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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (38)

  • 経済を無理なく理解するにはどうしたら?(経済書ブックガイド2013秋)

    経済問題を最小の時間で、でも基礎体力をつけながら学んでいくにはどうしたらいいのか? 1)いいテキスト 2)いい教師(授業、講演などでの出会い)、3)適切な時間配分 4)無理しない これらのバランスが必要でしょう。ここでは主に1)の「いいテキスト」を紹介していきます。上から下にいくほどレベルアップ。 なんといっても小学生でも読める(でも大人が読んでも面白い)以下の二冊がやはり最も簡単な経済書の地位を依然としてキープしているでしょう。 新装版 レモンをお金にかえる法 作者: ルイズ・アームストロング,ビル・バッソ,佐和隆光出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/05/21メディア: 単行購入: 3人 クリック: 83回この商品を含むブログ (28件) を見る新装版 続・レモンをお金にかえる法 作者: ルイズ・アームストロング,ビル・バッソ,佐和隆光出版社/メーカー: 河出書房新社

    経済を無理なく理解するにはどうしたら?(経済書ブックガイド2013秋)
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    htktyo 2013/10/08
  • 日本をうたうー歌手saya論ー

    『正論』2013年7月号に掲載されたものの元原稿(誌掲載のものと一部異なります)。僕が書いた初めての経済学抜きの音楽評論でもあります。 - 日という国は、過去から現在まで、この地で生き、そして死んでいったもの、その思いと記憶が織りなす独自の“場所”なのではないか。生者と死者は、この場所で均しくともに、その定かならぬ運命をいまだ共にしているのではないか。saya のライブを初めて聴いたとき、私の抱いた感銘を拙く表現するとこうなる。 saya は、ジャズで鍛えたその歌唱力で、「蘇州夜曲」「宵待草」などの戦前のポップスや、数多くの唱歌、さらには石笛や祝詞などを交えた独自のオリジナル曲を発表してきた、真に独特な女性ボーカリストだ。 2012年の初夏。渋谷のジェイジーブラッドで、ジンライムの氷の溶けるのも忘れて、私は彼女の唄に魅せられた。それまで何度か、sayaが司会をつとめるネットテレビに出演

    日本をうたうー歌手saya論ー
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    htktyo 2013/08/19
  • マンデル・フレミングモデルの解説

    図はいま作成中 マンキューの『マクロ経済学』を利用してマンデル・フレミングモデルの簡単な説明をしておこう。 短期的な変動を扱う仕組みは、財市場と貨幣市場それを統合して経済全体のモデルを作っていくことで理解を深めることができる。マンデル・フレミングモデルでは財市場をIS曲線、貨幣市場をLM曲線で表現する。 いま小国開放経済の下で、完全な資の移動性が仮定されている。小国の利子率rは世界利子率r*に等しい。また当面、自国と他国の物価水準は一定と仮定しておく。 財市場:Y=C(Y-T)+I(r*)+G+NX(e) 総所得Y、消費C、投資I、政府購入G、純輸出NX。消費は可処分所得Y-Tの正の関数。投資は利子率の負の関数、純輸出は為替レートeと正の関数。物価水準が一定なので名目為替レートと実質為替レートを区別する必要はない。eが上昇(減価)すれば、輸出の増大と輸入の減少が生じる。その逆は逆。 所得

    マンデル・フレミングモデルの解説
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    htktyo 2013/08/19
  • リフレ政策を理解するための準備段階で読むべきマクロ経済学の教科書

    なんか長い題名だけど(笑)。ともかくマクロ経済学の教科書で自分の好みを以下に列挙。 マクロ経済学の基的なテキストとしては、個人的な好みとしては、ロバート・ゴードンの『現代マクロエコノミックス』上下巻がいい。労働市場で変化球(独自の見解)を投げてるので注意が必要だけどブランチャードの『マクロ経済学』上下も。両者は最新版の原書には日のことが書いていて、そこでは日の流動性の罠(ゼロ金利に直面している停滞状態)からの脱出法も説明されている。 笹倉和幸氏の『標準マクロ経済学』が基的な事項を詳細に説明していていい。ただし最先端の議論を教科書レベルで解説するには紙数の関係で上のゴードンやブランチャード、そのほか米国の教科書には譲るところがある(なのでリフレーション関係の説明はほぼないに等しい)。ただし大学生ならば2年生ぐらいまでにこの内容を確実に学んでおかないと先にすすむことは無理だろう。 浅田

