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卒論を読んでコメントをつけて返すという仕事をしている。 疲れる。 ほとんど同じことをどの学生についても書いているからである。 「出典の書誌情報を明記しなさい」 この二年間、ことあるごとにゼミで言っているのだが、ほとんどの学生はそのほんとうの意味は理解していない。 それをたぶん「ズルをしてはいけません」という警告のように聴いているのだろうと思う。 「カンニングするな」とか「授業中私語をするな」とか「教室でカップ麺を食べるな」というような注意と同列のものだと、たぶん思っている。 しているところを見つかったら叱られるけれど、見つからなければどうってことない、とたぶん思っている。 それでいったい誰が困るというのよ、とたぶん思っている(キムチ味のラーメン臭が教室に漂っていると、次の授業に教室を使うものは苦しむぞ)。 自己利益の追求を優先させることは悪いことではない、と教えられてきたからである。 自己
先進国の学生を対象にした学習到達度調査(PISA)において、毎回上位にランクインし「学力世界一」と名高い国「フィンランド」。そのフィンランドの小学生が考えたとある「ルール」が、今話題を呼んでいます。 ▽ フィンランドの5年生が作った議論のルール 負けまいとする心でしょう! 「負けまいとする心でしょう!」というブログで取り上げられた、『図解 フィンランド・メソッド入門』という本。この中でフィンランドの小学5年生が作ったとされる10個の「議論のルール」が紹介されているそうです。気になるそのルールは以下の通り。 1. 他人の発言をさえぎらない 2. 話すときは、だらだらとしゃべらない 3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない 4. わからないことがあったら、すぐに質問する 5. 話を聞くときは、話している人の目を見る 6. 話を聞くときは、他のことをしない 7. 最後まで、きちんと話を聞く 8.
先日フレデリック・ダグラスの話を書いた(問い:何故学ぶのか? → 答え:自由になるため 読書猿Classic: between / beyond readers )ので、ネットで探していたら、彼の演説集の朗読(さすがに本人の録音はない)を見つけた。 フレデリック・ダグラス – A Speech to the People of Rochester, New York on the Hypocrisy of Slavery (mp3 download)。 辺りを見回すと、英語で聞ける世界の名作の山だったので紹介する。 Free Audio Books: Download Great Books for Free http://www.openculture.com/freeaudiobooks 紹介作品はとにかく全部を並べてみた。 著者名を仮名に、作品名を日本語にしてリストにしたが、完全では
四回生たちに卒論中間発表の「心得」をメールで送信した。 学生にむかって「卒論とは何か」ということを書くのも、これが最後の機会であるので、記念にそれを転載することにした。 うちのゼミ生に限らず、「卒論って、どうやって書けばいいんだろう・・・」と困っている学生諸君の一助になればと思う。 みなさまへ「卒論中間発表の心得」 暑いですね。ぼくも暑さと忙しさで死にそうです。 みなさんも就活やバイトやら旅行やらでたいそうお忙しい夏休みをお過ごしのことと思いますが、「卒論」というものがあることを忘れてはいけません。 卒論中間発表について、ご連絡いたしますので、熟読玩味してください。 (1)とき: (2)ところ: (3)用意するもの:草稿、ハンドアウト(19枚) (4)草稿について:字数:6000〜8000字(音読して15〜20分) 必ず書かなければいけないことは 「タイトル」 「目次」 「序章」:ここでは
