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ブックマーク / www.classicajapan.com (34)

  • 「素顔のカラヤン」(眞鍋圭子著) - CLASSICA - What's New!

    ●これは抜群のおもしろさ。「素顔のカラヤン ~ 二十年後の再会」(眞鍋圭子著/幻冬舎新書)。サントリーホール・エグゼクティブ・プロデューサーであり、かつてカラヤン来日時のコーディネイト兼秘書役を務めた著者が、巨匠との出会いから別れまでを回想するという一冊。時代としては1975年から89年まで。描かれるカラヤンの人物像や知られざるエピソードはたいへん魅力的である。でもそれだけではない。今とは違うかつての華やかな「業界」の姿だったりとか、人と人の縁がもたらす運命の味わい深さであるとか、新書一冊にいろいろな読みどころがつまっている。ベースとなっているのはカラヤンに対する深い敬慕の念。気持ちよく読める。 ●現メトロポリタン・オペラ総裁のピーター・ゲルブが、コロンビア・アーティストの一員として出てくる場面があって、これが結構可笑しい。今はあんなに大物なのに、昔はこんなこと言ってたんだ、とか。 ●あと

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    hrkntr 2009/08/09
    これ、ブックマークしてたのか。買った。
  • 「クラシック新定番100人100曲」(林田直樹著) - CLASSICA - What's New!

    ●読了、「クラシック新定番100人100曲」(林田直樹著/アスキー新書)。最初の1曲から最後の100曲まで、前から順番に読んだ。LINDEN日記でおなじみの林田さんの新刊である。新書という一見気軽そうな装いに反して、これは渾身の力作。ぜひ書店で手に取って中身をご覧になることをオススメしたい。 ●この新書の特徴はモーツァルトだろうがフィンジだろうが、とにかく一人の作曲家につき一曲の名曲を紹介しているところ。しかもそのチョイスがところどころ普通ではなくて(実に林田さんらしい)、たとえばストラヴィンスキーなら「詩篇交響曲」だったり、シューマンならヴァイオリン協奏曲、サン=サーンスならクラリネット・ソナタとか来ちゃう。100人のランナップも斬新で、ジスモンチとかカプースチンが入ってくる。大胆っすよね。 ●でもその100曲の選択とか「名曲紹介」という外側の意匠よりも、肝心なのは中身。林田さんのこれま

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    hrkntr 2008/12/22
    音友OBのお二人。
  • 秋カラヤン - CLASSICA - What's New!

    ●そういえば今年はカラヤン生誕100周年なのであった。こんなのが出る。Karajan / Symphony Edition。なんと38枚組で、実勢価格9000~10000円くらい。呆れるほど廉価。主にベルリン・フィルと録音した交響曲を集めていて、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、メンデルスゾーン、シューマン、チャイコフスキーを一通り、モーツァルトとハイドンの主だったところ、ごっそりまとめたボックスセット。「全部盛り」感、全開。トラックリストや詳細な録音データはこちらで確認可能。 ●もう一つ。新宿テアトルタイムズスクエアで「カラヤン・フィルム・コンサート」。11月8日から14日までは全日、15日から12月12日まではモーニングショーのみ。最初の一週間は終日カラヤンのコンサートとオペラばかりを上映するわけで、大胆なり>テアトルタイムズスクエア。 ●なんだか最近やたらと映画館でクラシック

  • 何見ても「あっ、ポニョだ~」と呟きたくなる症候群 - CLASSICA - What's New!

    ●グズグズしてたけど、結局「ポニョ」を見に行ってしまった。「ポニョ」は金魚と人間の中間状態にある三指の半魚人状態がキモかわいい。エイリアンの変態を思い出す。ポニョと宗介はところどころブリュンヒルデとジークフリートであった(笑)。これってネタバレしてもいいかなあ? 起承転結の明快なストーリーではないので、5歳の子供視点でも大人視点でもいろんな見方、感じ方が可能な物語になっていたと思う。ラストシーンが意外だった。ワタシは、宗介がポニョを海に帰すことになるんだと予想してたら、「身元引受人」になってた。 ●あとリサの車が発見された場面以後を、「私たちの現実」と「海の世界にある向こう側のファンタジー」って読み取るのかな、とも少し思った。車椅子のおばあちゃんたちが走れるようになったのは、彼女たちがリサとともに「海の世界にある向こう側のファンタジー」に行ったから。つまり、どちらも「私たちの現実」にはも

  • 「のだめカンタービレ」#21 ネタバレなし - CLASSICA - What's New!