    リフレ政策を理解するための準備段階で読むべきマクロ経済学の教科書
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    htktyo 2013/07/03
  • 内田樹他『脱グローバル論』

    安倍自民党や橋下維新の衆院選勝利によって、現代日にグローバリズムとナショナリズムの混淆態が「支配的イデオロギー」になったとして、今年の参議院選挙目前を期して公刊された書籍。橋下氏および橋下維新を特に批判の主眼においているともとれ、前大阪市長の平松邦夫氏の参加によってさらにその色彩が濃厚になっている政治的なメッセージの強いだ。 経済関係を中心にみれば駄であり、(中島岳志氏の)リフレ政策関係では誤解、間違いのオンパレードである。また内田樹氏の贈与経済論や小さいコミュニティ中心の経済の再構築も、既存の経済との関係が一方的に遮断されていて、彼の想念だけであれば面白いのかもしれないが、あまりにも現実感がない。現実感のない経済論を展開しながら、人にその自覚もない。また先ほども書いたが橋下氏への批判が顕著だが、他方で、内田氏の言説自身は、他者からの客観的な批判を十分に咀嚼してこなかた気がする。簡

    内田樹他『脱グローバル論』
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    htktyo 2013/07/01
  • ももいろクローバーZの経済学

    これはシノドスメールマガジンに寄稿した論説のうち、ももクロさんたちに関する部分だけを引用したもの。格的なアイドル経済学風(笑 4月12日に「ももクロ試練の七番勝負」というトークイベントに参加した。「ももクロ」こと、ももいろクローバーとは、2008年5月に結成された女性のグループタレントのことである。つまり僕はタレントのイベントに初参戦したわけである。以前もAKB48を含めて何人かのタレントの方々と一緒に仕事をしたことはあるが、さすがに職が地味な経済学者であるので、アイドルのイベント参加の経験はいままでなかった。僕の周りをみてもろくな助言者はいそうもないので(笑)、まったくのアウェイ感覚で会場入りした。 ところでももいろクローバーとは、2008年5月に結成された、スターダストプロモーション所属(所属レーベルはスターチャイルド)の平均年齢15歳台の“五人”組である。実はこの12日の前、10

    ももいろクローバーZの経済学
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    htktyo 2011/08/26
  • 2011-05-21 - Economics Lovers Live

    渋谷のユーロスペースの試写会に招待されて先んじて観に行きました。会場は絶対業界の人ばかりで、経済関係はたまたま会場で会った原田泰さんだけではなかったでしょうか。原田さんはここにも書いたけど映画論の訓練もうけてる格派です。 さて映画は原作からいくつかのテーマを採用して、全部で4編のドキュメンタリーぽい作品と幕間のわりと独立した作品とで構成されたオムニバスです。「ロシャンダが別名なら」は子どもの名前がどのような経済的な意味をもつのかもたないのかを扱った結構興味深い一編。日でも同種の研究がでれば面白いと思います(というかあるかも?)。この短編は、モーガン・スパーロック監督のもの。彼はあの『スーパーサイズ・ミー』の監督であり、この短編でも切れ味がするどい。パンフレットをみるといろいろドキュメンタリーをその後も撮っているようなので今度みてみたい気にさせる作品です。 次が日文化や社会(相撲、警

    2011-05-21 - Economics Lovers Live
  • 日本銀行、東日本大震災でも金融緩和事実上ゼロ対応

    銀行が経済学でいうこところの金融緩和をしているかどうかは極めて重要である。なぜなら経済学の基礎的な知見と最近の観察によれば、日銀行の金融政策の姿勢が、1)国内の消費、投資、雇用などに影響を与える、2)為替レートの動向に影響を与える(→円高にすすめば円高の利益よりも輸出企業、輸入競争企業へのダメージへ)、3)震災復興のために必要な日経済自身の体力の喪失につながるからだ。 金融緩和をしているかどうかは、簡単には日銀行のバランスシートの規模をみればわかる。バランスシートが拡大していれば金融緩和、縮小していれば金融引き締めと考えていい。リーマンショック後、世界中の先進国がバランスシートの急激な拡大をしていたのに、日銀行は「もとから規模が大きいので特に増やす必要はない」と言い切った。そのため他国にくらべて猛烈に景気・雇用が悪くなり、また円高が急激に進んだ。 今回の東日大震災でももちろん

