警視庁東村山警察署の交番の巡査部長が交通事故の被害を届け出た男性と口論になり、髪を引っ張るなどの暴行を加えたとして、警視庁が状況を調べています。 警視庁によりますと、今月26日、東京・清瀬市にある東村山警察署秋津駅前交番に20代の男性が「弟が車と接触し、当て逃げの被害に遭った」と届け出ました。 40代の巡査部長が男性に住所や名前を聞いたところ、男性は「なぜ早く捜査しないのか。被害者なので名前を言う必要はない。お前が警察手帳を見せろ」と言って口論になり、巡査部長が男性の両肩をつかんだうえ髪の毛を引っ張るなどの暴行を加えたということです。 警視庁によりますと、男性にけがはなく、巡査部長は「冷静さを欠いていた。警察官としてあるまじき行為で、深く反省している」と話しているということです。 警視庁は「男性からも事情を聞き、事実関係を確認したうえで処分を検討する」としています。