このブログでSSRI発売以前は、東日本ではアモキサンが、西日本ではルジオミールが最も処方されていたと書いたことがある。この2つは旧来の抗うつ剤の中では効果がしっかりとしていると言えた。僕は、この処方の地域差は製薬会社の営業の差であろうと思っていた。しかし最近になって、全く違うことが原因ではないかと思うようになった。 一般に、アモキサンやノリトレンはアップ系の抗うつ剤で、躁転も来たしやすい。それに対し、ルジオミールは抗うつ作用は十分であるが、いくらか鎮静系で人によれば眠くて続けられない抗うつ剤である。今では、この効果の発現の違いが地域差に反映しているような気がしている。 僕はスポーツを観るのが好きで、特にサッカーは毎週、何試合も観ている。時にはスタジアムに出かけて観ることもある。サッカー選手に限らずスポーツ選手全般に、大きな怪我をした時のその後の経過がどの地方出身かで違っているように思う。