第6回の詰将棋解答選手権の出題作品は、いずれまとめてプロパラのHPにアップする予定だが、ここでは前年に引き続いて、出題した自作についての詳細な解説を書いてみたい。詰将棋作家は何を考えて詰将棋を作っているのか、その実例としてごらんいただければ幸いである。 さて、これから解説するのは、「ルービック・キューブ」と題した、チャンピオン戦10番に出題した自作である。 「ルービック・キューブ」と題したのには、ちょっとした理由がある。一時期に流行したルービック・キューブのことは、みなさんご存知だろう。3x3x3のキューブを、うまく回転させて、色を揃えるパズルだ。それと同じように、この作品はいくつかのパーツからできている。そのパーツをうまく組み合わせれば、正解にたどりつく仕掛けになっている。序奏とか収束とか、手の流れとかは一切関係がない。最初から最後までがパズル仕掛けになっていて、そのパズルを解くこと
本日の日記は、専門外のコンピュータ将棋・コンピュータ囲碁の話である。先日コンピュータ将棋のデモンストレーションを見て、やっぱりモンテカルロ法を将棋にも応用したいなと思った。ただし、将棋の場合は細長い読みをしなければならないためモンテカルロ法が適用しづらいらしい。でもなんとかして将棋に適したモンテカルロ法を作りたいと思ったので作ってみた。細長く読めるモンテカルロ法が目指すところである。 いきなり9×9の本将棋で実験をする自信がなかったので、まずは3×4の「どうぶつしょうぎ」で実験をすることにした。どうぶつしょうぎの利点はルールに反則がないので実装が簡単であることと、それなりに奥が深いことと、本将棋と同じく細長い読みが要求されることである。どうぶつしょうぎはLPSAのオンラインショップから買うことができるが、私は駒込のサロンに直接赴いて買いに行った。1200円である。なお、ルールも含めて商品の
あんまり暇だったので――というより、なんとなく無気力だったので、かねてから構想していた本企画、「隣接国が多い国」を調べました。念のため言っておきますがこの調査自体には特に意味はないです。ではさっそく結果: 国名 数 隣接国 備考 ロシア 14 アゼルバイジャン、ウクライナ、エストニア、カザフスタン、グルジア、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、ノルウェー、フィンランド、ベラルーシ、ポーランド、モンゴル、ラトビア、リトアニア 飛地:カリーニングラード/南樺太の如何によっては日本と接触する 中華人民共和国 11 アフガニスタン、インド、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、朝鮮民主主義人民共和国、ベトナム、ミャンマー、モンゴル、ラオス、ロシア カシミール地方近辺に国境未確定地域があり、パキスタンとの接触が不明瞭 ブラジル 10 アルゼンチン、ウルグアイ、ガイアナ、コロンビア、スリナム、パラ
今週末に、数学者の黒川信重先生と二度目の対談をする。 一度目は、数学のフィロソフィー - hiroyukikojimaの日記で書いた通り、雑誌『現代思想』での数論の特集号でだった。今回は、雑誌ではなく、書籍を作ろうという企画である。リーマン予想誕生150周年を記念した本の予定なのであるが、黒川先生は、リーマン予想解決の直前本になるだろう、と驚くべきことを言っている。まあ、黒川先生も加藤和也先生も、かなりおちゃめな人なので、発言についてはジョーク部分をだいぶ割り引いて受けとらなくてはならないだろう。 黒川先生が、リーマン予想解決の鍵になるであろう、といっている「1元体(F1)上の数学」というのが、今回の対談の話題の中心となると思うので、ほんのちびっとだけは話について行きたい、という思いから、その要となる「スキーム理論」の入り口のところを勉強してみた。スキームというのは、「代数幾何学」という分
デザイナーはもちろん、DTPに携わる人にとって、フォントの種類が見分けられるのは基礎体力のひとつです。しかし、さまざまなメーカーのさまざまなタイプのフォントを見分けるのは至難の業。残念なことだけれど「フォントを見分けるなんて簡単!」なんて豪語する人の識字率は、実は結構低いのです。 もちろん、業界の中には驚異的な能力を発揮しちゃうフォントラブな人もいます(笑)。今回は、そういった(特別な)感情移入なしに^^、誰にでもわかる簡単な見分け方のヒントを示したいと思います。 効率よくフォントを見分けるためには、文章のなかでよりたくさんでてくる可能性がある字形の特徴をつかむことです。具体的には「数字」「アルファベット」「記号」「かな」の字形です。こうした基本的な字形が分かり始めると、ほかにもさまざまな特徴が気になりだしたりします。 ▼最初に例示字形を示します。 もっと拡大してみたい人はPDFを見てくだ
