APA／強迫性障害の治療ガイドラインを公表／精神科以外の医師にも役立つ内容に強迫性障害の治療ガイドラインを公表 精神科以外の医師にも役立つ内容に 〔ニューヨーク〕 米国精神医学会（APA）は，強迫性障害（OCD）の治療に関するエビデンスに基づく診療ガイドラインを策定し，「臨床現場で見られるOCDは，通常，経過に強弱の波がある慢性疾患であるが，症状が機能を妨げる場合や，これにより強い苦痛が引き起こされる場合は治療の適用となる」と指摘した。同ガイドラインは，スタンフォード大学（カリフォルニア州スタンフォード）精神医学・行動科学のLorrin M. Koran博士らによりAmerican Journal of Psychiatry〔2007; 164（7 Suppl）: 5-53〕に発表された。 まず治療協力関係の確立を 同ガイドラインでは，治療協力関係の確立から，治療計画の策定や実施，疾患の定義，疫学，自然経過，疾患経過，遺伝学，薬剤療法などの身体治療や心理療
