食べ方提案とタネとりで、品種の個性が輝く時代 目次 ◆コシだけが「売れる米」ではない ◆農家ならではの、品種を届ける食べ方提案 ◆タネとりで育てる、かけがえのない「いい品種」 ◆農家のタネとりが、食の豊かさを支え、平和に貢献する 農家の品種選びが、ずいぶんにぎやかに、そして自由になってきた。毎年2月号の「品種特集号」でもこのところ、とりあげる品種の数が増えているが、書店での売れ行きも好調で、品種への関心が高まっていることをうかがわせる。高まっているだけでなく、品種をめぐって地殻変動がおきつつあるようである。 農家にとっての「いい品種」は時代とともに変わってきた。米の場合では次のようだ。 戦後の食糧難からしばらくは、たくさんとれる品種がいい品種であった。まずは、腹いっぱい食べたい。農家は多収品種で増収に心血を注いだ。 次に求められたのは「つくりやすさ」。化学肥料や機械を利用した省力化のなかで
タネ採りはおもしろい F1品種からつくる わが農場の固定種 茨城県日立市・すがの農場 編集部 軒下に、まさか納豆はつるさないだろうとワラつとの中身をのぞくと、シワシワに乾燥した水ナスだった。このままつるしておいて、播くときになったらタネを取り出せばいいのだそうだ。事務所内の机のあちこちには、お菓子が入っていたような平たい紙箱が無造作に広げられている。この中身もそれぞれが、キュウリやカボチャやインゲンやオクラのタネ。隣には、タネ用のトウモロコシもカチカチに乾いて転がっている――。 あたりまえのことのようだが、タネ採りするということは、タネに囲まれて暮らすこと、農業することなのだ。 畑も自分も病気になって始めたタネの自給 茨城県日立市十王町の(有)すがの農場は、田んぼ7ha、畑3haで無農薬・有機栽培をする。年間に作付ける野菜は約70品種。200軒ほどの消費者への宅配が販売の中心なので、1
固定種と交配種(F1) 固定種とは、タネをとると親とほぼ同じ形質を持った野菜ができる品種(四葉キュウリ、黒田五寸ニンジンなど)。交配種(F1とも呼ぶ)とは、収量や耐病性、そろいなどを高めたものだが、その形質は一代かぎりで、タネをとっても親と同じ形質を持った野菜はできない。現在の主流は交配種。 「タネとりをすると、野菜づくりの究極の楽しさがわかるようになる。野菜と語れるようになるですね」 岩崎政利さんは、約80品種つくる野菜のうち、50品種が固定種(カコミ)。そのほとんどを自家採種している。買っているタネは30品種だ。岩崎さんは今、その自家採種にハマっているのだ。 私のチンゲンサイ 岩崎さんは「まずは畑の野菜を見てくれ」といわんばかりに、島原半島特有の段々畑の急で狭い曲がりくねった道を車でとばした。 まず見せていただいたのが、中国チンゲンサイ。――す、すごい株張りだ。葉が根元からガッツポー
吾妻町青年団長(1974〜75) 雲仙農協野菜部会長(1976〜80) 吾妻町有機農業研究会発足(1982) 日本有機農業研究会幹事(種苗部) 有機農業、生産技術(全領域) ■メッセージ 自然に聴いてしる 有機農業を始めたころはよく山の畑の周囲の雑木林に入って、自然の姿を学ぼうとしたものです。20年過ぎた今でもやはり、自然農法の理論はこの雑木林の中にあると確信しています。まず自然の雑木林は、みずからの種子を残し、そしていろいろの雑木たちと共生し合い、地面は決して耕すことの無い不耕地で、その土の表面には厚く土の見えることなく、落ち葉が覆っています。そして落ち葉のなかの土は、ふかふかで無限なる有効微生物によって自然界の空中から、また雨から雑木たちの栄養を生み出している。 わたしたちの農法の基本である、自家採種、共生利用、不耕起栽培の土作りは、この雑木林の中から学んだものです。新しい分野の
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