シリアの状況を監視している人権団体は、過激派組織IS=イスラミックステートへの空爆を続けているアメリカ軍などの有志連合が誤って一般市民を攻撃し、50人以上が死亡したとして、非難を強めています。 また、13人が行方不明になっているということで、この人権団体は「ISの戦闘員を狙うという口実の下で有志連合が行っている殺りくを強く非難する」としています。 これに対して、アメリカ中央軍の報道官はAFP通信の取材に、「一般市民が犠牲になったことを裏付ける情報はないが、引き続き調査する」としています。 内戦が続くシリアでは、アサド政権の政府軍が反政府勢力が拠点とする市街地や村に空爆を繰り返しているのに加えて、有志連合による空爆でも住民が巻き添えになるケースが相次いで報告されています。