルで主人公の真琴が放ったセリフです。 「誰かに洋服を選んでもらうのって、すごい嬉しいの!それが、自分が思っていた以上に似合ってたらもっと嬉しいの。自分でも気付かなかった自分のいいところ、この人は分かっててくれてたんだって思うから。それで新しい自分を発見するから。」このセリフは、真琴が日向とささいなことで喧嘩し、家から出ていくシーン

    「レコメンド」がすべて機械に置き換わったりしない理由|最所あさみ
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    honeybe 2018/01/10