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ブックマーク / note.com/travelingfoodlab (6)

  • 焼きトマトソースの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    スーパーと道の駅に行ったところ、トマトがずらりと並んでいました。おいしいトマトが手に入ったときにはまとめてトマトソースづくりです。今日はとびきりおいしいトマトソースの作り方をご紹介します。 トマト 650g程度 ドライオレガノ 少々 にんにく    1片 オリーブオイル 25g 塩       3gまとめて作ったほうが楽なので、多めにできる分量です。トマトについて復習しておきましょう。 トマトは固くて薄い外皮(いわゆるトマトの皮)と外側の果肉壁、中央の芯、趣旨のまわりのゼリー質と果汁の4つで構成されています。果肉部分には糖やうま味成分が多く、ゼリー質と果汁部分には酸(とうま味成分)が多く含まれています。 よく料理書に載っているレシピには『トマトの種と果汁を取り除く』とありますが、あれは酸味を調整しているわけです。トマトの酸味はクエン酸やリンゴ酸なので、加熱しても揮発しないので、酸味を減らし

    焼きトマトソースの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
  • にんにく丸ごとスープの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    にんにく一個を丸ごと使ったスープです。ニンニクといえば強い匂いが特徴ですが、この調理法ではそれを抑えることができます。原理はこうです。 ニンニクをはじめとするネギ類の独特な風味は植物自身が持っている防御機構の働きによるもの。植物を切ったり、噛んだりして、細胞を傷つけると、細胞のなかの酵素が硫黄化合物をつくります。ニンニクの臭いが特に強いのはこの反応生成物が他のネギ類に比べて100倍もあるから。この反応生成物の量は細胞の損傷程度、反応に関係する酸素量、反応の長さなどによっても変わってきます。(マギーキッチンサイエンスより) この調理法ではニンニクを極力酸素に触れさせないように丸ごと茹で、酵素を失活させます。そのためマイルドになる、というわけ。 にんにく丸ごとスープ(2人前) にんにく    1個 水      800cc 固形スープの素 1/4〜半分くらい タイム    少々 今回、にんにく

    にんにく丸ごとスープの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
  • 喫茶店のナポリタンの作り方、プロの味に近づけるための工夫をいくつか|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    なぜか美味しい料理に喫茶店のナポリタンがあります。作家の片岡義男さんは「ナポ リへの道」というのなかで、こんな風に語っています。 スパゲッティ・ナポリタンという日料理に対して、自分がきわめて強力に日を感じるのはなぜだろうか、とずっと以前から僕は不思議に思ってきた。日古来のものとされている和の最たるものはいまの日にいくらでもあるかと思うが、そうした日そのものと言っていい和とはかなり位相の異なったかたちと内容とで、僕はスパゲッティ・ナポリタンに日を感じてきた。 スパゲッティナポリタンは米軍が持ち込んだトマトケチャップと日の洋文化が出会い、大衆として労働者の胃袋を支えた料理。敗戦から占領、そして戦後の日を体現したような味です。諸説ありますが、スパゲッティ・ナポリタン発祥を標榜しているのは横浜にあるホテルニューグランドです。ただ、文献上、ケチャップでスパゲッティをあえる

    喫茶店のナポリタンの作り方、プロの味に近づけるための工夫をいくつか|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
  • 失敗しないマヨネーズの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    市販のマヨネーズは便利ですが、手作りもまたおいしいもの。一度、つくると乳化のメカニズムの理解に繋がり、様々なソースを作るときに参考になります。 手作りマヨネーズ 卵黄 1個 マスタード(ディジョン) 小さじ1 サラダオイル 160cc レモン汁 大さじ1 塩 小さじ4分の1材料です。酸味にはレモン汁ではなく酢を使うのが一般的ですが、今回はレモン汁を使用しています。両方使っても複雑な酸味が出ておいしいです。 マヨネーズ作りにはいくつかのコツがあります。まず理解しておくべきはマヨネーズが乳化ソースということ。乳化とは油と水が混ざった状態。来混ざらないはずの油と水が混ざるのは、乳化剤である卵黄のお陰です。 そこでひとつめのコツは『材料をすべて室温に戻しておくこと』です。その理由は冷蔵庫から出したたての卵黄は粒子の動きが鈍く、油分を完全に覆うことができず、分離しやすいから。 常温に戻した卵黄、マ

    失敗しないマヨネーズの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
    hoshinekodou
    hoshinekodou 2018/01/30
    “EVオリーブオイルを使うと失敗するリスクが上がります。EVオリーブオイルにはレシチンに似た油の分解物が含まれていて、それがマヨネーズを分離させる原因になるからです。” おおう、書いてなかったらやってたかも
  • 究極のマッシュポテトのレシピ|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    シンプルなマッシュポテトは人気のあるメニュー。肉料理だけではなく、魚料理などにも使える万能のつけ合わせです。今日は『究極のマッシュポテト』の作り方。 究極のマッシュポテトとはどんなものでしょうか? 世界一のマッシュポテトといえばまず偉大なシェフ、ジョエル・ロブションの『じゃがいものピュレ』が挙げられます。彼は「自分が三ツ星を穫れたのはじゃがいものピュレとグリーンサラダのおかげ」と語っていますが、ロブションはじゃがいもというありふれた材を究極の美味に変えました。 究極のマッシュポテト じゃがいも(ほくほくしたもの) 300g 牛乳(低脂肪でないもの) 100cc~ バター 75g 塩この究極のマッシュポテトのレシピはジョエル・ロブションのルセットを元にジェフリー・スタインガーデンとヘストン・ブルメンタールのメソッドを応用したものです。 まずはジャガイモの選び方から。じゃがいもには男爵や農林

    究極のマッシュポテトのレシピ|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
  • ホットチョコレートの作り方(ピエール・エルメのルセットから学ぶ)|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    冬においしいホットチョコレート(ショコラ・ショー)。出来合いのココアミックスをお湯や牛乳で溶くだけでもそれなりにおいしいものですが、作りたては格別の味です。 ホットチョコレート(2人前) チョコレート   50g 牛乳      200cc 水        50cc グラニュー糖   15g ココアパウダー  15g(ヴァンホーテン製) ホットチョコレートには星の数ほど作り方がありますが、このレシピはパティシエのピエール・エルメがかなり昔に発表したものがアイディアのベースになっています。彼のレシピのポイントは水。ホットチョコレートにはクリームを加えることもありますが、彼はクリームが入ると重くなり、カカオの風味が薄れてしまうといい、薄めたミルクを使います。このレシピはそれに習いました。 ココアパウダーと板チョコ、両方を使います。市販の調整ココアのようにココアパウダーだけでは味に厚みと香りが

    ホットチョコレートの作り方(ピエール・エルメのルセットから学ぶ)|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
    hoshinekodou
    hoshinekodou 2018/01/20
    ヴァローナのココアパウダー、使いやすい量を手に入れるのが骨なんだよねー
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