晩婚化のせいではない昨日、自民党の麻生副総裁が、「(少子化の)一番大きな理由は出産する時の女性の年齢が高齢化しているからです」などと発言し、少子化の最大の原因は晩婚化との見方を示したというニュースを見かけた。 「少子化は晩婚化のせいである」という言説は、一部の識者も言っているが、これは正しくはない。晩婚化など起きていないのである。 確かに平均初婚年齢の推移をみれば、皆婚時代だった1980年には夫27.8歳、妻25.2歳だったのに対して、2020年には夫31.0歳、妻29.4歳となっており、これだけ見れば、晩婚化していると思うかもしれない。しかし、それだけで晩婚化と断ずるのはあまりに短絡的である。 晩婚化としてしまうと「初婚の年齢が後ろ倒しになったので、いずれ結婚はするだろう」という安易な誤解を招く。 百歩譲って「晩婚化」はあったとしよう。しかし、「晩婚化」は少子化の直接な原因ではなく、むし
東京では鉄道会社の相互乗り入れが進み、移動が便利になった。日本女子大学の細川幸一教授は「利便性は向上したのに、東京の鉄道運賃は高い。鉄道事業者の料金体系はバラバラで、利用者は乗り換えるたびに新たな運賃を各社に支払わなければいけない」という――。 東京の鉄道運賃が高いと言える理由 首都圏の鉄道を利用していると急速にバリアフリーが進んでいることを実感する。エレベーターやエスカレーターの設置が進み、お年寄りや障害のある人の鉄道利用もだいぶ容易になった。 また、相互乗り入れも増え、乗り換えが不要になるケースも増えた。例えば、東京メトロ副都心線の開通で西武池袋線・東武東上線方面と東京メトロ、東急東横線、みなとみらい線(横浜高速鉄道)が一本でつながった。 一方で、日本の鉄道運賃で問題となるのは、運賃のバリアだ。 「失われた30年」で日本は物価の安い国という評価が定着してきた。円安もあって海外の旅行者が
東京都立高校の入試で活用される英語のスピーキングテストの結果が公表されました。グローバル人材の育成を目指して2022年11月に全国で初めて実施され、採点結果に応じて6段階で評価される仕組みです。評価の内訳や解答データの開示などについてまとめました。 都立高校の入試で「話す力」をはかろうという英語のスピーキングテストは2022年11月27日、都内197か所の会場で実施され、2回に分けて15分程度、解答の音声を録音する形で行われました。 音声データは教育サービスの大手企業を通じてフィリピンに送られ、現地の英語の指導資格を持つ講師が採点する流れになっています。 実施結果 最も高い評価は約16% 都は1月12日、このテストの実施結果について定例の教育委員会で公表しました。テストは採点結果に応じて6段階で評価される仕組みです。 100から80までがA、79から65までがB、64から50までがC、49
2023〜24年度の生活保護費について、厚生労働省が、世帯構成別に据え置きか増額の方針を決めた。物価高を考慮したという。ただ、それに先立ち、生活保護の基準見直しを議論した同省の部会では、多くの世帯で引き下げにつながりかねない検証結果が出ていた。弁護士ら支援団体は、検証方法を改めるよう求めている。社会保障の「最後のとりで」とされる生活保護の基準は、どうあるべきか。(中山岳) 「年明けから、よく買うもやしが1袋当たり10円ほど値上がりした。安いお店を回ることも体力的にできなくなってきている」。大阪市旭区の小寺アイ子さん(78)は、物価高のつらさを口にする。心臓や肝臓などの病気を患ったことをきっかけに、13年から生活保護を受けている。受給額は月約11万円。ここから家賃4万3000円や、食費、光熱費などをまかなうため、生活のゆとりは全くない。 電気代を節約するため日中は照明をつけず、エアコンの暖房
【台湾・日本編①】互いにひかれ合う、台湾人女性のアンバーと日本人女性のトモ。同性婚が認められる台湾で同居を始めた二人を待ち受けていたのは。 日本人女性のトモさん(29)と恋人の台湾人女性のアンバーさん(30)を知ったのは、2022年8月でした。 台湾での同性婚の法制化に大きな役割を果たしたNGO「台湾伴侶権益推動(推進)聯盟」が開いた記者会見で、自らの境遇を語った2人の凜(りん)とした姿に魅せられました。 それは、性の多様性への社会の理解が進む台湾ではありますが、家族や友人の前で自身が同性愛者だと話すことと、メディアの前で語ることでは、越えなければならない心理的なハードルが異なると考えていたためです。 2人が会見で訴えたのは、同性婚が認められていながら、同性カップルの国際結婚には制限があるという台湾の制度の改正でした。台湾に住む2人が働きかける先として、台湾の行政当局を選んだのは当然です。
自民党の麻生太郎副総裁は15日、福岡県飯塚市であった国政報告会で「原発で死亡事故が起きた例がどれくらいあるか調べてみたが、ゼロです」と述べた。関西電力美浜原発(福井県)で計11人が死傷した蒸気噴出事故などが起きており、発言の真意を問う声が上がりそうだ。 ▶麻生氏「増税含め国民は評価」 麻生氏は、国政課題の一つとしてエネルギー問題を挙げ、太陽光などの再生可能エネルギーは安定的な供給が難しいと指摘。その上で「(原子力は)最も安くて安全。原子力と原子爆弾の区別がついていない人もおられ、原発は危ないと言う人もいる」として、原発の活用を訴える中で「事故ゼロ」に言及した。 2004年8月の美浜の事故では、蒸気を浴びた点検準備中の作業員5人が死亡、6人が重軽傷を負った。東京電力福島第1原発事故では、収束作業に従事していた男性が肺がんを発症し死亡。その後、労災認定されている。 (坂井彰太、坂本公司)
エコーニュース>外信>Twitterジャパン 特定ユーザー対象の新たな「検索妨害」が存在か 「受け手ターゲット」でシャドウバンより巧妙なSNSジャミング Twitterジャパン 特定ユーザー対象の新たな「検索妨害」が存在か 「受け手ターゲット」でシャドウバンより巧妙なSNSジャミング ツイッターで、「検索妨害」(仮称)と呼ぶべき情報操作が、行われている疑いが一部ユーザーの指摘で分かった。 (指摘を行っていたアカウントのツイートを日本からアクセスして調べたもの。何も表示されない) まず、Twitterではいわゆる「シャドウ・バン」と呼ばれる現象(あるいは操作)が行われていたことが言われているが、これと今回の「検索妨害」は別物なので少し前提としてシャドウバン(リンク先は日本語として、まとまっているギガジンの記事)について触れたい。 すなわち、シャドウバンとは特定アカウントの発信内容を、すでにフ
スマートフォンでサイトやアプリを開くと、性的な描写のある漫画や容姿のコンプレックスをあおる化粧品などのインターネット広告が目に飛び込んでくることがある。民間の自主規制機関・日本広告審査機構(JARO)には「気持ち悪い」「不快だ」といった苦情が相次いでおり、大手IT企業でも不適切な広告の配信を制限する動きが出ている。こうしたネット広告が消えない事情を探った。 育児ブログに裸の男女 2歳の長男と暮らす東京都内の女性(31)は2022年11月中旬、2カ月前に開設したばかりの自身のブログをスマホで見て驚いた。子育ての話題が中心で、長男が走ったりジャンプしたりできるようになった成長の喜びをつづってきた。そんな内容の投稿と一緒に視界に入ってきたのは、裸の男女が描かれた漫画の広告だった。 感想などを書き込むためのコメント欄には、読者から「子育てのブログなのに、なぜ性的な広告を出すのか」という指摘があった
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