来週、アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれる先住民族の権利などをテーマにした「先住民族世界会議」にアイヌ民族の代表が出席し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けたアイヌ民族の権利実現のための取り組みなどをアピールすることになりました。 「先住民族世界会議」は、国連総会の一環として各国の政府や先住民族の代表などが参加して初めて開かれ、現地時間の22日から2日間、先住民族の文化の保護や権利の実現について話し合います。日本からは、政府関係者やアイヌ民族を代表する北海道アイヌ協会の2人などが出席し、このうち阿部一司副理事長がアイヌの伝統衣装を着て演説を行うことになっています。 この中では、日本政府が東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年までにアイヌ民族に関する国立の博物館などを北海道内に整備する計画を進めていることに関連し、「6年前にようやく先住民族として認知され、