ニコラス・カーの新作、The Glass Cageを読み終えたところです。人間性を保ち、みんなが幸福になるには、どの程度の作業を機械に任せればいいのかをきちんと科学的に検証したノンフィクションです。最後にロバート・フロストの「草刈り」という詩を引用していてじーんときました。使いこなれた道具が自分の手足となるあの感覚、黙々と単純作業をしている時の集中力の心地よさは、曹洞宗が説くところの「只管打坐」にも通じるよなぁ、とか、アーミッシュの人たちは誰よりもテクノロジーが人間の生活をどう変えるか知っているんだろうなぁ、などと考えながら。 とまぁ、これは単なる私個人の感想なので、この本の内容についてはyomoyomoさんがもっとわかりやすいレビューを書いてくれています。 日本でも翻訳版が出たばかりだけど、タイトルが…『オートメーション・バカ』。前々作だかの『ネット・バカ』もひどかったけど、もうね…。こ
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