農林水産省では、「ため池百選」の一般投票を1月8日(金曜日)から開始することといたしますのでお知らせします。 全国に約21万箇所あるため池の多くは長い歴史を有し、農業用水の水源として農業の礎(いしずえ)を担うとともに、地域の文化にも深く関わり、周辺の農地や里山と一体となって多様な生物の生育・生息の場となっています。また、豊かな自然環境とのふれあい・やすらぎの場、さらには環境教育の場など、多様な役割を発揮出来る場であり、地域振興の核となる可能性を秘めています。 他方、農業者の減少・高齢化に伴い、従来のようなため池の維持管理が難しくなり、防災面での脆弱化や多様な役割の発揮が困難になることも懸念されています。 このため、「ため池百選」を選定し、地域にとっての資源であるため池が、食料生産の場である農地を潤す水源として、また、地域活性化の核として保全・活用される取り組みの機運を醸成するとともに、ため