→紀伊國屋書店で購入 「アメリカの政治理論のよくできた見取り図」 この書物は『現代政治理論』と題されてはいるが、あまり正確ではないかもしれない。あくまでも英米の、というよりもアメリカの政治理論の分析と考察なのである。フランスの政治理論もドイツの政治理論もほとんど視野に入っていない。しかしローカルなだけに、アメリカの論争については、きわめて詳細に分析されている。 アメリカではロールズが『正義論』を発表したことで、政治哲学に関する議論が急に活発になった。この書物でもこれを避けて通ることができないために、第二章で功利主義、第三章でロールズとドゥオーキンの「リベラルな平等」理論、第四章でノージックなどのリバタリアニズム、第五章でマルクス主義、第六章でサンデル、ウォルツァー、マッキンタイヤ、ベル、テイラーなどのコミュニタリアニズムと、さまざまな議論を紹介している。 すでに有名になった論争だが、本書は
米国のミシガン大学図書館は、1988年から20年以上更新されていなかった1250万点のカード目録を、2010年3月8日に図書館から撤去するとのことです。図書館長のクーラント氏は、「カード目録がなくなってしまうのは悲しい。一つの時代の終わりであるが、先に進む時だ」とコメントしています。空いた場所は学生の学習用スペースになるとのことです。カード目録は大学の財産処分で売却にかけられるとのことで、クーラント氏は、「自分の家に置くスペースがあれば、一つ買い取りたい」としています。なお、ミシガン州とミシガン大学に関するカード目録は資料として残されるとのことで、将来の学生がコンピュータ以前の検索方法を学ぶために使用されるかもしれない、とのことです。 University of Michigan Library to bid farewell to card catalogs(2010/2/28付けAnn
@バンクーバー バックナンバー スポーツ後進国 日本2010年2月23日17時8分 僕はこれまで本当に多くの方にお世話になった。地元の方々、応援してくださった皆様、用具の面倒を見てくださる方、日本オリンピック委員会(JOC)の皆さん。すべての人の支えがあって、4大会連続五輪出場、金、銀、銅メダルの獲得があった。 不遜(ふそん)かもしれないが、申し送りをしておきたいことがある。少し、厳しい言い方になる。が、聞いていただければ幸いだ。 日本はまだまだスポーツ後進国というしかない。五輪の期間中、国中が注目しメダルの数を要求される。選手が責任を感じるのは当然だが、ノルマを課せられているような感じにもなる。それまでの4年間のフォローを国やJOCはきちんとしてきたのだろうか。 政府の事業仕分けが行われ、スポーツ予算は削られる方向になった。全体的な削減は仕方がないとしても、仕分けの仕方は適切だろうか。
英国図書館(BL)が所蔵する19世紀の小説コレクションをAmazon.com社の電子書籍リーダー“Kindle”向けに無料で提供する計画があると報じられています。2010年春から65,000冊以上のコレクションが利用可能になるとのことです。英国政府からの1億ポンドの交付金の他に、Microsoft社が資金援助を行っているようです。 British Library to offer free ebook downloads(Times Online 2010/2/7付けの記事) http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/article7017899.ece
「本当にわかってくれたのかな?」教師なら、誰もが不安に思うこと。 「わからない人は質問して下さい」という問いは本当に意味があるか? - tate-lab リンク先の記事の通り、「わからない人は質問して下さい」と問うのは、あまり意味がない。個々の学生の理解度を確認したいなら、やはり試験を行うべきです。 小レポートの書かせ方(2008-05-27)という記事を、以前に書きました。ただ単に講義の感想を書かせると、講義の内容を全否定する意見を書いた学生が「講義の内容を理解した上で、観点や価値観の違いから賛同しない」のか「単に誤解しているだけ」なのか、よくわからない。そこで、出題に工夫が必要になる、という内容です。 福耳さんは、感想文を、まず理解度チェックに使いたい。その上で、個人的な体験や価値観に基づくプラスアルファにも大いに期待しています。 私なら、このようにいいます。 授業の最後に、いま配布し
