そこで今回は、この3つのテーマについて振り返ってみたい。まずは日本の原発問題から。 木下敏之さんの「なぜ九州の国会議員は原発再稼働問題に触れないのか?」は、九州の超巨大企業、九州電力の力の前に国会議員たちが沈黙させられている姿を描いている。 「福島の原発事故に端を発した全国各地の原子力発電所の運転再開問題ですが、九州では、ほとんどの国会議員や首長がこの問題について発言をしません」 「せいぜい政府の姿勢を批判することがあるくらいです。地域の問題を自分たちで考え、解決を図っていくという自治の姿とは程遠いものがあります」 その理由はなぜなのか。木下さんは東京に長年住んでいると決して分からない九州の特徴があると言う。九電の圧倒的な存在感だ。 福岡には七社会という九州財界に強い影響力を持つ企業の集まりがあるという。九電、西日本鉄道、九電工、西部ガス、JR九州、福岡銀行、そして西日本シティ銀行の7社で
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