当たり前だと思っている「自由」だけど、実は流れに逆らってでも守らなきゃいけないもの、なのかもと考えさせられます。 コロンビア大学教授のティム・ウー氏が、書籍『The Master Switch: The Rise and Fall of Information Empires』を発表しました。その中でウー氏は、20世紀に生まれたさまざまな情報技術には、ある共通の「サイクル」が見られると主張しています。 彼によれば、革新的な情報技術は、誕生当初は誰もが自由に使えるのに、ある段階から市場をコントロールしようとする企業が現れます。やがて技術は中央集権化され、一部の企業が「マスタースイッチ」を握るような状態になってしまうのです。ウー氏は、オープンなプラットフォームと言われるインターネットも、実際はそんなサイクルの上にあるのではないかと問題提起しています。 ウー氏の指摘した「サイクル」は、たとえばア
グループディスカッションの練習をする学生たち。講師の加藤清紀さん(左)が見守る=東京都杉並区、宮沢写す 「超氷河期」とも言われる大学生の就職環境。何とか内定を得ようと必死の学生に、「就職支援」「内定」を掲げる塾が人気だ。個人経営はきめ細かい指導を売りにし、大手は保護者への働きかけも強めている。 11月下旬の平日午後8時。東京都杉並区の商店街の一角にある塾に大学生と大学院生計6人が集まった。通う大学はバラバラだ。小さな机を囲み、この日は「大学ノートの売り上げを2倍にする方法」について意見を出し合った。 近年、多くの企業が採用試験で使う「グループディスカッション」の練習風景だ。「お金を持っているおばさま向けにしよう」「韓流スターとのコラボは?」……。議論は30分ほど続いた。 議論を聴いていたのは加藤清紀さん(31)だ。肩書は「就職コンサルタント」。氷河期と言われた2002年に複数の内定
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