東京メトロ・丸ノ内線の池袋駅で業務にあたる職員(2013年7月12日撮影)。(c)AFP/Toru YAMANAKA 【9月24日 AFP】東京を縦横無尽に走る地下鉄ネットワークを前にしたら、慣れていない人は困惑して怖気づいてしまうかもしれない。 味気ない効率最優先の駅には、絶え間なくアナウンスが流れている。だがプラットホームにあふれ出てくる乗客も、車両にこれでもかと押し込まれる乗客も、そのアナウンスをまったく意に介していないようだ。1日に何千万人もが電車を利用する大都市。美しい光景ではないかもしれないが、ラッシュアワー時には乗客を押し込んででも乗せないと、東京の地下鉄が誇る時刻表どおりの発着ができず、この街は回らなくなる。 ■世界の都市にはまねできない「時間厳守」文化の賜物 路線は13本、総延長195キロに300駅近くが散らばる。ピーク時は2、3分ごとに電車がホームに入ってくる忙しさだ。