抜毛症はその症状のみで精神科に受診することは稀な疾患である。患者さんはたぶん皮膚科に相談しているような気がする。精神面の問題が大きいなら、皮膚科医は精神科に紹介するケースもある。子供の場合、小児科か発達小児科に紹介すると思うので、いっそう精神科に受診する確率は下がる。 リエゾンではこの所見のために相談されたことは未だない。高齢な人たちが入院する病院ではやはり稀な所見と思われる。(軽い場合、あまり疾患と見なされていないケースもある) 知的発達障害の人たちが多く入所している施設では、抜毛症は時々診る所見である。これは何らかの疾患(この場合、知的発達障害)の1つの精神症状と言える。 抜毛症は、感覚的にはトゥレット障害や強迫性障害の近縁にあると思われる。器質性色彩が強い所見である。 そういう視点では、カタプレスは抜毛症に効いておかしくはない。 カタプレスは普通の抗精神病薬や抗てんかん薬に比べ、たぶ
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