    日本銀行、東日本大震災でも金融緩和事実上ゼロ対応
  • 『ゼロ年代の想像力』に掲げる「決断主義」は果たして「ニヒリズム」なのか

    この原書は1,2年前に読んだ。マンキューブログで取り上げられてたので関心もったんだけど、「真説」というほどのものも感じなかったし、まあ、手軽に読めるアダム・スミスの概説程度の感想しかなかった。それはそれで悪いことじゃない。いまはアダム・スミスの伝記でも気軽に読めるのは限られている。アダム・スミスの研究者たちはどう評価するのかわからないけど。アダム・スミス研究はそれこそ猛烈な勢いで進化してて、堂目さんの研究でも触れられているように行動経済学的なものや、あるいは市場の形成みたいな話(ある種の開発経済学や市場の不完全性をめぐるもの)としてスミスを再解釈する方がいまや「真説」ぽいのかもしれない。とりあえず学生用に図書館に購入してもらう。 真説 アダム・スミス その生涯と思想をたどる 作者: ジェイムズ・バカン,山岡洋一出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/06/25メディア: 単行

    『ゼロ年代の想像力』に掲げる「決断主義」は果たして「ニヒリズム」なのか
  • 松尾匡『不況は人災です!』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    していただきました。ありがとうございます。細部で、松尾さんらしい独特のこだわりがあり、松尾さんが大学の先生としての得た若い人たちとの交流や、地域経済との積極的なかかわりなどを通じて、見聞したことがベースにあるすぐれた経済政策論ですね。 おそらくリフレ派でも議論がわかれる、名目賃金の継時的上昇にコミットする政策、日銀の金融緩和によって得られたお金を社会保障分野にあてがう政策、現在時点の消費税減税(組み合わせで貯蓄課税)して将来増税などのアイディアは、僕はこのブログでも特に前二者は賛成してきました。最後の案については書はいくつかのバリエーションを提出しています。単なる消費税増税で景気回復などよりも数段、有益な政策提言が書にはあります。 ネットでの資源もフル活用なので、読んでいて思わず微笑するところも多いですね。非常に読みやすく、編集と著者の建設的なバトルの成果がよくでてます。 不況は人

    松尾匡『不況は人災です!』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 松原隆一郎「論壇時評」in『朝日新聞』

    1月25日月曜の朝日新聞の論壇時評は興味深いものだった。なぜならそこで松原隆一郎氏がデフレ論争をまとめており、その中核がデフレ問題については見解を同じくしている飯田泰之論説を批判しているからだ。直接の反論はひょっとしたら飯田さんが行うかもしれないので、私はむしろ松原氏のデフレ問題そのものの見解についていくつか注目しておきたい。 まず飯田論説を批判した後にそれに関連して以下のように彼は書いている。以下で松原氏が依拠している菊池らの発言はこのブログでもとりあげた『Voice』収録のものである。 「菊池(英博…引用者補遺)の見るところ問題の発端は、小泉以来の自公政権が、輸出にかかわる大企業を優遇したことにある。ゼロ金利によって円安誘導し、法人税と所得税を下げたのである。低金利は高齢家計を直撃し、財政赤字の穴埋めに消費税率が引き上げられて、それでも財政悪化したため公共投資と地方交付税交付金が削減さ

    松原隆一郎「論壇時評」in『朝日新聞』
  • 『このマンガを読め!』雑感 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    ちょっと気になっていたというか、最初読んだときに、「え? それはさすがにないだろう」と思ったことがあった。フリースタイルの『このマンガを読め! 2010』の最後の呉智英、いしかわじゅん、中野晴行の三者の対談を読んでの驚きであった。この中で、去年、復刊された手塚治虫の『新寶島』をめぐって三者の以下のやりとりがあった。 中野 三月は、『新寶島』の完全復刻版が出ました。 呉 マンガ界最大の封印作品のわりには、あんまり話題にならなかったような気がするね いしかわ たぶんみんな『新寶島』がいままで世に出てなかったことを知らなかった。名前だけは知ってるとか、マンガにちょっと興味のあるやつだったら、昔、手塚治虫がこういうものを描いたって知ってるんだけど、まさか世に出てなかったとは思ってなかった。 中野 講談社の全集版(一九八六年刊行)を描き直されたものじゃないってみんな思っていたようですよ。竹内一郎さん