    ●最新刊ゲット。「のだめカンタービレ」第21巻。今回は帯に「夢色☆クラシック」でおなじみの佐久間学先生が登場。物語編でも「クラシックライフ」の編集者とともにRuiの復帰コンサートを取材するためにパリ出張。なんてリッチな雑誌なんだ、「クラシックライフ」(笑)。あと佐久間学先生の使ってるICレコーダーがワタシのと同じっぽくて、少し嬉しい。オレもがんばってポエム読むぞ!と決意(ウソ)。 ●話の筋のほうはあれとかこれとかあって大いに盛り上がっております。Ruiにもっとも「のだめ」的なラヴェルのピアノ協奏曲で千秋と共演させるとか、演出的にも見どころ多し。 ●スパム対策に今まで「の◎だめ」とか書いてたけど、今回からフツーに「のだめ」って書いてみる。いろいろ対策を講じたので。 ●で、クラヲタ的にはやっぱり千秋のこの選曲かと。黛敏郎の「舞楽」。パリのお客さんには大ウケ。いや、そこまでがんばらなくてもい

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    hrkntr 2008/08/13
    出てたのか!
  • WindowsXPでもメイリオ・フォント - CLASSICA - What's New!

    Windows Vistaには「メイリオ」フォントという、なかなか美しい日フォントが標準装備されている。ゴシック系というか新ゴシック系で、読みやすい。WindowsXPユーザーとしては、唯一Vistaに羨望を感じるのがこの「メイリオ」が入っているという点だったのだが、実はしばらく前からMicrosoftがこのフォントをXPユーザーにもダウンロードさせてくれるようになった。躊躇レスにインストール。 Windows XP 向け ClearType 対応日フォント ●なお、「メイリオ」をインストールした後、以下を忘れずに。[画面のプロパティ]→[デザイン]→[効果]の「次の方法でスクリーンフォントの縁を滑らかにする」から「ClearType」を選択してチェック。これをやっておかないと、ぜんぜん美しくない。 ●このブログでは「メイリオ」を優先的に使うように指定してある。従来のMSゴシック

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    hrkntr 2008/08/01
  • 祭の後。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009は「バッハとヨーロッパ」 - CLASSICA - What's New!

    ●ついにラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008、終了。まず来年のテーマについて。記者発表直後の公式レポートにあるように、次回のテーマは「バッハとヨーロッパ」。すでに2月のナントでは来年のテーマがオフィシャルに発表されていたので、東京もバッハ絡みになるということは予測されていたわけだけど、どれくらいバッハの前後左右に広がるのか(時間的空間的に)ってのがこれである程度イメージできるかと。マタイやヨハネみたいな長い曲をどうするのかとか、5000人のホールでできる演目に何があるのかとか、あれこれ思うわけだが、大変楽しみなテーマである。テレマンやラモーらのバロック音楽、ストコフスキによるトランスクリプション、バッハの息子たちあたりに期待大。 ●で、今年の「ラ・フォル・ジュルネ」を振り返ってみると、シューベルトでホントによかったなと改めて思う。シューベルトって孤独で暗い音楽だし、たくさん聴くと心が

  • 「贖罪」(イアン・マキューアン著) - CLASSICA - What's New!

    映画「つぐない」公開にあわせて原作が文庫化されていた、イアン・マキューアンの「贖罪」(新潮文庫)。猛烈に傑作。マキューアンは、現代作曲家を主人公にした「アムステルダム」とか、やはり映画化されている「愛の続き」もよかったけど、読んでていちばんおもしろいのはこれかも。 ●この「贖罪」、冒頭にジェイン・オースティンの「ノーサンガー・アビー(アベイ)」の一節が引用されている。で、実際読み始めてみると、舞台は30年代イギリス、裕福な地方の旧家で、作家としての将来を夢見る13歳の少女が少しずつ自我に目覚め、子どもから大人へと育ちつつある自分を感じてる一方、そのお屋敷に住むお姉さんと勤勉な使用人の息子が、子どものころは幼なじみだったのに大きくなると微妙な関係が生まれちゃってドキドキみたいなのがあったりで、実に優雅な恋愛小説が綴られているのだ。こんなに古典的な小説でいいんでしょうかというくらいに。 ●ど

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    hrkntr 2008/04/11
  • 風邪に効くクラシック - CLASSICA - What's New!

