The Economist 1845年創刊の英国の有力経済誌で、特に経済、国際政治に関して世界的に権威のある媒体とされる。知識層からの信頼が厚く、歴史観と見識に富んだ鋭い分析、オピニオン記事に定評がある。世界発行部数は約130万部。 金融危機が世界を揺るがし、国際政治、安全保障の枠組みも大きく変わりつつある。そんな激動の時代にあって識者からも頼りにされるのが英エコノミスト誌の見識。このコラムでは、最新号から毎週5本お届けする。 >>「The Economist」の記事一覧 (英エコノミスト誌 2009年9月5日号) 中国は建国60周年の節目を、新たな抑圧で祝う。 西側諸国では、多くの人が60歳で引退する。中国共産党は今なお強健だ。そして、強健こそ、まさにぴったりの言葉である。ある有力紙は、共産主義国家建国60周年を記念して10月1日に北京で行われる大規模な軍事パレードは、世界的な金融