    『このマンガを読め!』雑感 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 2009年今年読んで感銘したマンガ本ベスト10

    去年はこんな感じでしたhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20081220#p2。今年は去年の『劇画漂流』や『パノラマ』みたいな大作がなく小粒な感じでした。以下は順位不同で思いだした順番。今年は翻訳ものもあり。 ちなみに『このマンガを読め!2010』(フリースタイル)、『このマンガがすごい2010』(宝島社)を見ると、面白いことに『パノラマ島』は去年も今年もほぼ選外の扱いw。あと確率的には無理目なのは承知で、この二冊ででてきた人たちのベスト5と僕のベスト10で共通するものが多かった人を探したら、それはおしぐちたかし氏と高橋修氏。僕がベスト20までつくればもっと同じ趣味の人を見つけることができるかもしれないけど。あと川原和子さんから頂戴した『センスオブジェンダー マンガスペシャル』は川原・永山薫・金田淳子の座談が面白かった。というか暇なたわごととして傑出

    2009年今年読んで感銘したマンガ本ベスト10
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    htktyo 2009/12/27
  • 岩田規久男先生インタビュー「デフレを放置し続ける日本銀行は、もういらない」 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    月刊BOSSのインタビューです。Yahoo!で読めます。 http://column.onbiz.yahoo.co.jp/ny?c=bi_l&a=017-1256710553 岩田先生の現状への危機感が鮮明に表れています。ぜひ一読願います。 一部抜粋 ―― デフレを放置する日銀の考え方というのはどういうものですか。 岩田 それが日銀流理論です。 日銀流理論とは「日銀当座預金や日銀券の増減は民間の貸し出しの増減によって起きるものであって、日銀が直接統制に訴えることなしには日銀当座預金と日銀券の残高を金融政策によって操作することはできない」というものです。 つまり貨幣の流通量というのは民間の需要に基づくもので、中央銀行がコントロールすることはできないというのです。金融政策によってデフレを脱却することはできないと言っているに等しい。しかし民間の需要に合わせて貨幣の流通が決まるというのであれば、金

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  • 2009-11-20 - 政府はデフレ的状況と認識発言 - Economics Lovers Live

    菅直人経済財政担当相がデフレ的状況に日経済があるとの認識を示したというニュースを見た。90年代から今日まで二回目である。最初はバブル経済崩壊後、いったん景気回復したことで財政と金融で引き締めスタンスに移行したために経済が軟調になったところでアジア経済危機そのほか、そして格的なデフレ不況に。そして今回も似ていて03年以降数年にわたる景気回復の後に金融引き締めスタンスへ移行して経済が軟調なところに世界同時不況。 ところでこのブログを過去からよくご覧の方は、この00年代の景気回復と称される期間もずっと経済は実質デフレ状況にあったこと(コアコアインフレ率がマイナス、GDPデフレーターの低位推移など)を指摘してきた。確か若田部昌澄さんか中原伸之さんだったかが新聞のコメントで、いまから3年前のゼロ金利解除、量的緩和政策の終了時に、ちゃんと将来のリスクを織り込んで出口政策を採用したのかを日銀の問うて

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  • 就職内定率への注目 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    コメント欄に有意義なコメントをshuheiさんからいただきました。僕も最後に書かれてたことに近い感情(日銀潰した方がまし、とか)も抱きますが、ただあれそのままこのブログで掲載許可しちゃうと、このブログもさまざまな官公庁がみてるようなので足ひっぱられる可能性も排除できませんから、申し訳ないですが、その部分はカットさせていただきました。すみませんm()m。でもとても重要なコメントなのでエントリーをたててご紹介させてください。 shuhei はじめまして私は某大学の関係者です。おそらくそちらの大学でも同じでしょうが、今回学生の就職内定率の数字が出てショックを受けました。前年同時期比で大学、短大とも20パーセント以上の低下です(これでも全国平均に比べたらマシな方らしい)。サブプライムショックの去年も、「失われた10年」でも一年でここまで下がったことはありません。で夕刊を見たら日銀は「景気が上向いて