新作パズルの追加配信は、2010年5月20日をもって終了いたしました。 また、オリジナルパズルコンテストは、第12回をもって終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。
気になっていたポスターがあります。ある展覧会のポスターなのですが、光朝で組まれたこの画家のお名前、最後の「三」の字の座りが悪い……。一文字だけ横画を太らせているのです。 強いコントラストが特徴の光朝ですから、「三」のように横画ばかりの文字は、太い縦画がないぶん他の文字より弱く見えるのは道理です。しかしだからといって、この例のように一文字だけ手を加えてしまうと、バランスがおかしくなって美しさが損なわれるように感じます。 ところが先日、東京国立博物館にまた別の展覧会を見に行ったら、さらに度肝を抜かれてしまいました。入館すると音声ガイドのポスターが目に飛び込んでくるのですが、ナレーション役の俳優さんのお名前が次の画像のように組まれていたのです。 たぶん小塚明朝です。最後の一文字をご覧ください。解説するまでもなく、漢字の「二」であるべき文字がカタカナの「ニ」になっています。はじめの例と同様の意図で
こういう問題を思いついた。 次に言う言葉がもうない場合、最後に「ん」がついた場合にしりとりが終了するとして、ある辞書に登録された単語のみを使ってしりとりをするとしよう。もっとも長いしりとり連鎖の回数(とその連鎖のリスト)を出力するアルゴリズムを考えよ。 twitter/satomilogy ある辞書に登録された単語に限定してしりとりを行うとどうなるんだろうと考えた。まずしりとりはちゃんと終わるだろうか。有限の単語数の辞書なんだから必ず終わる。「ん」がついても終わる。では、ある辞書の中でどれくらい長くしりとりを続けることができるのだろうか、というのがこの問題です。可能なしりとり連鎖の組み合わせを総当りで求めて、その中から最長のものを選ぶというアルゴリズムはすぐに思いつきましたけど、おもしろくないですね。 問題を単純化してみてわかったこと 実際の国語辞典を使ってやる場合には、しりとりのローカル
★今回の記事の携帯向けはこちら。 ■DS:「立体ピクロス」 一部のパズル愛好家達がこっそりと遊んでいた「ピクロス」が メジャーなパズルゲームの仲間入りを果たしたのは、 ゲームボーイ版「マリオのピクロス」によるところが大きい。 数字の並んだマス目を鉛筆で埋めていくという地道な作業が、 ゲーム化されたことで、間違っても消しゴム不要、場所も取らず、 解けた時の快感を増幅させる演出まで追加された。 紙媒体の「ピクロス」と比べてメリットだらけだったゲーム版「ピクロス」は、 今やパズルゲームの売れ筋としてすっかり定着している。 ■DS:「ピクロスDS」 【紹介記事】マリオがいない・・・「ピクロスDS」 DSでも多数の「ピクロス」が発売されているが、 最も売れたのが、任天堂から発売された「ピクロスDS」。 累計30万本を突破したロングセラー商品である。 そして、「ピクロスDS」の発売から2年、再びDSで
[2024年8月13日最終更新] 推理将棋は、将棋についての会話をヒントに将棋の指し手を復元するパズルです。はじめは「会話型将棋プルーフゲーム」と呼ばれていましたが、このパズルを楽しんでいるミクシィのコミュニティの皆さんの投票で「推理将棋」と名前が付けられました。あの詰将棋パラダイス誌にも推理将棋のコーナーがあります。この最先端を行く将棋パズル、あなたもトライしてみませんか。 はじめての推理将棋 例題、第1問 (2007年5月1日) 第2問 とどめは桂 8手 (ミニベロさん) (2007年6月7日) 第3問 とどめは香 9手 (ミニベロさん) (2007年6月7日) 毎月推理将棋を出題しています。第44回から第80回では3手や4手の練習問題も。 推理将棋第177回出題(9月10日まで) new ! これまでの出題は推理将棋からごらんください。 推理将棋講座 ===> 易しい推理将棋 推理
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