    ●お風邪など召しませぬよう、ご自愛ください。 ●ねつ・のど・はなに、ルルが効く。 ●効いたよね、早めのパブロ。 ●かかったかな~と思ったら、コンタクテ600。

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    hrkntr 2007/12/19
    笑って彼女に紹介したら、「分からん」と言われた。
  • 友人の友人にアルカイダ - CLASSICA - What's New!

    ●鳩山法相:「友人友人にアルカイダ」。前に「六次の隔たり」ってのを書いたけど、アメリカの社会学者スタンレー・ミルグラムによれば、友達友達の……と6人を介すると、みんな世界中の誰とでもつながるんである。ワタシとロナウドだってちゃんと6人でつながったし、中村俊輔にいたってはわずか4人でつながった。だから友人友人くらいでアルカイダにつながったとしても特に驚くことはない気もする。ていうか、そのアルカイダのメンバーは当然ビン・ラディンとも友人であろうから、法相的には「友人友人がアルカイダ」ってのは「友人友人友人がビン・ラディン」と敷衍することも可能なはずで、そんなふうに発言したらさらに物議を醸したかもしれん。国会で追及されたりしたら大変だ。 ●「友人友人友人がビン・ラディンなどという人物に大臣を任せられるでしょうか!」 「いや待て、そう言うあなたは大臣の友人ではないか。つまり友人の友

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    hrkntr 2007/10/30
    楽しいw
  • ウサワのテルミンmini、そして「村上春樹にご用心」 - CLASSICA - What's New!

    ●学研の「大人の科学マガジンVol.17」、なんと付録があの「テルミン」なのである。予約して即ゲット。日ようやく試してみたが、これはなかなか楽しい。もともと学研の「科学と学習」といえば、ワタシは「科学」派だ(なんの話かわからないあなたはきっと若者)。よくカブトエビ飼育セットとかラジオとか作ったよなあ……手先が不器用でことごとく失敗した気もするけど。 ●それが大人になって再会してみたら最古の電子楽器「テルミン」である。ちゃんと音が出た。ヒュイ~ンと唸る。まずは練習。ドーレーミ~。次回更新のクラジャン@日経パソコンPC Onlineのネタにしてしまおう。オススメ。 ●そうだ、先日ご紹介した新しい出版社アルテスパブリッシングの設立第1弾「村上春樹にご用心」(内田樹著)がついに発売されたのだった。スゴいっすよ。今見たら、Amazon.co.jp ランキングで74位」。あらゆるのなかでのトッ

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    hrkntr 2007/10/02
    僕も「科学」派。
  • ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭閉幕 - CLASSICA - What's New!

    ●忘れていたが5月6日は休日ダイヤだ。あれこれ片付けて、終電一瞬危ないかと思ったが無事帰宅。ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭閉幕。 ●で、来年のテーマについては公式レポートに掲載したエントリーをご参照いただければと。前からみんな書いてるけど「シューベルトと仲間たち」、しかし当初思っていたよりは幅広いなと。同時代に横に広がるのは予想通りとしても、ベリオの「レンダリング」とかハンス・ツェンダーの「冬の旅」とか、縦にも広がるとは。 ●あと公式レポのほうには書きそびれたけど、ルネ・マルタン氏は日人作曲家への新作委嘱もやりたいといっておりました。もちろんなんらかの形でシューベルトにインスパイアされたものってことなんだろうけど。例として挙げられていたのが、シューベルトの「鱒」と同じ編成(ピアノ五重奏だが第2ヴァイオリンがいなくてコントラバスが入る)で書いてもらうと、同じ演奏会で演奏できるとかい

  • サンタさんとサタンさんはちょっと似ている - CLASSICA - What's New!

    Googleまでハッピーホリデイとか正しすぎる言い替えをしていたようで、しかも日語訳としてカタカナ表記までしてくれていたのだが、わが日ではクリスマスは休日ではなく、ハッピーホリデイなんてコトバはおかしいだろう、そいつは仕事納めまでとっておけっと言いたくなったのだが、なんと一般暦的には三連休だったのであった、今年のクリスマス。いや待て、違うな。Googleが日語でハッピーホリデイと言っていたのは、天皇誕生日のことかも。 ●そして週が開けて月曜を迎えてみると、いきなり年内最終週である。うわ、ドタバタ、もうホントに年を越すことになるのか、今週で。Bダッシュで進め。 ●年末年始のクラシック音楽番組といえば、ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサートとウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの生中継。放送予定はリンク先のNHKへ。ジルヴェスター・コンサートは27日から2000年~2004

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    hrkntr 2005/12/27
    ジルベスター
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    hrkntr 2005/03/14