2008年03月01日15:45 カテゴリArt 私はこうしてクビを切りました これ、定性的には事実なのかも知れないけど、定量的に事実かというと、給与を出す立場だった私からみてもYesとは言いがたい。 就職氷河期と資本主義 - FIFTH EDITION なんでかって話になるんだけど、まず、マクロな話になるんで、退屈な話かもしれないけど、日本って、正社員を簡単に解雇できないのよ。労働法の関係上、簡単に首切れない。 カバチタレ! 青木雄二 / 田島隆 / 東風孝広 労働法上はどうなのよ、というのは、「労働法のキモが2時間でわかる本」の第11章を読んでもらうことにして、また実のところそれがどう活用されるのかというのは「カバチタレ!」の第一話を見てもらうことにして(どちらも広島に縁があるってのは偶然?)、ここでは実際に私がクビにした時の実例をお話することにします。 このケースでは厳密には解雇した
少し前に、OECDが先進国の高等教育の財政的持続可能性について警鐘を鳴らす報告書を出しました。 (http://www.zam.go.jp/n00/pdf/nh001002.pdf) グローバリゼーションの進展とともに、先進国では高等教育や研究開発の重要性が一層高まっています。国内で新しい富を生み出す産業を創出したり、あるいは国民の労働能力を高め、多国籍企業を引きつけ、雇用を創出する必要があるからです。 しかし他方でグローバリゼーションは国の税収を不安定にし、高等教育予算を削減せざるをえなくします。多国籍企業が国内拠点や雇用を削減したり、租税(ひき下げ)競争をもたらす可能性があるからです。 結果生じるのは、財政資金の投入を抑制あるいは削減しつつ、高等教育機関の能力をフルに引き出すための競争原理導入、市場主義的な方向での高等教育再編です。 報告書はこのような現状に、政府サ
1. 私の資料室 みんなの資料広場HAPPYCAMPUS レポート売買サイト ここまで来てるんやね 過去ログ〔レポート課題の出し方(2005-09-10)〕にリンクしても読む人があまりいないから、何度でも同じことを書こうかと思う。 コピペレポート対策の3ステップ とても簡単です。 教官のロゴ入りなど「特殊なレポート用紙」を配布する 「手書き」を必須とする レポートの「行数を指定」する 学生が楽して何も身につかないことを恐れているわけだから、「特殊なレポート用紙」でフォーマットを指定、「手書き」の手間をかけさせ、「行数を指定」し要約や水増しを不可避とすればよい。 「紙をなくした」場合は研究室へ取りにくるよう指示。「プリンタ出力」は零点にする、障害ゆえに手書きが困難な学生は必ず事前に申し出なさい、と言明。「指定行数違反」は1行につき20点ずつ減点する、と説明。ちゃんと下書きして、文字数・行数を
不正問題などを受け学力テストのあり方について検討していた東京都足立区教育委員会の学力調査委員会(委員長・高木直樹区教委事務局次長)は二十六日、同区がこれまで実施してきた小中学校の学力テスト結果の学校ごとの順位公表や、成績で学校間の予算に差をつける方針をとりやめることを盛り込んだ報告書をまとめました。 報告書は二十八日に斎藤幸枝教育長に提出し、十月一日の区教育委員会で新方針を決定します。 同区の学力テストをめぐって、保護者の了承をえずに三人の児童の答案を採点の対象から外したり、誤答を指さすなどの不正が明らかになっています。また、区独自の学力テストの結果を学校ごとに順位をつけて公表、今年度から成績のよかった学校に予算を多く配分する方針を強行し、保護者や教育関係者から強い批判があがっていました。 学力調査委員会では、不正の発覚をうけ、外部委員を入れて学力テストの見直しを検討してきました。報告書は
日野原重明さんといえば、96歳の高齢でありながら、まだ現役同様に活動されている超一流の医師であることは、すでに周知のところです。 私は、最近の「全国革新懇ニュース」に出ていたインタビュー記事を見て、この日野原さんが「憲法を守り、軍隊のない独立国家」になることを、情熱をこめて語っておられるのを見て、その確信的な情熱に強い同感と感動を覚えました。その指摘のいくつかを紹介しておきます。 第1に、先の参議院選挙で自民党が大敗したことはよかったとした上で、憲法を変えるかどうかを最終的に決めるのは国民であり、安倍内閣の改憲の狙いはアメリカと一緒に地球のどこかで起こる戦争に従事することであり、今こそ改憲阻止の運動を進めることが大事ですといわれています。 第2に、日本が日中戦争という誤った戦争によって、近隣諸国に大きな惨禍をもたらしたことを僕らは知っているから、「あれはもう過去のことで、なかったことだ」な
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