まさかの人選だ。8月3日召集の臨時国会で実施予定の安倍元首相の追悼演説について、自民党は甘利明前幹事長が行う方向で調整中だという。 甘利明氏「令和最短の幹事長」に…自民ナンバー2が小選挙区で初めて落選の衝撃! 過去、首相経験者が在職中に亡くなった場合、追悼演説は、野党第1党の党首や元首相が行っている。甘利は野党党首ではなく、首相経験者でもない。しかも、大臣室で業者から現ナマを受け取って批判を浴び、昨秋の衆院選では有権者からノーを突き付けられ落選(比例復活)している、“いわく付き”の人物である。さすがにSNSでは《甘利さんはあり得ないでしょう》といった声が上がっている。 野党からも「自民党のための追悼演説なのかと言わざるを得ない。慣例から逸脱している」(立憲民主党・西村智奈美幹事長)と批判が噴出。そもそも、国会で行われる演説の予定者を自民党が勝手に決めるなんて、国会の私物化もいいところだ。