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  • 2009年上半期経済書ベスト3 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    もう今年も折り返しかあ。あと一日あるけれどもこの一両日は和書はたぶん読まないので以下で確定。 第1位 安達誠司『恐慌脱出』 相変わらず教えられることが多く話題が新しく刺激的 第2位 岩田規久男『世界同時不況』 岩田先生の次回作にも期待大だけど、高橋是清財政の教訓をストレートに活かす日銀による長期国債の直接引き受けとそれに基づく財政と金融政策の合わせ技は、世界で最も深いデフレ不況を迎えつつある日にとって最重要のメッセージ 第3位 長幸男『石橋湛山の経済思想』 いまこのときこそ石橋湛山のリフレーション政策が、政治外交的にも小国主義の基盤であり、また官僚主義を回避する自治の基礎でもあることをこのから学ぶ必要があるのではないか? 他にも、正直いって僕の『雇用大崩壊』もこの半年振り返るとわかりやすくていいぞ(笑)。駒村康平氏の『大貧困社会』は事実上の第4位。竹内薫氏と暗黒先生との『バカヤロー経済

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    htktyo 2009/06/30
  • 2008-03-31 - Economics Lovers Live

    明日から新年度。社会人は今日からでしょうか? アクセス数が昨日の夜から激減しているので新年度開始でさすがにネットでブログ遊覧というわけではないのでしょう。僕も明日から大学ですので、皆さんの新しい船出(船出しない人も)の無事を祈ります。 ところで新学期そうそうからネットで経済問題を中心に「だまされない」ための基書を以下のご案内。 まず原論はこの6冊でしょう。 1 飯田泰之『ダメな議論』 いま話題の毒餃子問題から財政赤字、年金問題など、ネットで流布する謬説にだまされない基的なリテラシー(この言葉僕は嫌いw でも学生の皆さんは馴れてるので使用)を提供する快著 ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書) 作者: 飯田泰之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/11/01メディア: 新書購入: 23人 クリック: 1,054回この商品を含むブログ (177件) を見る 2 ロバート・グ

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    htktyo 2009/06/17
  • 大澤聡「雑誌『経済往来』の履歴ー誌面構成と編集体制ー」 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    頂戴した『メディア史研究』に収録されていました。中村宗悦さんと私の旧稿にもふれていただきました。経済雑誌研究は、事実上研究分野の一大欠落を成していて、なかなか研究が進展していない分野ではないかと思います。ただ何年か周期で経済雑誌研究の盛り上がりがあるのも事実でして、大澤さんのご研究もそうでしょうし、手前味噌ですが、占領期の経済記事・雑誌研究をしている私たちのプロジェクトもそのひとつになるかと思います。大澤さんの論文では、『経済往来』という経済雑誌が、『日評論』という戦前の代表的な総合雑誌として変容していく過程を、編集サイドから実証的に分析することで、経済雑誌研究の分野でも(もちろん戦前の雑誌研究にも)欠けていた同誌の研究に手堅い貢献を行った、重要な分析だと思います。これからの基文献のひとつになるかと思います。 実は中村さんとの間で書いた経済雑誌『サラリーマン』についての単行用の草稿が

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  • [経済]150年進歩なし? - 2009-04-16 - Economics Lovers Live

    id:ITOKさんのmixi日記より 404 Blog Not Found:こら!たまには実証しろ!! <私が平気で無知をさらしているのは、私より「やってる」経済学者がまず見当たらないということもあります。その経済学の理論を元に、たいして稼いでない私より稼いだ経済学者ってどれくらいいらっしゃいます?あ、言っちゃった。> http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51200410.html すこし前のエントリーで話題になったみたいだけどid:kmori58さんの隠れ(笑)エントリーが気になってて、、これのことかと納得。 この書き込みから経済学と稼ぐことを等値するな、というのは簡単で、また事実そうなんだけど、ただこの種の経済学=利殖の学問 とみる見方は、かなり古くからある偏見。 どのくらい古くからあるかというと幕末もしくは明治の初めから死滅することなく

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