高速横浜環状南線の「桂台トンネル」建設工事が進む横浜市栄区の湘南桂台地区で、騒音と振動などに沿線住民が悩まされている。市民団体「横浜環状道路(圏央道)対策連絡協議会」(連協)は、大型シールドマシン(トンネル掘削機)が原因とみられると指摘。「生活に支障をきたすレベルで我慢の限界に来ている」と、事業者の国と東日本高速道路に対策を求めている。現地を訪れ、「被害」を体感してみた。(阿部博行)
コロナ禍や物価高で家計が厳しくなる中、子どもたちの教育格差が広がっている。総務省の2022年の家計調査によると、塾代など「補習教育」の費用がコロナ前の19年と比べ、年収が多い世帯では増加したのに対し、比較的少ない世帯では減少する傾向が出ていた。物価の高騰が収まらない中で、識者らはさらに格差が拡大することを懸念する。 (並木智子) 家計調査 世帯の収入や支出、貯蓄、負債を調べる総務省の全国調査で、特に重要な統計とされる「基幹統計」の一つ。支出は食料、住居、光熱水道、教育、保健医療といった項目に分かれる。収入などの違いによって、支出額がどう異なるかが分かる。消費や景気の動きを捉えるのに使われ、経済政策の立案の参考にもされる。
【パリ=谷悠己】フランス・パリにある国家的偉人の殿堂パンテオンに11月30日、米国出身の歌手ジョセフィン・ベーカーさん(1906―75年)が黒人女性で初めて祭られた。仏国籍を取得し人種差別と闘い、第2次世界大戦中はドイツ軍の占領に抵抗するレジスタンスの一員としてフランスの解放に貢献した功績が認められた。 20歳で渡仏。パリでダンサーとして成功後に歌手としてヒット曲を連発したが、当時の差別状況に心を痛め仏国籍取得を決意。第2次大戦中は仏空軍将校となり、レジスタンス通信員として弾圧から逃れた仲間やユダヤ人をかくまった。
【ワシントン=金杉貴雄】バイデン米政権の発足後初となる16日午後(日本時間17日未明)のワシントンでの日米首脳会談で、米中両国で緊張が高まっている台湾を巡る安全保障問題が議題となり、共同声明に盛り込まれることが15日、分かった。日米両政府関係者が明らかにした。中国が台湾への軍事的威圧を強めていることに危機感を示す。日米首脳の共同声明に台湾の記述が明記されるのは、1969年以来52年ぶりとなる。 関係者によると、首脳会談の調整では、危機感を強める米側に対し日本側も足並みをそろえる形で、先の外務、防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の水準での明記を提案したという。3月の2プラス2の共同発表では「台湾海峡の平和と安定の重要性」を明記している。 ホワイトハウス高官は15日、日米首脳会談に向けた記者会見で、台湾の防空識別圏に中国が多数の戦闘機や爆撃機などを侵入させるなど緊張を高めている
昨年十月の台風19号で川崎市市民ミュージアム(同市中原区)の地下収蔵庫が浸水した問題で、市は被災した収蔵品名に関する本紙の情報公開請求に対して「個人情報保護」を理由に「黒塗り」で応じ、明らかにしなかった。同館に作品を寄贈した作家からは「作品、作家名から関心を持ち支援してくれる人も増える。一刻も早い修復へ、作品名を明らかにするべきだ」との声が上がった。 (大平樹) 市は一月二十八日、収蔵品の搬出状況が、総数約二十二万九千点のうち三分の一にとどまっていることを発表。ふやけた映画フィルムなど修復困難な収蔵品もあることは公表したが、個別の作品名は寄贈者や作者の理解を得られていないとして明かさなかった。 本紙は市役所で同日に開かれた、同館の被害状況に関する庁内会議資料を市に公開請求。十二日、「被災収蔵品に係る修復等の判断基準について(案)」と題したA4判の資料などが公開されたが、ほぼ全面的にマスキン
台風19号から二日で三週間となる。久慈川の氾濫などで橋梁(きょうりょう)が流されるなどし、常陸大宮(常陸大宮市)-安積永盛(福島県)で運休が続いていたJR水郡線が一日、大子町内の西金-常陸大子を除き、運転を再開した。利用客は「動いて良かった」とほっとした様子を見せた。ただ、西金-常陸大子の復旧は来年以降になる。 (水谷エリナ) JR東日本水戸支社によると、水郡線では、大子町内の袋田-常陸大子で久慈川にかかる橋梁の橋げたが落下し、橋脚の一部が倒壊して流失した。福島県内の磐城浅川-里白石にかかる二つの橋梁近くでもバラスト(砂利)や盛り土が流される被害があった。
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